บททั้งหมดของ (改訂版)夜勤族の妄想物語: บทที่ 621 - บทที่ 630

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7. 「異世界ほのぼの日記3」119

-119 菓子職人と副店長の共通の知人- 自分が取った行動により初めて会ったばかりで挨拶も出来ていない店の副店長が取ろうとしていたとんでもない行動を必死に制止したピクシーは、改めてシェフ帽を脱いでオーナーシェフ達に自己紹介すべきだと一歩前へ出る事にした。オラ「宝田副店長、申し遅れました。数日前にこの店のパティシエとして雇用されたシルフのオラ・マイヤーと申します。まだ試用期間のひよっ子ですが、宜しくお願い申し上げます。」 あらまぁ、これはご丁寧な事。ただピクシーではなくシルフだったのね、失礼しました。オラ「そうですよ、誰が自分の事をピクシーだって言ったんですか。」 ホルのお姉さんとお伺いいたしましたのでつい・・・、大変失礼致しました。オラ「まぁ・・・、大差がある訳ではないですからね。気にしないで下さい。」 あら、俺の事を気遣ってくれる人がいたとはね。こんなに嬉しい事は初めてですよ。真希子「オラちゃんだっけ?茶々を入れて来るだけの奴は置いといて、取り敢えず貴女について聞いても良いかい?」オラ「勿論です、私に答えることが出来る範囲なら何でも聞いて下さい。」 真希子はナルリスにオラの履歴書を借りて目を通し始めた、まさか改めて面接でもするつもりなんだろうか。ナルリス「真希子さん、もう採用にしちゃったんですが何が不安なんですか?」真希子「いや、個人的に聞きたい事があったんだよ。勿論、採用を取り消すなんて事はしない(と言うか出来ない)から安心しておくれ。」ナルリス「個人的に・・・、ですか・・・。」 空いた口が塞がらないオーナーシェフの横で履歴書を見ながらオラの作ったスイーツを一口食べた真希子、何を聞こうとしているのだろうか。真希子「うん・・・、うん・・・、この味・・・。履歴書にも書いてある通りだね、ナル君、この子大物になるよ。」ナルリス「えっ?!どう言う事ですか?!」 目を丸くさせるナルリスをよそに、改めてオラの目を見て質問する真希子。真希子「オラちゃん、ヘルクは元気かい?」オラ「えっ?!どうして師匠の名前を?!」真希子「あんたの作ったこのスイーツに使われているカスタードクリーム、これはヘルクが独自開発した物のはずだ。あの子はカスタードクリームを作る際にバニラビーンズを多めに入れるからね、口に残る風味の強さが特徴的なんだよ。」 ピク・・
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7. 「異世界ほのぼの日記3」120

-120 師匠から守が学ぼうとした事- 真希子は先程まで結愛が弾き語りをしていたピアノに向かってオラの師匠らしき名前をずっと呼んでいた、しかし守達も同じ方向を見ていたが影一つ見当たらなかった。真希子「ヘルク、あんたも性格が悪いね。いつも都合が悪くなったら出て来やしないその癖直した方が良いんじゃないのかい?今なら許してやるから出てきたらどうなんだ。」 いくら真希子が声を掛けても反応する者は誰もいない。守「母ちゃん、ずっと独り言を言ってないで食事に戻ろうよ。本当に来ていないんじゃないの?その・・・、ヘルクって人。」真希子「いいや、私には分かるのさ。昔っからずっとだからね、何度あの子に困らされた事か。」 真希子の口調からして、どうやらヘルクと真希子は知り合い同士の様だ。オラ「「昔っから」って、副店長は師匠の事をご存知なんですか?」真希子「知ってるも何も・・・。」 真希子はオラの質問に答えながらゆっくりと立ち上がり、他に誰もいないピアノの近くで自分より少し背の高い人間の肩に手を乗せる様な仕草をした。真希子「私がこの子の師匠だからね。」 するとどうだろう、誰もいなかったはずの真希子の前に1人の男性が突然現れたではないか。話の流れから、この男性がオラの師匠のヘルクらしい。ヘルク「し・・・、師匠・・・。お、お久し振りです。お元気でしたか?」真希子「何が「お元気でしたか?」だい、都合が悪くなったり恥ずかしくなったらすぐ『透明化』するのをやめろと何回言えば分かるのさ。」ヘルク「す・・・、すみません。ただ弟子の事が心配で見に来ていただけなんですよ、しかし私がいると分かると本人が妙に気を遣ってしまうと思ったんで仕方なかったんです。」真希子「嘘言わないの・・・、ほら、ポケットの中身を出しな!!」 真希子はヘルクにプロレス技をかけた、しかしポケットからは何も出てこない。真希子「光ちゃん、ちょっと手伝ってくれるかい?きっとあんたも関係する事だと思うんだ、良かったら好美ちゃんも頼めるかい?」 2人は顔を赤らめながら真希子の手伝いを始めた、嫌な予感がしたのかいつも守にかける時の倍の力でかけていたのでヘルクのポケットから溢れんばかりのポラロイド写真が出て来た。それを見た3人はヘルクにビンタをしていた。3人「あんた最低!!」 そう、ヘルクは自分の能力を利用して
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7. 「異世界ほのぼの日記3」121

