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第470話

Author: 花辞樹(かじじゅ)
源造は彼女を睨みつけた。老いてなお鋭い眼光には、底知れぬ凄みが宿っている。「なるほど、名案だ。……ならば、お前の望み通りにしてやろう!」

雪華は高みの見物を決め込んでいたが、次の瞬間、武装した警護員二名が大股でこちらへ向かってくるのを見て凍りついた。彼らは有無を言わさず雪華の両脇を抱え上げ、出口へと引きずっていくではないか。

「お母さんっ……!」慌てて姿月が声を上げる。「児玉おじい様、一体何のご冗談ですか!?」

雪華は必死に身をよじり、半狂乱で喚き散らす。「源造様!なぜ私なのです?偽物であなたを騙そうとしたのは、あの穂坂景凪とかいう卑しい女……ギャッ!!」

警護員の手加減のない平手打ちが、彼女の唇を容赦なく襲った。鈍い音がし、鮮血が飛び散る。

止めに入ろうと立ち上がりかけていた深雲も、その光景に唖然として足を止めた。

源造は冷徹に言い放った。「今日、ここへ集ってくれた者は皆、大切な客人として遇するつもりだ。だが、これ以上、穂坂さんを愚弄する者がいるならば、容赦はせんぞ」

会場は水を打ったように静まり返った。

それゆえに、外から聞こえてくる雪華の断末魔のような悲鳴がいっそ
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