✱ ✱ ✱【透子、おはよう】【身体は大丈夫か?】【透子、重い物は持ったりしちゃダメだぞ】【透子、身体は冷やさないようにな】スマホの通知が、アイツからのメッセージの受信を何度も知らせてくる。「あーもうっ!うるさいっての……!」あの日のプロポーズ以来、毎日こうやって頻繁に藍から連絡がくるようになった。それもそうだ。 だってあの人は、もうわたしの夫になるつもりなのだから。「もう、何なのよ……!」プロポーズの返事はまだしていないけど、彼はわたしの夫になるのに相応しいのは、俺だと言わんばかりの態度であった。あの日のプロポーズの言葉が、ずっと頭の中をリピートしている。「透子も赤ちゃんも、俺が必ず幸せにする。約束する」それにしても、わたしも赤ちゃんも必ず幸せにするって……すごい自信だった。そして何より、彼はあの言葉の後に続けてこう言ったんだ。【俺はもう、君と結婚するつもりで子供を作ったからね】「冗談じゃないわよ……」わたしと結婚するつもりだって? わたしは絶対に認めないから、そんなの!わたしはアイツと、絶対に結婚なんてしない。 あんなヤツの妻になんて、誰がなるものか……!それに子供だって。……いや、子供に罪はないわ。 子供を責めるのはダメね。それは母親として、失格だ。【透子、次の検診いつ?】そんなことを考えていた時よりも、またも高城藍からメッセージが届いた。「え……。なんでそんなこと聞くのよ」【なんで?】とメッセージを返すと、すぐに返信が来た。【次の検診、俺も一緒に行くから】「……は?」俺も一緒に行く? いやいや、なんでよ……!【来なくていいです】【俺も行く。絶対にだ】「え、なんなの……」どこまで頑固なわけ……? 来なくていいったら、いいのに。 【一人で行けますので、大丈夫です】そう言ったのに今度は【一人じゃ危ないだろ?君一人の身体じゃないんだから】と返信が送られてきた。 【わたしのことは気にしなくて結構ですので、お構いなく】【何かあったら俺が困るんだよ。だから一緒に行く】俺が困るってなによ……。 困るのはわたしなのに。そう強く言われたら、断れないって……。なんて言えばいいのかな。なんかこう、過保護?みたいな……。あの日のプロポーズ以来、彼はとてもつもなく過保護になったような気がする。 その理由は分
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