-121 改めて聞かせて欲しい- 先程とは全く別の理由で顔を赤らめる好美、この世界でトップクラスの高層マンションの大家の様子から早くも酔いが冷めてしまったのが見て取れた。 そんな中、真希子によるプロレス技と冷静だったナルリスによる通報によりネフェテルサ王国警察の署員達がヘルクの逮捕の為に駆け付けた。確かに何でもありの世界ではあるが、祝いの席で逮捕者を出す様な騒ぎは流石に勘弁して欲しい。 駆け付けた署員の中に、偶然だが遅れながらも宴に参加する為にレストランへと向かっていた希の姿があった。希「宴を楽しみにしていたのに、君は何て事をしてくれたんだ。」 希はため息を深く吐きながら盗撮犯の目を見て声を掛けていた。希「やっと仕事が一段落したからゆっくり出来ると思ってたのに、これじゃ職場に逆戻りじゃないか。」ヘルク「すみません・・・、取調室でカツ丼でも奢りますので許して下さい。」希「馬鹿野郎、カツ丼を買うのはこっちの仕事なんだよ!!」 中々酒にありつけない所為か苛立っているのが見え見えの署長、やはり警察官の仕事は決して楽な物では無いらしい。 一方その傍らでは好美が守に究極の2択を迫っていた、返答によっては守の今後が左右すると言っても過言では無い位の物だった。好美「ねぇ、守はこれからどうしたい訳?私と結婚したいと思ってる?」 好美の表情からこの質問が冗談ではない事を汲み取った守は固唾を飲みながら深く考えた、ただ以前も同様の言い争いをしていた様な気がするが今回は母である真希子がいる前だ。真摯に答えないといけないという事はその場にいた全員が分かっていた様だ。守「その前に改めて謝罪したい事が有る、1度だけではなく2度も好美の事を裏切ってしまった事だ。本当に申し訳ない・・・。」好美「何よ今更、もうその事は良いって言ってんじゃない。」 好美は自分も結愛を通して元の世界での守の様子を覗き見ていた事を悪く思っていたので、守が自分の目の前で圭と口づけを交わした事やはとこの真帆と一時付き合っていた事を水に流す方向に持って行っていたのだ。好美「それで?守はどうしたい訳?今の守の気持ちを聞かせて欲しいんだけど。」 好美の質問を聞いた守は深く息を吸い込んでゆっくりと吐くと、目を強く閉じて答え始めた。守「俺は・・・。」結愛「ちょっと待った!!」 突然守の発言を結愛が
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7. 「異世界ほのぼの日記3」122

