二次会は、大学サークルのメンバーが中心になって開いてくれた。ホテルの1室を借りてくれたので移動がスムーズで良かった。 律樹と私の高校の時の友達も手伝ってくれたようだ。 友達と友達が仲良くしてくれるのは、嬉しいと思った。 二次会では、パーティー形式で、披露宴の時よりもっとたくさんのゲームをした。 司会者は、大学のサークルメンバーの1人、原田(くん)がしてくれた。 幼少期の写真をたくさん並べて、新郎と新婦を当てるゲーム。 「え〜コレ誰だ? みありは……たぶんコレだと思うんだけどな」 「では、みありさん、律樹はどれでしょう?」 「え〜この2人、似てるけど、きっとこっちだな」 「答えは……2人共大正解!」 「「良かった」」 「ホッ」 「ではでは、次の問題です! 2人の記念日は?」 ──律樹、気づくかなあ? 司会の原田が、「コレは間違えると、大変だよね〜」と言う。 すると…… 「あ〜〜〜〜!」と大きな声で言った律樹。 私がニヤニヤと笑うと、 「では、律樹から答えてもらいましょうか?」と言う原田。 「大学4年の時に、告白したのは、2月23日でした」と言う律樹。 皆んなが、 「え〜! 今日?……」 「そうです! 今日は、俺たちの記念日だった、ごめん! みあり」 「「え〜すご〜い!!!」」と言う友達が拍手をしてくれた。 「ふふ、やっと思い出したんだ!」と言うと、 「ごめ〜ん、いつから気づいてたの?」 「予約する時から」と言うと、 「うわ〜ホントごめん」と謝っている。 「うわっ、律樹忘れてたんだ! 最低〜」と美耶に言われる。 「あんなに目立って、大学の芝生の真ん中で告ったくせに……」と千秋に言われている。 「あ〜最低だよな俺、だって再会した10月1日のことばかり覚えてたから」と言った。 「あ〜律樹ダメダメそんなの言い訳よ」と、 私が何も言っていないのに、美耶と千秋が怒っていて可笑しかった。 「ふふふ」 「はい、では仲直りのキスをしてもらいましょう」と言う原田。 「「え?」」 「イエ〜い!」パチパチと拍手が起こり、 「キス、キス、キス、キス……」とキスコールが始まってしまった。 「え〜とそれは、唇に?」と原田に聞いている律樹。 「当
Last Updated : 2025-10-17 Read more