All Chapters of R18 転生して森で暮らしていたら王女様を拾いました2章: Chapter 51 - Chapter 60

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第51話 魔獣の討伐、ふいに近づく距離

 湿った土の匂いと、葉が揺れる微かな音。しかし、その静寂の裏には確かに異質な気配が漂っている。「……っ!」 レオの肩がびくりと跳ねた。 魔獣の咆哮が響き渡り、地面が揺れる。近衛兵たちは即座に動き、戦闘態勢へと移った。 しかし、ただ守るだけではない。 彼らの役目は単なる護衛ではなく 「王子の活躍の場を確保する」 という難しい任務も抱えていた。 魔獣の巨体が木々の間から姿を現した。唸り声とともに鋭い爪が地面をえぐり、空気を引き裂く。 レオは怯えながらも、ちらりと近衛兵の動きを見る。「……ボ、ボクもやる!」 そう言いながら、ショートソードを握る。しかし、手にはわずかな震えが残っている。 近衛兵たちは巧みに動き、あからさまに倒すのではなく、攻撃をいなすように戦う。魔獣の動きを制限し、レオが攻撃しやすい形に誘導する。「レオ様、今です!」 促される形で、レオは剣を振り下ろした。ザシュッ! 刃が魔獣の肩をかすめる。決定打ではないが、それでも 「確かに攻撃が通った」 という手応えがあった。 レオの目が輝いた。「やった……やったぁ!」 怯えは少しずつ薄れ、楽しさが込み上げる。しかし、魔獣はまだ健在である。「調子に乗るなよ、レオ。次の動きがくるぞ!」 ユウが声をかけた瞬間、魔獣が大きく跳躍する。 近衛兵たちが即座に反応し、レオの前へ飛び出した。 鋼の剣が閃き、魔獣の爪を弾く。その間に、レオは息を整え、次の攻撃のタイミングを測る。 ——戦場は混沌としている。しかし、レオの中には 確かに戦う意志が生まれ始めていた。 森の戦場は徐々に整備され、討伐の拠点が構築されていく。 レオの戦闘は近衛たちに任せても問題なさそうだが、万が一に備え、目の届く範囲で自由に動かせる。魔法が届く距離にいれば、即座
last updateLast Updated : 2025-10-11
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第52話 リリアの変化に戸惑う

 その瞬間、リリアが腕にぎゅっと抱き着く。「きゃっ……! わたくし、ちょっと驚いてしまいましたわ!」——と言いつつ、頬をぷいっとそらしながら、無意識に俺へ寄り添い頬を軽く膨らませながら顔を上げる。「…………。」 ただ、頬をほんのりと赤く染め、ちらりとこちらを伺うだけだった。 ……え? いや、なんだこの可愛らしい仕草? 普段と違う、わずかに揺れる視線。 普段のリリアなら、気丈でプライドの塊みたいな態度なのに——なぜか、まるで別人のような無邪気な反応を見せている。「な、なんでそんなにくっついて……」 思わず戸惑いながら言葉を返すと、リリアはふわりと微笑む。「だって、ユウ様がそばにいらっしゃると……安心できますもの。」 その言葉が、思いのほか真っ直ぐで—— ——不意に、俺の胸が軽く鳴る。 何だこれ。変な感じだ。 しかし、すぐに気配を感じた。「っ、魔獣——!?」 俺はリリアを軽く抱き寄せ、反対の腕をかざす。 魔法の陣が瞬く間に発動し、閃光が飛ぶ。 魔獣の咆哮が短く響き、次の瞬間に魔獣は沈黙しその場に横たわる。 戦場に、ひとつの静けさが戻る。 ——そして、俺の腕に抱き着いたままのリリアが、目を輝かせて俺を見つめた。「すごいですわ……! ユウ様が戦うお姿を、こんなに間近で……見れるなんて!」 リリアは、何の飾りもなく無邪気に喜び、キャッキャと声を上げる。 それはまるで——普通の女の子のような反応だった。 俺はじっと彼女を見つめる。
last updateLast Updated : 2025-10-12
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第53話 雨宿り