-122 パティシエの未来とやっと完成した新社屋- 色々と騒ぎはあったものの最終的に温かな雰囲気に包まれながら祝いの宴が終わってから数日が経った、師匠の逮捕により心中でだが路頭に迷ったオラを救ったのはやはり副店長の真希子だった。真希子「どうだろうオラちゃん、師匠のそのまた師匠の下で働きながらスイーツの勉強をしてみないかい?文句があるなら何でも受け付けるよ。」 自らの師が目の前の恩人から学んだという事を考慮に入れると自分も是非学んでみたいという意欲が湧いて来る、逆に文句なんてどうしてあると思うのだろうか。オラ「これ以上に嬉しい事はありません、宜しくお願いします。」 オラは深々と頭を下げながら泣いていた、救われた様な気分がしてならなかったからだ。真希子「何だい、泣くような事じゃないだろう全く。」オラ「だって私の師匠っていつの間にか厨房からいなくなって覗きや盗撮ばっかりしていたんですよ、それに私だって被害に遭っていた事もあるんです。」 流している涙がどんどん大粒の物になっていくオラを優しく抱く真希子、それは上司ではなくまるで母親として包んでいる様にも見えた。真希子「大丈夫、あんたは何も悪くないんだ。自分でも「被害に遭っていた」って言ってたじゃないか、これからは安心して勉強して良いんだよ。それと私の事は「真希子」、若しくは「おば様」で良いからね。」 あれ?既視感があるのは気の所為か?もしかして結愛も同様の事があったから「おば様」と呼んでいるのか(義弘による「最悪の高校時代」を除いて)? そんな中、やっと出来上がった新社屋の前で貝塚運送の開業式が開かれていた。真希子の突然の申し出にも関わらず、その意図を汲んだ結愛により業務用の軽トラが数台導入されていた事は言うまでもない。勿論その場には車両整備担当(兼社長秘書)に任命されたヒドゥラや入社してすぐに主任の籍に就く事になった美麗がいた。急なお願いだったが結愛に信頼されている事を再認識した美麗の表情からは他の者以上のやる気が感じ取れるようだった、因みに一般社員として働く社員たちの制服は灰色のジャンパーだったが結愛の遊び心でヒドゥラは赤いつなぎで美麗は青いチャイナ服であった。美麗は自分達の服装を見て結愛に『念話』を飛ばした。美麗(念話)「ねぇ結愛、私達だけ何か浮いてない?」ヒドゥラ(念話)「そうですよ、社長
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7. 「異世界ほのぼの日記3」123

-123 酒で結ばれた社長と店長達- 堅苦しい事が苦手な割には先程新たな社屋前での開業式にて社長として立派に挨拶をしていた結愛は大好物の餃子と炒飯を頬張りながら店長達に尋ねたい事があった、ただ先程注文していたのは拉麵と炒飯だけだった様な気がするが気のせいだろうか。結愛「あれだ・・・、セットにした方が安くなるんだよ。最近始めたサービスらしくてよ・・・。」 ランチタイム限定だが拉麵・炒飯セットには餃子が3個付いて来る様になったそうだ、最近始まったサービスの割には結構普通である。まぁ、元々麺料理や居酒屋メニューを重視してメニューを考えて出していたので仕方が無い事か。デルア「そう言えばお前、さっき俺らに何か聞こうとしていたんじゃねぇのか?」 3人の様子を見ていて今のデルアの物もそうだがイャンダ達の結愛に対する態度は決して客に対する者では無いなと思っていると実は本人達は友人同士で、どうやら好美のマンションの下層階を貝塚学園の寮として利用する契約を交わし終えた結愛が数日後にこの店にふらっと立ち寄った時から交友関係が始まっていた様だ。今では3人でちょこちょこ酒を酌み交わすほどの仲になっているらしい(一応光明公認、多分)。 結愛達の楽しい思い出の始まりは数年程前の夜遅くに遡る、結愛はこの時間までネフェテルサにある各ギルドや王城といった取引先への挨拶回りや支社での会議で大忙しだった。結愛(当時)「今日の会議も長かった・・・、やっぱり社長業も楽じゃねぇな・・・。多分だけど今頃光明は家でゆったりと過ごしているんだろうな、一度だけでいいから副社長になってみたいぜ。」 因みにこの時まで光明も契約している銀行などへの挨拶回りで大忙しとなっていた、結愛が思っていた様には行動していなかった様だ。もしも先程の言動がバレると偉い事になるのは目に見えてしまっている。結愛(当時)「もうこんな時間じゃねぇか・・・、腹減ったな・・・。」 結愛は空腹で腹の虫が鳴りまくっていたのを必死に手で押さえて何とか堪えようとしていたがもう我慢が出来そうになかった、特に・・・。結愛(当時)「どうせ光明もゆっくり吞んでいるだろうから俺もビールが欲しくなって来たぜ、コンビニか何処かに寄って俺も呑もうかな・・・。」 この時光明は2人の自宅で妻の好物を作りながら結愛の帰りを待っていた、因みに夫婦が揃うまで酒
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7. 「異世界ほのぼの日記3」124

