その頃、病院では恒夫が廊下の奥まったところでこそこそと電話をかけていた。「父が倒れた今、もう会社のことには口を出せなくなりました。ちょうどいい機会ですよ。ゆっくり静養してもらう口実にもなりますし、代わりに私が、あのうるさい古株連中の相手もできますので。綾辻社長、あなたの一手は本当にお見事でした!一石二鳥とはまさにこのこと!聖天を片付けるだけではなく、霧島グループを俺の支配下に置くことができました!おまけに、あの間抜けな修平が罪を被ってくれるので、俺には何の心配もありません!父が意識を取り戻す頃には、俺はもう海外で新しい人生を始めているんですよね!それに、もうこれからこの世はあなたと俺の
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