 さっきまで怒鳴っていたとは思えないほど、ぽつりと落ち着いた声。 その赤い瞳は、どこか素直で、頼るように揺れていた。「……まあ、討伐が仕事だからな。」 視線を逸らしながら答えるユウの声は、なぜか落ち着かない。 リリアの柔らかさと温度が、近すぎる距離で伝わってくるせいか——。「……それに、ユウ様はとても頼りになりますわね」 くるりとユウの前に立ち、まっすぐに見つめるリリア。 その視線は真剣で、どこか期待するようだった。「……お前、いつももっと偉そうにしてるよな。」「なっ……なにを!? わたくしは常に上品に、ただ気高く……!」 途中まで勢いよく反論するも、ふと視線を泳がせ、頬が赤くなる。「……でも、その……今回は少しだけ、頼ってもいいかしら……?」「……俺に頼るって、お前らしくないな」「ち、違いますわ! わたくしはただ……状況的に仕方なく、そう、戦略的な意味で! そうですわ!」 ユウは苦笑しながら肩をすくめる。「ま、好きにしてくれ……」「ふんっ……最初からそう言えばよろしいのですわ……よ。」そう言いながらも、リリアはしっかりとユウの袖を握っていた。 森の探索を中に——ぽつり、と頬に冷たい雫が落ちた。「……あっ、雨……?」 リリアが空を見上げた瞬間、突如として空が鳴り、激しい雨が降り出した。「マズいな、こっちだ。走れ!」 ユウは手を引き、リリアを連れて駆け出す。ほどなくして、木陰の中にぽつ
last updateLast Updated : 2025-10-13
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第54話 責任

「仕方ないだろ……そんな格好で、可愛い子が近くにいたら見ちゃうだろ。ふつう……俺も男だしな。」俺は開き直り、恥ずかしさを誤魔化すように言った。チラチラと……見てしまうのは仕方がないんだ。そう、俺は男だしな!「で、ですからぁぁ、べ、べつに良いですわよ……見ても。見るだけですわよ……特別だと言いましたわよ。大人しく……すそこへ座っていてください」と言いながら、俺へ寄りかかってきた。 いや、寄り掛かられると見れないんだが。これは、これでいいのだが。 暖炉の前でしばらく二人で寄り添い温まっていた。床に座っていたので、リリアのショートドレス姿の動きやすい服装でひざ丈のスカートの中が……チラッと見えてしまったのだ。 いや、本人も見るのは良いって言ってたよな。遠慮なく……視線を向ける。転んだ時にちらっと見えた、ピンク色の可愛いデザインのパンツだった。お嬢様でも豪華なって感じじゃないんだな? 可愛らしいって感じで……意外で可愛いな。 雨で濡れぴたっと肌に張り付きエロいな。ふっくらとした……大陰唇に割れ目の筋が……「……え? きゃ。 あわわぁ……ど、どこをみてるのですかぁぁっ。ばかぁ。えっちぃぃ!」リリアが視線に気づきスカートを掴み隠した。「……え? あぁ……遠慮なく見ていいと……」「……はぅ。ううぅ……ばかぁ。ばかぁ。違うぅぅ、そこじゃないぃぃ。見ました? ねぇ!」リリアが、顔を真っ赤にさせて改めて聞いてきた。「え? あぁ……チラッとな。チラッと……」正直に答えた。 と
last updateLast Updated : 2025-10-14
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第55話 リリアとの誓いのキス

「でも……初めてですので……やさしくお願いしますわ……」リリアが、そう言うと俺の頰にキスをして、ちゅぱ、ちゅぱと音を立てて何度も唇を押し付けてきた。 「……キス。初めてなのですが。これで良いのかしら……? ちゃんと、できていますか?」色白の肌の頬が桃色に染まり色っぽさが増していた。どこか妖艶で心が惹かれる。「ちゃんとできてるぞ。リリアのしたいようにすればいいと思う。」「……はい。そう致しますわ。それでなのですが……ち、誓いのキスの方を……お願いしたいのですが。」リリアが緊張した声をだし、俯き加減で恥ずかしそうに躊躇いつつ言ってきた。 躊躇うリリアが可愛らしく、改めて抱き寄せ唇を重ねた。リリアの柔らかな唇に触れると、ちゅっ♡ と音を立てた。お互いに見つめ合い、再び抱きしめ合う。 リリアが動くたびに息子が刺激されて気持ちいい……。つい……リリアのおしりに手が伸びて触った。 身体をビクンッと震わせ「あっ……ん……ぅ……はぁ……♡ やぁ……あぁ……んぅ……ゾクッとしましたぁ……ユウ様ぁ……♡」甘い声をだし、俺の首をぺろぺろとリリアの小さな舌で舐められた。「そんな……の、どこで習ったんだよ……?」「……え? 眼の前に美味しそうでしたから……多少の知識はあるのですよ。うふふ……」あ、嘘だな……動揺してるし。経験は無いだろ?「ふぅーん&helli
last updateLast Updated : 2025-10-15
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第56話 素直なリリア