-124 待ちわびた瞬間(とき)- 店長達と初めて呑んだ時の思い出を頭に浮かべながら目の前の大好物に食らいつく結愛、よっぽどお腹が空いていたのか、それとも先程までの緊張がやっと解けたのか社長が大事な事を忘れて無心で食べていたので副店長は改めて質問した。デルア「なぁ結愛、俺達に何か聞こうとしてたみたいだけどどうかしたのか?」 口いっぱいに中華を入れているまま思い出そうとする社長、その様子はまるでヒマワリの種をほっぺに貯めるハムスターの様だった。結愛「はあ(ああ)、はえ(あれ)?」イャンダ「お前な、一応社長なんだから食うか喋るかどっちかにしろよな。」 イャンダ、よく言ったと言ってやりたいけどそれに関しては社長かどうかは関係無くないか?結構一般的なシーンでよく見かける質問だぞ。結愛「ほうはほ(そうだぞ)、ひっへはへひっへはへ(言ってやれ言ってやれ)。」 アホか、元々の原因をつくったのはお前だろうが。早く口いっぱいの炒飯を飲み込まんかい。結愛「んぐっ・・・、はぁー・・・、ちげぇよ!!拉麺だよ!!」 あらま、それは失礼いたし・・・、っておい!!問題はそこじゃないだろうが!!取り敢えず早く2人に聞く事を聞けや!!イャンダ「良いぞ、もっと言ってやれ!!」 反撃を喰らった結愛の様子を見るイャンダは兎に角楽しそうだった、多分今日一番と言っても過言では無い位のハイテンション。結愛「あのな、人の不幸を笑ってんじゃねぇ。何て奴なんだよ・・・。」デルア「おいおい、もう良いだろ。話が進まねぇよ・・・。」 そうだぞ、いい加減にしろコラ!!デルア「お前もだろうがよ、お前が茶々入れるから話がもっと進みにくくなってんだよ。」 すんません・・・、お願いですから早く話を進めて下さい・・・。デルア「それで?結愛の口の中が空の内に聞くが何を聞こうとしたんだ?」結愛「ほえ?はんはっはへは(何だっけな)。」デルア「また入ってんのかよ、食欲旺盛なのは店の人間として嬉しいが何か複雑な気分なんだが・・・。お願いだから早く飲み込んでくれって。」 しかしデルアの「お願い」は虚しかったらしく、結愛は口いっぱいに含んでいた拉麺を飲み込む前に炒飯を口に含んでいた。イャンダ「結愛、お前それで足りんのか?」デルア「待てよイャン、今俺達が聞くべき事はそれか?」イャンダ「悪かったよ、でも
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7. 「異世界ほのぼの日記3」125

-125 恩人の為に登場した女神- 高校生同士の雰囲気を醸し出しながらその場の会話における重要人物を提示したデルアの姿が神の様に見えた、と言っても日本人達をこの世界に転生させたビクター・ラルーの姿では無いが。と言うかデルアの言った「あいつ」って神の事では無いはずだが?結愛「あいつは・・・、神というより龍だからな・・・。」 結愛の言葉にごもっともと言いたいが、ビクターが『人化』した姿を見た事あるどころか酒を奢って貰った事だってあるだろ?神様として認めてやれよ。結愛「認めてねぇとは言ってねぇだろうが、3人の娘だって神様なんだからよ。」 おりょ?ちゃんと娘達の事を覚えていたんだな、褒めて遣わす。結愛「馬鹿にすんな、恩人でもある神様を忘れる訳が無いだろうが。」 何言ってんだよ、あれは一方的にビクターが悪かったんだからお前は無罪だろ?そう言えば罰金として取られていた1億円は返って来たんだろうな?結愛「まだだよ、ビクター本人が今度は競馬で負けたらしいから金が無いって待たされてんだよ。頼むから何とかしてくれよ。」 アホか、俺を頼っても仕方ないのは前から分かっているだろ?それに・・・。結愛「「それに」・・・、何だよ?」 いや・・・、店の前にデカいのがいるのが分からないか?イャンダ達がビビっているから何とかしてやれよ。結愛「デカいの・・・?」 結愛は啜っていた拉麺を持ちながらその場で立ちすくむ店長達の横をすり抜けて店の前に出た、すると社長の目の前に大きな龍が翼を広げながら降りて来た。結愛「お・・・、おい・・・、何だってんだよ・・・!!」 この世界に来てから結構な年月が経つが、目の前に龍が降り立つという光景に慣れる事は無かった様だ。結愛は何故か再び拉麵を啜りながら店に駆けこもうとした。結愛「襲われるぞ・・・、逃げろ!!」古龍「結愛、待ってくれよ!!俺だよ!!」結愛「な、何で・・・、俺の名前を?!」古龍「何言ってんだよ、恩人の名前を忘れるなんて神失格じゃねぇか!!」結愛「俺が・・・、恩・・・、人・・・?」 結愛は全くもって思い出せなかった、古龍を助けた事なんて今までの人生で全く無かったからだ(一度死んでしまっているが)。古龍「ちょっと待ってろ、この姿だと分からないのは無理もねぇ。」 すると古龍は高らかに舞い上がり姿を消した、そして数秒後に女
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7. 「異世界ほのぼの日記3」126

