All Chapters of R18 転生して森で暮らしていたら王女様を拾いました2章: Chapter 1 - Chapter 10

15 Chapters

第1話 川から3人で帰宅

「わーいっ! おうちぃぃーっ! たっだいまぁ――!!」 元気いっぱいの声が響く。 相変わらず、その格好は愛らしい美少女のようなのに―― その口調はどこか男の子っぽくて、実にレイらしい。 ユウに抱きかかえられていたレイは、一瞬の間も置かずに飛び降りた。「わぁーいっ! それぇぇぇ! ドォーン!」 勢いよく布団へ突っ込む。ふわりと沈み込んだ布団が跳ね返り、レイの身体が軽く揺れる。 その様子は、まるで小動物が飛び込むような無邪気さ―― いや、むしろ戦場へ駆ける英雄のような豪快さすらある。「はは……元気だな。」 ユウは思わず苦笑しながら、その跳ね回る姿を見守る。 レイの帰宅は、いつだって賑やかで、楽しげで――そして何より、心を和ませてくれるものだった。「レイちゃん、はしたないですよー」とエリが微笑みながら注意をしていた。「んふふ……レイちゃん。今、スカート履いてるって忘れてるんじゃないのぉー? 可愛いパンツが丸見えー♪」とユナがからかうようにニヤニヤしながら言った。「ん……べつに、良いモーン。誰も見てないしぃー!」とレイが言い、布団をゴロゴロと転がり「キャハハ……♪」 と楽しそうに転がっていた。「ユウ兄ぃがいるよ?」ユナが俺を見つめて、レイに言ってきた。 ふわりと柔らかい布団の上で、レイはうつぶせになりながら俺を見つめる。 両肘をついて、両頬をそっと支えるような仕草――その目には、満面の笑みが宿っていた。「ユウ兄ぃは、良いの! ボクの旦那様だモーン♪」 無邪気な声とともに、小さな足が楽しげにバタバタと揺れる。 軽く跳ねるような動きは、まるで喜びが抑えきれないかのようだ。「ねー? ユウ兄ぃ~♪」 大きな瞳がまっすぐ俺を見つめ、期待に満ちた表情をしている。 その様子に、俺は思わず苦笑しつつも、どこか気恥ずかしさを感じる。 いや、ユナの言う通り……それは、それで……エロいぞ。なんというか……チラッとパンツが見えるのがエロいんだよなと思った。「まぁ……そうだな、結婚したしな」と言い、ごまかす様に目を逸らした。「そんなに、チラチラと可愛らしいパンツを見せていたらユウさんに、飽きられてしまうのでは?」とエリーが呟いた。 すると、レイが慌ててスカートを掴み、恥ずかしそうに慌てて隠した。「ゆーにぃー! やっぱり、見ちゃダメぇぇー!」と言い出した。
last updateLast Updated : 2025-08-26
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第2話 静かな夜

 夕食を終え、レイも片付けを手伝いながら、満足そうな表情を見せていた。 囲炉裏の焚き火の残り火がちらちらと揺れ、森の静けさが夜の訪れを告げる。 俺たちは横になり、穏やかな時間を過ごしていたが―― しばらくすると、小さな寝息が聞こえてくる。 レイの顔をふと見る。 話さなければ――その顔は、美少女そのものだった。 すっかりと安心しきった無防備な寝顔は、まるで天使のようで可愛らしい。 優しい呼吸が繰り返され、まぶたの隙間からちらりと覗く長い睫毛が、揺れる炎の光を受けて微かに影を落としている。 頬はほんのりと暖かさを宿し、小さく丸まり横になる姿は、光の中で眠る小動物のような静けさを思わせる。 その姿は、見ているだけで自然と心が落ち着く――つい先ほどまで、釣りに夢中になり騒ぎ、水遊びで暴れていたことすら忘れさせるかのように。「今日は釣りに行って皆、疲れたか……。」 俺は静かに息をつきながら、辺りの気配を確かめる。 森は穏やかで、遠くで風がそっと木々を揺らしていた。「今日は、ゆっくりと寝られそうだな……。」 そう思いながら、俺は目を閉じる。 いつもとは違う穏やかな夜が、ゆっくりと流れていった。「ユウさん、ユウさん……起きていますか……?」と耳元で小さな声で囁かれた。 声のする方を向くと、月明かりに照らされた金髪がキラキラと輝き魅力的なエリーが、色っぽい表情をして俺を見つめていた。「わぁ……起きていらしたのですね」エリーが嬉しそうに声を掛けてきた。その顔は、頰を赤くさせ目が合うと恥ずかしそうに目を逸らしたのが見えた。「ん? 起きてるぞ? どうしたんだ?」と小声で答えた。「あのですね……その、そちらのお布団に……入っても良いですか?」と恥ずかしそうな小さな声で聞いてきた。「もちろん良いぞ? 結婚したんだろ?」と恥ずかしそうに、エリーに優しく呟いた。「……はい。では、お邪魔しますね……」と言い俺の布団にエリーが入ってきた。すると優しい甘い香りが仄かに香り、温かな手が俺の胸に当てられた。「ふぅ〜♡」と言う安心したような声を出し、俺の肩に頰を着けてきた。「俺も、触れても良いのか?」とエリーに小声で聞いた。「……はい。どうぞ……?」俺の方に顔を押し付けていたエリーが、俺をチラッ見上げて顔を赤くさせていた。 そっとエリーのお腹に手を当てると、柔
last updateLast Updated : 2025-08-26
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第3話 レイのお店の様子を見に