 なんだよ。人が気を使って……驚かせないようにと思って聞いたのにさ。「じゃあ、やめとこ……」と呟き、そっぽを向いた。「……ご、ごめんなさい……だ、だって……そんな……はしたないこと、わたくしに……。ううぅ……良いですわよ……見せてくださいよぅ……」リリアが横に避けると、俺の息子をじっと見つめて徐々に顔が赤くなった。 途中で恥ずかしくなったのか視線を逸らすが、チラチラと見つめ、息子がぷるんっとズボンから顔を出した。「……わあぁ…………♡」リリアが可愛い声を漏らし、赤い瞳が輝いた。「ユウ様の……み、見ちゃいましたわぁ。男の方の……初めて……ですわ。これが……先ほどから、わたくしに当たっていたのですね。」キラキラさせた目でじっと見つめられると恥ずかしい。「リリアのも……見せてくれるか?」上半身を起こして言った。「イヤですわ。はしたなすぎですわよっ」と言い、赤くなった顔を逸らしてスカートでパンツを隠した。「ふぅーん……じゃあ、続きできないな。これで今日は、お終いにするか……」とニヤニヤして呟いた。「ユウ様って……イジワルなのですわね……。良いですわよ……お終い……に……しましょうか……。ふんっ。」モジモジしながら言う仕草が可愛い。 リリアが、お終いだとツンとしたことを言ってくる。なので、いじわるで
last updateLast Updated : 2025-10-16
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第57話 リリアの思い切った行動

「時間があれば……だな。」続きと言われて嬉しい。しかし、周りに人がいれば無理だろ。それに……レオが付きっ切りになると思うし、寝る場所も別々だろうしな。「むぅぅ……時間、作ってくださいぃ。わたくし、滅多に外に出してもらえないのですよぅ……。」頰を可愛く膨らませていた。「わ、分かったって……。俺も、リリアに会いたいしな。」最後に、唇をそっと重ねキスをした。息子を、ちゅぽ……っと抜いた。「はぅぅ……。」残念そうに見つめていたリリアを抱き起こし、着替えを済ませた。洗浄魔法で身体と服をキレイにした。 よし、戻るか……。外に出ると、ちょうど雨が止み夕暮れ時で涼しくなっていた。 涼しい風に当たろうと歩き出した。すると、リリアが駆け寄り笑顔で自然に俺の腕に抱きついた。たまに、俺の方に甘えるように顔を押し付け嬉しそうにしている。 これ……デレ過ぎじゃ……? でも……可愛いから良いか。 みんなの元へ戻ると、ちょうど他の者も雨宿りから戻ってきていて、俺たちの不自然さはなく、バレずに済みそうだ。「ユウ兄、ユウ兄ぃ~♪ ねね、ボク、いっぱーい魔獣を倒したんだよっ♪ 見てくれたぁ?」ニコニコの笑顔のレオが可愛く首をかしげて聞いてきた。「ちゃんと見てたぞ。まー始めは、怯えてたけどな。徐々に的確に攻撃が入ってたな!」そう言い、ガシガシとサラサラの金髪の頭を撫でた。ちゃんと、始めは見てたしな。「わぁー。ちゃんと、見てくれてたんだぁっ☆ にひひぃ~♪」リリアとは反対の俺の腕に抱き着き、腕に頬ずりをして甘えてきた。レオの頬の柔らかさが腕に伝わり癒される。「ユウ様、あの……あんなに頭をガシガシと……王子殿下に失礼ですわよ。他の方が見ましたら…&hellip
last updateLast Updated : 2025-10-17
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第58話 リリアと夜のテントで