-126 神にとっての憧れ- 大企業(と言うより巨大財閥)の社長は突然やって来た古龍の望むままに店へと入って行った、正直俺からすれば「暴徒の鱗」は貝塚財閥といった大企業の社長や「一柱の神」と呼ばれる古龍が食事をする様な豪華な店とは言えないと思うのだが・・・。結愛「馬鹿野郎、こう言った庶民に親しまれる味付けを純粋に守っているお店こそ守るべき物だと思うもんだぞ。」トゥーチ「そうだ、俺はここの料理が好きで通っているんだから茶々入れてんじゃねぇよ。」 そうですか・・・、そう仰るならこれ以上は何も言いませんが店長はどう思っているんでしょうかね。イャンダ「俺は大歓迎だよ、それに「貝塚財閥の社長」や「一柱の神」が通っているって知れたら人気店になる事間違いなしじゃん。」 だったら気にしないでおこうか、それより改めて聞かなくて良いのか?ほら、最近店に好美が来てないか気にしていたんだろ?結愛「そうだよ、それを聞きにここに来たのに目的を達成しないまま帰る所だったよ。」 まさかの古龍の登場で本来の目的を忘れかけていた結愛、しかし突如やって来た古龍が重大な手掛かりを持っていたなんて皆思っていなかっただろう。トゥーチ「もしかして・・・、結愛が探しているのは倉下好美と彼氏の宝田 守の事か?」結愛「何で分かったんだよ、俺あんたが来てから一言も言わなかっただろ?」トゥーチ「俺を舐めるなよ、こう見えて「全知全能の神」の娘だぞ。」 確かにトゥーチが言ってた事は嘘では無いが、お前って結愛の前に現れる直前まで店の前で盗み聞きしてた事無いか?トゥーチ「お・・・、おい!!それなりの理由で何とか誤魔化そうと思っていたのに失敗したじゃねぇかよ、それに今言った通りだったらストーカーって疑われるじゃねぇか。」 あれ?じゃあ俺が言った事は嘘だったのかな・・・、店の出入口の屋根の上で『透明化』して聞き耳を立てていたのは別のじんぶ・・・。トゥーチ「だぁーっ!!分かったよ、認めるからそれ以上言わないでくれ!!」結愛「嘘だろ・・・、流石に引くわ・・・。」デルア「と言うかさっきからミシミシ音がしてたし天井が少しずつ崩れたり沈んだりしていたのはその所為だったのか・・・。」 音がしていたのは真実かも知れないが、もしも天井が崩れて沈んでいたら大問題だ。一応、マンションの1階部分だし大家の好美が不在だ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」127