 八百屋の店先に立てられた募集の看板――それは予想していた通りのものだった。「やっぱりか……。」 一家が亡くなれば、その店は当然、新たな買い手を探すことになる。 土地は領主の物で、管理をするのは役場。売り買いの権利はなく、領民はただ借りるだけ。 毎月、売上の何%が家賃として課されるのか、それとも定額制なのか――。 そんな仕組みを考えながら、俺はふと疑問を抱く。「……でも、まだ契約が残っているんじゃないのか?」 八百屋を営んでいた一家がいなくなったとはいえ、契約期間が完全に終了しているわけではないはずだ。 役場はどう処理するつもりなのか――。 俺は少し息をつきながら、視線を先へ向けた。 役場へ行くのは初めてだ。 制度に関する細かな手続きを考えると、少し緊張する。 だが――その不安よりも、俺の胸に残るのはレイの寂しそうな表情だった。 あの表情を思い出すと、どうしても胸が苦しくなる。「はぁ……よし、行くか。」 俺は静かに決意を固め、役場へ向かって歩き出した。 役場に着くと思い切って役場の人間に声を掛けた。「なあ、八百屋の物件について聞きたいんだが……」 緊張を隠しきれず、慎重に言葉を選びながら尋ねる。「――あー、あの物件ですか。」 役場の職員は軽く目を細めながら答えた。「立地もいいですし、商売をするなら好条件ですよ。」 その口調は、まるで単なる契約交渉のようなもの――すでに、店の元の持ち主のことなど考えていない様子だった。 俺は少し息をつき、表情を引き締めた。「あの店の子供を保護しているんだが、まだ契約の期限が残っているんじゃないのか?」 不快さを隠さずに問いただす。 その瞬間、職員の態度がわずかに変化した。「子供ですか……?」 その言葉には、興味ではなく明らかに面倒くさそうな響きが含まれている。「その子供が商売をして、家賃を払うと?」 まるで相手にする価値がないと言いたげな目つき――俺を追い払うための態度が露骨に表れていた。 俺は一歩踏み込むように問い詰めた。「期限はどうなんだ?」「……期限と言いますがね。」 職員は軽く肩をすくめながら、淡々と言葉を続ける。「今月分の稼ぎで今月末の支払いをするんですがね……。家賃と税金もですよ、商業区画なので。税金を徴収できる見込みのない方にはお貸しできませんよ。まして
last updateLast Updated : 2025-08-26
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第4話 領主のネックレス

