「はい。自分がグループでプロデュースを担当することになった時、実は最初はちょっとプレッシャーだったんですよ」「え? そうなんですか?」それ、初耳だ。琉偉は今までどこにもそんなこと話してない。ずっとプロデュースやりたかったから嬉しいとしか言ってなかった。「ずっとプロデュースやりたかったから嬉しかったんじゃ?」「え? あれ? それ資料に書いてありましたっけ」あたしがそう言った言葉に、琉偉は不思議そうに反応する。あっ、マズい。それ資料に書いてなかったっけ。ファンの中では琉偉がそういうのずっと興味あるっていうのは知ってたし、グループでそういうの担当し始めた時は嬉しかったんだけど……。そっか、そこまで資料に詳しく書いてないわ。情報としては、ただプロデュースを担当するのが琉偉ってだけだ……。「あっ、えっと、なんかそういうのかな~と思って~」と、あたしは作り笑いをして、適当に誤魔化す。あっぶね。ファンだってバレちゃ絶対マズい。「あ~そうなんですね。でも、実はそれもそうなんですけど。だからこそのプレッシャーかな。ずっとそういうのやりたい、オレなら絶対グループをもって輝かせられるって思って、そうやって口にしてたんですけど。いざプロデュースを本格的にしてみろって言われたら、そう言って結果出せなかったらどうしようって。そこまで言って全然いいものにならなくてメンバーに迷惑かけたらどうしようって、なんかプレッシャー感じたことあったんですよね」そうだったんだ……。EveRは、グループの仲が良くて、それぞれのメンバーがグループのために力になれるようにって、それぞれ任された自分に合った仕事をして頑張ってる。琉偉はグループの中でも人気メンバーの方で目立つ存在でもあるし、いろいろな才能があるから、それこそグループ活動以外でも一人でドラマや舞台も出たり俳優活動だってするし、バラエティーみたいなこともする。その中でのプロデュース業は、そう言いながらもきっと琉偉がやりたかったこと。所々、そういう言葉を琉偉から聞くことも、なんとなく多かったような気もしたし。今のEveRは、それなりに今人気は出てきてはいるけど、国民的スターっていうほどでもないから、まだEveRのことも琉偉のことを知らない人もたくさんいる。だからこそ、プロデュースを琉偉が担当し始めた時は、もっと自
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