-127 連絡してみた先は- 結愛は下手な照れ隠しをしながら頭を掻いていた、「一柱の神」と呼ばれる古龍に憧れの存在にして貰えるなんて滅多に無い事だ。そんな中、トゥーチを除くその場にいた全員には気になって仕方のない事が有った。まぁ、正直言ってしまうと俺もその1人なのだが。結愛「そう言えばおっさん、さっき誰かに連絡しようとしてなかったか?そいつの方が好美達について詳しいだろうって言ってた奴。」イャンダ「ああそうだ、忘れてた。色々としっちゃかめっちゃかになっちゃったからな、すぐやるよ。」 調理場でお玉片手に結愛の質問に答えたイャンダはガスの火を止めてすぐ近くにある電話の受話器を手にした、おいおい、わざわざそんな事しなくても『念話』を使えばいい話なのに(というか家電かよ)。イャンダ「良いじゃないか、俺も光さんと同じで余り能力に頼り過ぎたくないんだよ。」 いつ能力を使用するか、どう使用するか、そして使用するかどうかを決めるのは各々の自由だ。その気持ちは尊重すべきだな、うん。 そうこうしている間に店長は何処かへと電話を繋げた、どうやら相手とは以前からよく話していた間柄の様だが・・・。イャンダ「もしもし、ニコフか?久しく会って無いけど、元気でやっているかい?」 そう、イャンダが電話したのは王城で好美と一緒に夜勤の仕事をするニコフ・デランド将軍長だった。ニコフ(電話)「これはこれはバルファイ王国の竜騎士(ドラグーン)様、お久し振りでございます。」イャンダ「ニコフ、頼むからその呼び方はもうやめてくれって言っているだろう?俺もデルアも引退してただの拉麵屋の経営者なんだから気軽に名前で呼んでくれよ、従兄弟同士なのによそよそしいな。」 今でもそうだが別の国の住人同士にも関わらずかつて1頭の龍並みの戦闘力を誇っていた2人はニコフを含めた各国の王国軍人の憧れの的だったという(至って平和な今では戦闘力など必要無いのだが)、そんな雲の上の存在であるイャンダが自分なんかに何の用があるのだろうかと将軍長は不思議で仕方が無かった。ニコフ(電話)「申し訳ありません・・・、イャンダ兄さん。それで、本日はどの様なご用件でしょうか?」 電話の向こうにいるニコフが未だ興奮が冷めない様子が声から聞き取れたが、深呼吸をして何とか冷静さを取り戻した様でもあった。イャンダ「いっその事敬語も
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7. 「異世界ほのぼの日記3」128

-128 新たな真実- 今更だがトゥーチの父・ビクターのボートレース大負け事件が発覚してからトゥーチと仲良くしている社長は目の前の女神の肩を持って前後に揺らした、こらこら、仲が良いからってそれはやり過ぎだろ。それにそいつが神様なのは分かっているんだよな?トゥーチ「待てよ、落ち着けって、首が取れるだろうが!!」 どうやら俺が思った以上に結愛の力は強かった様だ。結愛「悪かったって・・・、それであの2人はどうしたんだよ。」トゥーチ「確か・・・、ナルリスの店を出た後に2人で手を繋いで市街地の裏路地へと入って行った様な・・・。」結愛「今の・・・、本当か?!」 「三つ巴の三姉妹」の三女が言うには今日とは別の会社の就職試験を受けに行った帰りに偶然2人の姿を見かけたとか、因みに今は結果待ち。トゥーチ「間違いねぇよ、今日含めて何社も試験を受けたけどあの日受けたのは第一志望の会社だから印象が強かったんだ。」結愛「お前って意外と真面目なんだな。」トゥーチ「それどういう意味だよ!!」 女神の口調からあまり真面目さを感じないのは俺だけでは無かった様だ、世に聞く「人は見た目によらない」という奴だろうか。トゥーチ「お前までそう言うか、つくづく失礼な奴らだな。罰の1つでも当てるぞ、コラ!!」 おっとまずいまずい、流石に神様を怒らせる訳にはいかないので俺は1歩引いておくか。結愛「おいおい、マジかよ、まさか・・・。」 三女の言葉を聞いた結愛達は顔を蒼白させていた、2人の間柄の長さや一緒にいた守の性格を考えると十分あり得る事なのだが信じたくはない。トゥーチ「待てよ結愛、勘違いって事も十分あり得るぞ。」結愛「だってよく考えろよ、あの裏路地の先には何があるってんだよ。」 確かに、2人が向かった方向には夜に営業しているお店などが毎晩賑わせているが何処に行ったかはまだ断定は出来ない。デルア「一先ず周りの人に連絡してみよう、何か知っているかも知れないから。」 至って冷静だったデルアは一先ずレストランの店主に『念話』を飛ばしてみた。デルア(念話)「兄貴、すまないけど今大丈夫?」ナルリス(念話)「何だよ、今仕込み中でもうすぐ開店なんだから手短にしてくれ。」 「暴徒の鱗」もほぼ同じ状態だが今はそれどころでは無い。デルア(念話)「最近好美ちゃん達って会ってるか?」ナルリ
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