 これを見せれば、状況は変わるか――? 俺はそっと収納から取り出し、ネックレスの冷たい感触を指先で確かめた。「おい! これを見てくれ! 領主から貰ったネックレスだぞ!」 鉄格子越しにネックレスを突き出す。 すると、近くにいた兵士の視線がわずかに動き、次の瞬間、勢いよく駆け寄ってきた。「お前……これは、どこで手に入れたんだ!?」 その顔には疑念が浮かび、まるで盗みを疑うような目つきだった。 俺は落ち着いた声で答えた。「領主から貰ったものだが?」 兵士の眉がピクリと動く。「は? なぜ領主様がお前に? 正直に話せ!」 鉄格子越しに手が伸ばされ、俺の服がぐっと掴まれる。「おい! ちょっと待て……こいつが言ってることが本当だったら、どうするんだ! 領主様に確認をしてからにしとけ!」 牢屋番が鋭い声を上げる。 兵士は少し考え込むようにしながら、俺をじっと睨みつける。「……それもそうだな。お聞きすれば、すぐに分かることだしな……。」 それでも警戒を解かず、睨みながら言葉を続ける。「覚悟しとけ。」 領主に聞いてくれるなら、話は早い。 だが、領主が来なかったら―― アイツ、痛い目に遭わせてやるからなぁ…… しばらく待っていると、外が騒がしくなってきた。 ――やっと、お出ましか?「貴様ら……なんてことをしているんだ!! 使えん奴らだ!」 地下室まで響き渡る怒声――聞き覚えのある声だった。 相当、お怒りモードらしい。 目の前の牢屋番の顔色が一気に悪くなった。 俺をちらちらと見ながら狼狽えているが――もう遅いだろ。 人の話を聞かないから、こうなる。 牢屋のある部屋の扉が開く。 領主が入ってきた瞬間、俺と目が合った。 その顔には、あからさまな動揺が走る。 そして、慌てた様子で声を上げた。「おい! とっとと開けて解放しろ! 何をしている!! 遅い! 遅すぎるぞ!!」 領主の怒声が響き、兵士たちは慌てて動き始める。「……すみません……! 少しお待ちを。」 牢屋番はしどろもどろになりながら、小さく縮こまる。 領主自身もどこか気まずそうに顔を歪めていた。「いやぁ……すみません……。とんだ、ご無礼を……」 俺は――そこまで怒ってはいなかった。 確かに手間ではあったが、考えてみれば俺は完全に不審者だったしな。「あぁ……別
last updateLast Updated : 2025-08-27
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第5話 レイのお店を取り戻した

 八百屋の物件を借りたいと言っていた人が、まだ残っていて手続きの最中だったっぽい。「その物件を借りたいと言ってる方がいまして……」と職員が、その人を見つめて言った。 見つめられた交渉中の人は迷惑そうな表情をして、役場の職員を睨んだ。「い、いや……私は、遠慮しておこう。少しばかり、金額の交渉で……折り合いがつかなかったところでして……失礼します。」と役場を出ていった。 領主と揉めて良いことなんてないからな。下手をすれば毎月税金と家賃を上げられたり……文句も言えないしな。 そうか、家賃と税金か……どうするよ? 相談してみるか。「家賃と税金……は?」と、領主に聞いた。「あぁ……例の件のヤツに払ってもらいましょう。やつが引き起こしたことですしな。わっははは……」と仕返しが出来て嬉しそうな笑い声を上げた。「ということだ! その物件は、わしが押さえる事にした。貸し出すな」と領主が普段の表情なのか、威圧的な表情に変わっていた。出会った時も、威圧的で悪そうな感じだったもんな……「……は、はい」と震えた声で役場の人が答えた。「さて、これからですが……ご一緒に出掛けませんか?」と、接待モードに切り替わった表情をして俺に声を掛けてきた。 あぁーこれ、俺の顔を覚えられちゃうんじゃないの……? 領主が接待してる人って認識されるじゃん……もう、領主への用は済んだんだが……帰れともいえないしな。「いや、俺は八百屋の件を片付けないとだからな……」と言い断った。 これ以上、領主と一緒にいると生活に支障をきたしそうだしな……。役場から出て商店街の方を目指し向かっていると、領主も後を付けてきていた。 孤児なのか店の間の隙間に座り込んでいた女の子を見つけた。気になり近づくと怯えた表情をしていた。 歳は俺より上に見え、銀髪で輝くようなエメラルド色の瞳をしていた。「商店街には、孤児が寄り付きやすいですからな……残飯を漁りに……。おい! 衛兵、とっとと追い払え!」と領主が指示を出した。「ん? 俺が話そうとしている邪魔をする気なのか?」とチラッと領主を見た。「……滅相もございません……どうなさるおつもりで?」と聞いてきた。「それを確認をしようとしているんだが? 邪魔をするな」と領主に言い、女の子のもとへ近づいた。「なあ、そんなところで何をしているんだ?」と女の子に優しく話し
last updateLast Updated : 2025-08-27
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第6話 人材の発見と問題

