「ありがとうございました」「ありがとうございます」お店を出たわたしは、その袋を握りながら藍、喜んでくれるかな?なんて考えていた。藍のことを思い、藍のことを考えながら、わたしは微笑みを浮かべていた。「藍……楽しみにしててね」最高の誕生日になるように、わたし一生懸命頑張るからね。 藍がとびっきり喜んでくれるように、この子と一緒に頑張るからね。そういえば……ご飯食べてなかったな。「……お腹、空いたな」その後ショッピングモールのフードコートでお昼ご飯を食べ、一階にあるスーパーで夕飯の買い物を済ませた。他にも欲しいなと思うものもあったけど、藍の誕生日プレゼントを買いに来ただけだったから、それ以外はあまり見ずに家に帰った。初めて祝う、藍の誕生日。……より良いものに、したいな。来年藍の誕生日を言われると時には、この子も産まれている時だし、今回は二人だけど……。でもきっとこの子も、お祝いしてくれると思うな。「わたしたち、家族だもんね」夫婦であり、家族であり、そして何よりも……お互い大切な人だから。「さ、早く帰って夕飯の支度しよっと」今日の夕飯はさつまいもが安かったからさつまいもを購入したので、さつまいもご飯とさつまいもの天ぷらとかにしようかな。そういえば……天ぷら作るの、久しぶりだな。 一人だと天ぷらってあまり作ろうとは思えないしね。せっかく作るなら、さつまいもだけじゃなくてじゃがいもとかかぼちゃの天ぷらとかも作ろうかな。家に帰って天ぷらを揚げていると、藍が「ただいまー」と玄関を開ける音がした。「あ、藍! おかえりなさい」藍は「なんのニオイだ? 美味そうなニオイするな」とキッチンを覗く。 「今日はさつまいもが安かったから、さつまいもご飯と天ぷらにしたの」「天ぷらとかいいな。 俺結構天ぷら好きなんだ」「あ、そうなの? なら良かった」藍が天ぷらが好きなことを知って、たまには天ぷらにするのもありかなと思った。「着替えてくるよ」「うん」炊飯器を開けてご飯の確認をすると、さつまいもご飯もいい感じに炊けていた。「わ、さつまいものいいニオイ……」さつまいもご飯、美味しそう。 さつまいもはこの時期、美味しいんだよね。「よし、天ぷらもいい感じ」夕飯が出来たところで、藍がリビングへとやって来る。「藍、夕飯出来るからお箸出してくれる?
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