全身が痛む。だが、その痛みもすでに麻痺し始めていた。陸斗の人生は、最初から失敗する運命だったのかもしれない……昔も、今も。なるほど、夏海が彼の愛し方を嘲笑ったのも頷ける。彼の自信は、今や完全に打ち砕かれていた。何が女たらしだ。彼こそ、本当の意味で愛も、女心も何も分かっていない。夏海が彼を笑いものにしたのも、無理はない。自惚れた馬鹿者だ。笑いものにされて当然だ。陸斗には山を下りる力も残っておらず、アシスタントに電話をかけた。アシスタントが到着した時には、彼は地面で眠り込んでいた。だが外は寒すぎる。車に乗り込んだ後、陸斗の状態はさらに悪化し、意識は朦朧とし始めた。再び目を開けた時、耳に届く声は、アシスタントのものではなく、聞き覚えのある女の声に変わっていた。体は火照り、水の中にいるような感覚だった。ぼんやりとした霞の向こうに、夏海の姿が見えた。夏海は彼のすぐそばにうつ伏せになり、心配そうに彼を見つめていた。手にはタオルを握りしめ、どうやら彼の額を拭いているようだった。「どうして……お前なんだ。夢か……」陸斗の声は掠れて、聞き取れないほどだった。彼は手を上げ、その幻に触れようとしたが、思いがけず、彼女の細い手首をしっかりと掴んでいた。ひんやりとしているが、その感触はあまりに現実的だった。「西園寺さん、大丈夫ですか? 熱がありますよ。さっき薬を飲んだから、少しは楽になりました?」「俺は……」陸斗は眉をひそめ、ぼんやりとしていた。体を動かすと、意識が少しずつはっきりしてきた。どうやら自分は、今まさに夏海の家にいるようだ。服も脱がされ、パジャマに着替えさせられていた。傷も手当てされており、裂けた古傷も含めて、すべてきちんと処置されていた。「あなたのアシスタントが運んできたんですよ。あなたからも電話をかけてきましたよ。何があったんですか」夏海はひどく心配そうに、もう一度尋ねた。陸斗は顔を上げ、時計を見た。もう午前3時を過ぎていた。どうやらさっき意識を失ったようだ。さっき車の中で、彼は意識が朦朧とする中、口を開いてアシスタントに夏海の家の住所を伝えていた。道中、何度も夏海に電話もかけていた。夏海はここ数日、ぐっすりと眠ることができなかった。携帯もマナーモードにしていなかった。おかしな
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