 役場の隣の建物へ入ると、厳めしい雰囲気が漂っていた。 武装した衛兵が数人。 偉そうな役人たちが席に座り、その中央――床には二人の男性が座らされ、背後には衛兵が立っている。 ……これは、紛れもない裁判の場だな。 そう思っていると、領主が入室した瞬間、全員が立ち上がり、頭を下げた。 まあ、当然か……領主に統治権がある以上、この場では彼が絶対的な存在だ。「さ、こちらへ……どうぞ……。」 領主に促され、案内された席を見ると――彼の隣。 ……俺が? なぜ隣なんだよ。 そう思いつつも、素直に従った。 俺が言い出したことだしな。 場の緊張感に飲まれながらも、俺は静かに椅子へ腰を下ろした。 領主が被害者のフェルシアの言い分を告げると、即座に否定をしてきた。「そんな事はしていないぞ!! 今日は朝から顔も見てないぞ! 親父と逃げ出したかと話していたんだからな」と30代ほど息子が否定をしてきた。見るからにモテなそうな腹の出た不潔そうな男性だった。「うちは金まで貸しているんだぞ!」店主で父親らしき男性が恩着せがましく言ってきた。 ん……息子からは嘘を言っている感情が伝わってくるし、店主からは害意というか口止め料とでも思って金を貸している気がする。「と、否定をされているが? どうなんだ? フェルシア」と領主が女の子にあらためて聞いた。「確かに腕を捕まれ、息子さんの部屋に連れ込まれ……ベッドに押し倒されました。身の危険を感じ……息子さんがドアに鍵をかけている時に、窓から逃げ出しました」と具体的にフェルシアが答えると、領主が息子を威圧的に睨んだ。 息子が目を逸らし、気まずそうに反論してきた。「そ、それは……その女から誘ってきたからだぞ! そ、そう……金を貸してほしいと言ってきたんだ! 『金を返す宛がないので……』とか言ってきたんだぞ」と言い返してきた。「私にも金を貸して欲しいと言ってきていたぞ!」と店主も言ってきた。 フェルシアは俯き黙り込んだ。「あの女を見ろ! 真実がバレて黙り込んでいるだろ。まったく迷惑な話だ!」と息子が言い。「金を貸した恩義も忘れおって……ひどい女だな」と店主も続けて言った。「おい、フェルシアから誘ってきたのか?」と俺が息子へ聞いた。「そうだ。確かに金を貸して欲しいと言って、俺の部屋に来たぞ……俺を誘惑するような目で見てき
last updateLast Updated : 2025-08-27
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第7話 問題の解決と準備資金

 領主がため息を付き「はぁ……そこの衛兵。こいつが、さっきなにか言ったか?」と聞いた。「はっ。『覚えてろよ』と確かに言うのを聞きました」と衛兵が答えた。「大人しくしていれば、何事もなく暮らせていたものを……バカ息子だな。しかし……約束を交わして5分も経たないうちに約束を破るとはな……」と領主が苦笑いをした。 俺が領主を見つめると「そうだったな……鉱山での強制労働を8年をとする! 自分の愚かな行動を恨め」と言い、次に店主を見つめ「お前も、こんな息子を教育もせずに放置をした責任があるな……支度金の他に店の開店資金の支払いを命じる」と店主に言った。「これじゃ働けないだろ! 俺はケガ人だぞ!?」と騒ぎ出した。「お前、働く気満々なんだな……? ほら……。頑張って働けよ!」と言い、バカ息子の足に回復魔法を掛けた。 というか……鉱山での強制労働とか、あるんだな……こわっ。「俺は帰るぞ……あとは任せた」と領主に丸投げをしておいた。というか店の開店とか知らないし……俺がいても役に立つとは思えんぞ。 帰ろうとすると、フェルシアが俺の服をガシッと掴んできた。「……ムリムリ……ムリです。置いていかないでください」とエメラルド色の瞳をウルッとさせて見つめてきた。 えっと……なに? と見つめ返すとフェルシアが領主と俺を交互にチラチラと見ていた。 あぁ……領主と二人にするな……と言うことか。「店の開店の手続きを、お前に任せても良いか?」と領主に聞いた。「お任せください。詳しい者を手配しておきます」と言ってくれたので、これで解決だろ。フェルシアを見ると、ホッとした表情をしていたが、服を掴んだままで解放してくれそうにない。「そろそろエドウィンと読んで頂けると嬉しいのですが……」と領主が言ってきた。 そういえば……名前すら気にしてなかったわ……会うことは無いと思っていたしな。自己紹介という雰囲気でもなかったし。「分かった。エドウィンと呼ぶことにするか」と答えた。「ありがとうございます。解決しましたし、私は仕事がありますので失礼させていただきます」とエドウィンが帰っていった。「それじゃ帰るか……」と呟くとフェルシアが頷いた。店まで送り届けた。「ここが、お前の店だぞ。なるべく部屋の配置を変えずにいてくれると助かるんだが……」とフェルシアに言った。レイの思い出の場所だ
last updateLast Updated : 2025-08-27
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第8話 ルナ(エリー)と夜の楽しいひと時

