新人が並んで挨拶をさせられた。「新人の川野ヒロキです!これでもシングルマザーで、生活苦だしこの仕事頑張ります!」「うーん、源氏名はヒロでいいか」 源氏名までつけられたよ…。まぁ作戦中はいいか。「よく覚えておけよ。特に新人!ここのオーナーの赤川さんだ」 へえー、初めて見たけどんな顔なんだ。あ、商店街でオバサンに詰め寄られてた時はもっと焦った顔してたな。今は威厳ある顔してるからなぁ。「ん?新人。名前を何と言う?」「本日よりここでお世話になります。ヒロと申します」 ちょっと怯えてる感じで返事をしてみた。「おいー。こんな上玉は私の専属にしろよ!」「専属?」「給金ははずむぞ?この店で働くのと同じ時間で構わない。私と共にいてくれるだけでいいんだ」 うわー、エロオヤジ発言。でもま、私の潜入も成功ってことで。「助かります。子供もまだ小さいので……」 朔斗さんこの現場を見ただけで、この親父を半殺しにしそうだなぁ。 その後、私はエロオヤジの腕にしがみついていた。これで片腕は封じた!もう片方が残ってるんだけど……。「こらこら、そんなにくっつくもんじゃないぞ!」 満更じゃない顔でそんな事を言われても心に響かない。「えー?」 私はさらに胸を押し付けた。「おいおい。ダメじゃないか!仕方のない子だよ」 空いてる手が動く?「オーナー、お酒でもいかがです?オーナーですもの、当然強いお酒を好まれるんでしょう?」 私は酔え!というように、話を持っていった。「まあなあ。昔はウォッカをボトルでラッパ飲みしたなぁ」「すごぉい!」 父さんが今でもしてるよ……。アルコール度数の高い日本酒だけど。「今でもできるんでしょ?」「ラッパ飲みは無理でも、ストレートのグラスを一気飲みくらいならなぁ」 2杯くらい飲んだら連れ出そう。そして連れて行く。 本当にストレートのグラスを一気に飲み干した。2杯くらい飲んだところで、「少し夜風に当たりませんか?気持ちがいいでしょう?」 と赤川弟を店から連れ出した。 この時点で赤川弟の思考やなんかがもうフラフラ。「よくやったな。大輝。酩酊状態じゃないか!」 大雄さんは大輝の頭をワシワシと撫でる。 大雄さんも過保護だよね。子離れしてないというか……。「えーと、ウォッカのストレートをグラスで一気飲みを二回させた
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