 俺が、リリアの頰を優しく撫でた。リリアの頬は、レオと少し違い女の子らしい触り心地。柔らかくスベスベしてしっとりした感じだ。レオはぷにぷにと弾力があり、ぷにぷにの感触が良い。 「ユウ様、ほんと……頰がお好きですわね……。お好きにして良いのですよ?」リリアが寄り添い、頰を差し出してきた。「お好きにと言われてもなぁ……」少し困った返事をした。 差し出された頰にキスをして……ぺろ、ぺろぺろ……と味見をするように舐めた。「ん、んぅ……♡ くすぐったいですわぁ……きゃ。ユウ様……ゾクゾクしちゃいましたわ。」 うわ。これ、興奮するわ……。いつもはプライドが高く、ツンとしている。だが、今は可愛らしく大人しく……俺に甘えているリリアの頬を舐めてるとか……。普段、舐めたら……キレるだろうな。「わ、わぁ……おっきくなっていますわよ? ウフフ……えいっ♪」 リリアから積極的に、ズボンの上から息子に触れ撫でてきた。「あ、あの……どうでしょう? 気持ちいいのですか? わたくしには……わからないので……」と、心配そうな表情で囁いた。その表情が瞳をうるっとさせて、俺に気持ち良くなって欲しいという感じが伝わってくるのがかわいすぎる。「気持ちいいぞ……」優しく答えリリアの頬に頬ずりをした。「その……出ちゃうくらいですの?」少し困った表情で聞いてきた。「いや、そこまでじゃないかな。」「そうですのね、出ちゃいましたら……どうしようかと。その&helli
last updateLast Updated : 2025-10-18
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第59話 リリアの後ろから

 今日初めてで、難しいか…… 寝かせてがムリ、座ってもムリ……後ろから? リリアを後ろから抱きしめた。胸をもみながらキスをして……パンツを脱がせた。「……え? 立ったままで……!? あぅぅ……んぅ……あぁ……♡ やぁ……あんっ♡ んぅ……はぁ……♡」 にゅぷっ……にゅぷっ……♡ と音を立て、ゆっくりと出し入れをする。にちゃぁ……と絡みつくような愛液と腟内で息子が擦れる。締まりもヤバい。 ぷるんと突き出されたおしりもすべすべで……ぷにぷにの感触。窓はないが、テント越しに月明かりで見えるリリアのおしりの……穴がヒクヒクと可愛く動いてる。キレイな薄いピンク色で、視覚的にも興奮する。 こんな可愛い子……俺で良いのか!? 今まで大事に異性に触れることを許さなかった女の子だぞ。しかも最上級の貴族の娘で、男は選び放題だろ? 妊娠する覚悟と言う以前に……リリアの方から求婚してきたし。 あ、余計な考えはやめとこ…… すべすべのおしりを撫でると、キュンキュンと締り反応する。「やぁ……あ、あっ、バカぁ♡ やあぁ、ゾクゾク……するぅっ♡ うっぅ……おしり……まる見えぇ……恥ずかしい……っ!やあ……っ」 リリアのおしりを掴み……だんだんと気持ちよくなり興奮し、ぱちゅん、ぱちゅん&hell
last updateLast Updated : 2025-10-19
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第60話 裏庭の畑の向上と地下倉庫

 一応、結界を張っていたし……バレてないハズ。「リリア。赤ちゃん出来たらどうするんだ?」一応……確認。「え? えへへ♪ 嬉しいですわよね♡ できると良いですわねっ♪」 その行為というのは理解してるのか。 二人で寝袋に入り……イチャイチャしていると寝袋の中でも繋がり盛り上がってしまった。「あ、あ、んっ、んっ……ハァハァ……♡ これ、すき……密着するのすき……♡ ゆっくり……うごいて……♡」「俺も好きかも……これ。」 二人で触り合ったりしていると、いつの間にか眠っていた。「ユウ兄ー!! あーさーだよー♪」とレオの声が聞こえると、俺の頬を触る感触で目が覚めた。 あ……リリアと抱きしめたまま寝ちゃってる!? 服は……着てる。危ない……「あ、分かったって……」「ずるーい。ボクも一緒に寝るぅ〜〜!」「あぁ、今度なぁー」そう言い誤魔化した。「えぇー今が良いっ♪」ぷくーと頰を膨らませて甘えてくる。「お前は、ただ甘えたいだけだろ〜」と可愛く膨らませた頰に、頬ずりをした。「うん。そーだよー♪ 甘えたーい♡」と言い、抱きしめたきた。「そっか。甘えていいぞ。ほらっ」と言い、レオを抱き上げて歩き出した。「えへへ♪ ありがとっ☆ ユウ兄ぃ〜すきぃ♡」兵士や使用人が大勢いる中で、レオが可愛い大きな声で大好き宣言をした。「そっか。俺も好きだぞ。」二人でデレ合っていた。 だが、別に特に騒ぎにはならなかった。そう、いつものことだから。 朝食をレオと食べ始めた頃、身なりを整えたリリアがムスッとした表
last updateLast Updated : 2025-10-20
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