 ルナも続き、ゆっくりとキスをすると俺の唇をにゅるにゅると舐めてきた。レイはイタズラっ子の表情で唇を重ねると口の中に舌を入れ、俺の舌に触れてきた。 なんというか……個性が表れている気がする。 夕食を食べ終わり、いつものように横になるとユナとレイはすぐに寝息をたてて寝てしまった。「最近、二人は寝るのが早いな?」と隣に寝ていたルナに聞いた。「あぁ〜はい。レイちゃんが……ユナちゃんをからかって……走り回っていましたからね」とルナから聞くだけで、簡単に想像できる。 俺が想像して微笑んでいると、そっと布団の中に手を入れて俺の手を握ってきた。「今日は、入ってこないのか?」とルナに聞いた。「……入ってきて欲しいのですか?」と色っぽい声で囁いてきた。 俺が答えようとすると、「冗談ですよ……もちろん入りますよ♪」と言って、布団に入って来る。「はぅ〜♡」と声を上げながら抱きしめてきた。「明日、楽しみで……寝れないかもです」とルナが言い、頬ずりをされ、俺もこれじゃ寝れないな……と思った。「最近は、ルナの頬ずりが多いな?」と呟くと、「ユウさんも……よく頰を触ってくれたじゃないですか……最近は触ってくれないので! アピールですよぅ……」とルナの口調からすると……頰を膨らませている様子が想像できるな……と思って微笑んでいると。「むぅ……。笑いました? ユウさん……?」と言い顔が近くルナの吐息が頰に当たる。「笑ってはいないぞ? 頰を膨らませたルナの可愛い顔を想像して微笑んだだけだが?」と正直に言った。「ん〜。それ、喜んで良いのですかね……?」さっきも思ったが、話し方も王女様らしさが消えて、普通の女の子の話し方になっている。「良いんじゃないのか? 可愛いんだから」と答えた。「……ん……好き……♡」毎晩、ドキッとさせられる。 そろそろ……限界なのだが……昨日も我慢して寝たし……誰かに隠れてエッチをすると罪悪感があるんだよな……。「ルナ……そろそろ限界かも」と呟いた。「え? わっ。えっと……怒らせちゃいました?」とルナがビクッと反応して慌てて離れた。「そうじゃなくて……毎晩ルナに抱きつかれて……我慢するのがな」と言いながらルナの方を向いた。「もぉ……ビックリしましたよぅ……限界と言うので」ホッとしたような口調で再び抱きしめてきたが、柔らかな太ももまで俺に乗せ
last updateLast Updated : 2025-08-27
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第9話 ユウの決意

