翌朝早く、寧々が慌てた様子で寝室のドアを押し開け、叫んだ。「悠と舟が部屋にいないの!どうやら外に出たみたい!」その言葉を聞いて、清華は弾かれたように起き上がった。ここはあの小さな町ではなく、大都会だ。まだ六歳の子供二人が外をうろつくのは、あまりにも危険すぎる。二人は慌てて外へ探しに出た。マンションの敷地内を一周しても見つからなかったため、急いで管理人の詰め所へ向かった。防犯カメラの映像を確認させてもらうと、二人の子供はお揃いの色のジャージを着て、野球帽を被り、小さなリュックを背負って、手をつないで出かけていく姿が映っていた。さらに、マンションを出た後、彼らはタクシーを拾ってどこかへ向かっていた。「お母さんたち、慌てないでください。外の監視カメラの映像を調べれば、タクシーのナンバープレートが分かるはずですから」管理人はそう言いながら、手早くカメラの映像を切り替えていった。清華も当然心配だったが、今一番重要なのは、冷静になって彼らがどこへ向かったのかを分析することだ。「あの子たち、雲上市のことなんて全然知らないのに!一体どこへ行ったっていうの!」寧々は焦りのあまり、全く考えがまとまらなかった。一方の清華は、寧々よりは少し冷静だった。舟という子は、普段はイタズラ好きで手がかかるが、実はちゃんと分別がある。特に今回は悠を連れているのだ。だから間違いなく入念な準備をし、慎重に行動しているはずだ。「間違いなく、昨日のことが原因ね」清華は言った。「悠はすごく落ち込んでたし、舟もカンカンに怒ってた。でも、私がちゃんと説明したら、二人とも納得してくれたはずなのに」「忘れないで。あの子たち、『やられたら絶対にやり返す』性格よ」「じゃあ……文雄に復讐しに行ったって言うの?」「文雄の居場所なんて、あの子たちに見つけられるはずがないわ。でも……結愛の居場所なら見つけられるかもしれない」その言葉に、二人は同時にハッとした。「幼稚園!」ちょうどその時、管理人がタクシーのナンバープレートを特定した。「このナンバーでタクシー会社に問い合わせれば、運転手と連絡が取れます。子供たちをどこで降ろしたか聞けますよ」その頃、幼稚園の門前では。タクシーを降りた舟と悠は、登園してくる他の子供たちの群れに紛れ込み、一緒に幼稚園の門へと向かっ
Read more