 やっぱり、ルナもヤキモチを妬くんだな……自分に自信があり、平気な風に振る舞ってたけど。「どうすれば……?」とワクワクと目を輝かせて聞いてきた。「えっと……木に手を付いて……くれるか?」と言うとルナが不思議そうな顔をして指示に従った。「こう……ですか?」と振り向き、可愛く首を傾げて聞いてきた。「そのままおしりを、こちらに突き出すような感じで……」と指示を続けた。「ん……これ、恥ずかしいのですが……ううぅ……」恥ずかしがりながらも可愛くおしりを突き出した。「ユウさん……わたしを恥ずかしくさせて……喜んでます?」と頰を膨らませて言ってきた。「いいや、そんなつもりはないんだが……」可愛くて興奮する姿だな……と思いながら後ろから覆いかぶさる様に抱きしめた。「はぅ……。ビックリです……。後ろから……ですか? これじゃ……ユウさんの顔が見れませんけど?」と残念そうな声を出した。「ん……多分、一回じゃ終わらないと思うぞ……」「……そ、そうですか……なら……良いですよ♪」とルナが嬉しそうに答えた。 ルナのワンピースのスカートを捲り上げると、月明かりに照らされた水色のパンツが見えた。割れ目部分が濡れて色が変わっているのも分かった。 ズボンを下ろし、元気いっぱいの息子を出した。ルナのパンツを横にズラし、息子でくちゅくちゅと音を立て……にゅるにゅると挿れた。「あっ……♡ んんぅ……ユウさん……あっ……♡ んんぅ……」ルナの中で擦れてゾクゾクとした快感がして、いつもと違う。「やぁ……これ、いつもと違う……はぁ、はぁ、はぁん……♡」ルナが体をピクピクと震わせ、俺はルナのおしりに手を当て腰をゆっくりと動かした。「わっ、わ、あ、あ、あぁっ……♡ だめ、だめ……あっ、あっ……んんぅ……♡」腰をビクッビクッと反応させると、じょわぁぁぁとアソコから温かいモノが滴り落ちた。「で、出ちゃいましたぁ……。ダメって言ったのですよぅ……? 聞いてませんね……むぅ……イジワルです……。あぅ♡ あっ、あっ、ちょ……待っ……あぁっ……♡」ルナが膝をガクガクと震わせ腰をピクピクと動かすと、ぷしゃぁ、ぷしゃぁ……と挿れる度に小さく吹き出した。「あっ、あっ、はぁ、はぁ、はぁ……んぅ、んっ、ん、ん、あぅ♡ んっ、やぁ……なんだか……止まらないですよぅ……あんっ♡ あんっ♡」結界を張っている
last updateLast Updated : 2025-08-27
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第10話 ルナと二人だけの秘密

 ルナのワンピースを胸元まで捲り上げると、自分で脱ぎだした。「……ど、どうぞ……」と顔を真っ赤にさせて言ってきた。「とりあえず……挿れるな」と息子を、じゅぷっ♡ と音を立てにゅるにゅると挿れた。「あっ♡ んっ……はぁ……これ好きです♡ ユウさんの顔見えますし……抱きしめられますっ♡」「そんなこと言われると……出ちゃうぞ」「はいっ♡ いっぱい……わたしの中に出してくださいっ♡」「知らんぞ……今日は……締め付けが、気持ち良すぎて……ヤバいな。」「それは……ユウさんが興奮することを言うからですよ……わたしを妊娠させるとかぁ……♡」と顔を真っ赤にさせた。 ルナの中がヒクっ♡ ヒクっ♡ と反応した。「また……中が気持ち良いぞ……」 腰を早く動かすと、ルナの胸がぷるんっぷるんっと揺れ興奮させる。「あっ♡ あ、あ、あんっ♡ あんっ♡ ユウさん……一緒に……気持ち良くなりましょ♡ あぁんっ……んぅ♡」腰をビクッビクッと震わせ、ぷしゃぁぁと吹き出した。俺もルナの中で、びゅぅぅ、びゅぅぅと射精をした。 ちゅぅ♡ ちゅぱっ……♡ れろれろ……と射精が終わるまで舌を絡ませた。「いっぱい……出して頂けましたね♡ あ、あのぉ……ユウさんは、どちらが良いですか? お父さんですか? パパですかね?」と幸せそうな顔をして聞かれた。「なぁ……他の二人には……この事は秘密だぞ?」と言った。「……え? あ、はい♡ 二人だけの秘密ですね……分かりました」と言い抱きしめてきた。「わぁ……大きくなりましたよ? もう一回ですかね……♡」と色っぽい表情と胸を押し付けられると、興奮してきて息子も大きくもなる。 朝方までルナと、ゆっくりとエッチを続けてしまった。「……やっぱり寝られませんでしたね♡」「始めとは違う意味で、寝られなかったな」「……まあ、そうですけど……幸せなので、良いじゃないですか……ちゅぅ♡」 ──翌朝。 やっぱり寝不足気味のルナが眠そうにしていた。「大丈夫か? 回復魔法を掛けるぞ」と言うと……「わっ。ダメですよ……ユウさんの魔法はキケンですっ。めっ!ですっ」と拒否してきた。「……そんなんじゃ、元気な子が生まれてこないぞ……」とルナの耳元で呟いた。「うぅ……はぁい。お願いします……」と頰を膨らませて言ってきた。「ユウ兄ぃ、ユウ兄ぃー! いつ行くのー
last updateLast Updated : 2025-08-27
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