All Chapters of 金で極道に売られた女。姐になります!: Chapter 81 - Chapter 90

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第79話 大成の今後

 一応、ケビンの実家の方にもこの子、大成(たいせい)の写真を送っておいた。まぁ、実家の家業に使われることはないだろうってケビンは言う。ケビンのお兄さんだって、男の子いるだろうし……。 出産したから胸がちょっと大きくなりました! 母乳で育ててるし、当然かな?産褥期だから、ケビンとどうこうってことはないけど、ケビンの視線を感じるのは気のせいだろうか?  この前、兄さんと朔斗が互いの嫁の胸について熱く語っていたらしいけど、妻の産褥期の時に。父さんに見つかって雷を落とされたって聞いた。 数日後、ケビンは行動に出た。「中に入れなければいいんじゃないかと思うんだ」 正論だと思う。だからって体のあちこちに触りまくるしキスマークはつけるし、どれだけ欲求不満だったの?って感じだ。 何故か母乳をケビンが吸う。「特に美味いわけじゃないじゃん。それより大海の胸が大きくなったね。俺が育てた影響じゃないのがちょっと悔しい」 などと言い始めた。その後はケビンはトイレで処理をしたようで、欲求不満が無くなって何より。と言ってられないのよ!こっちは。 大成が夜泣きした。「母乳なの?おしめ?」 寝不足~‼誰か助けてよ~‼ そんな大成だけど、茶髪で右目が黒目で左目が緑目に生まれた。これは…公立の小学校だったら虐められる感じだなぁ。と思う。 昔、大輝が通ってたインターナショナルスクールに小学部とかないかなぁ?そっちで育てたいなぁ。ケビンにも相談しよう。ケビンは女の子が欲しくて仕方ないみたいだけど、それとこれとは話が別物よ。 家の中じゃ会話が英語だし、家の外だと日本語だけど。「ケビン、まだ一応産褥期だしトシゴはどうかと思うのよね。せめて、1年は開けた方が?」「why?」「何となくかな?それもあるんだけど、そうじゃなくてね。大成って見た目が日本人の標準と違うでしょ?日本人てなんか知らないけど、個性よりもみんな一緒っていうのを気にするのよね。だから、将来大成が公立の小学校に通うようになったら虐められるんじゃないかと思うんだ。それでね、昔に大輝がインターナショナルスクールに通ってたことがあって、高校の時かな?そこのスクールに小学部がないか問い合わせてみようかと思うんだ」「確かに、日本人はちょっと閉鎖的なところがあるよね。みんなと一緒だと安心するんだろうか?大輝はなんでインター
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第80話 ケビンの要求と子供達の参観日

 ケビンの欲求は止まるところを知らず、産褥期が終わったかなぁ?ってあたりから夜な夜な体を求められるようになった。正直眠い。 ケビンは昼間にちびっこたちと戯れまくって、夜は私で疲れたり眠かったりしないの?なんて体力。羨ましい。 そんなだから、私はまたもあっさりと妊娠。蘭さんには「あらあら」とちょっと呆れられたというか、揶揄われたというか…。「ケビンが女の子が欲しいらしくて…」「でも、今回の妊娠も男の子よ?」 性別を何も言わずに暴露された。 同様に、この子の後にもまた同じ行動に出られたけど…「良かったわね!今度は女の子…の予定」 と言われた。産まれると男の子でしたって例もあるから、油断はできない! と、思ってたけど、本当に女の子でケビンが大喜びしていた。毎日写メ撮ってるけど、スマホの容量は足りるの?「心配ご無用!PCに保管してるから平気。そうだ!USBでバックアップ取っておかないと心配だなぁ」 らしい。 ちなみに、次男の名前は大悟(だいご)。待望の女の子が大恵(ひろえ)です。 大悟も大恵も茶髪。特に大悟は両眼緑眼で、大変。大佳と大己が「王子様が生まれた!」とか騒いでた。ただのうちの子なんだけど。大恵は茶髪だけど両目ともちょっと色素が薄い黒目かな。3人ともインターナショナルスクールに通わせることにした。  大恵が生まれたあたりで大和と大斗が小学校に通い始めました。ちびっこたちはランドセルを「いいなぁ」って目で見てます。結構高価なものを三代目が祖父としてプレゼントしたみたいです。 二人は同じクラスになったようで、担任の先生と仲良くするように母さんからも言われていました。いままでイカツイ男の中で育ってて、同じ年ばかりの中で馴染んでいくのは難しいのかな?と思ったけど、子供は簡単に馴染むようです。 今度参観日というものがあるらしいです。「俺は、誰も来なかったけどな」 大雄さんは自虐的です。 大和と大斗がですから、茜ちゃんと大輝が参観日に行くみたいです。 なんだかんだ言ってたけど、大和も大斗も参観日が楽しみのようです。茜ちゃんと大輝に「参観の後、懇談ってあると思うんだけど、なんだったらサボっちゃった方が無難だと思うわ」「ママ友作り?」「表面的にはね。その年の役員を決めたりとかするのよ。茜ちゃんは気が弱いから何でも押し付けられそうだし、
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第81話 初孫の参観日

 参観は大和も大斗もやる気満々で手を挙げたりして、頑張って授業を受けていた。だというのに、親というのは……。「なんなの?あの胸!パット入れ過ぎじゃない?」 100%天然なんだけどね。とか、「隣にいる女性と妙に親しげじゃない?何?」 あんた達だって既に親しげなんですけど、っていうか子供達の雄姿を見なさい! といった感じだった。何故、私が見ているか?それは大雄さんに授業の録画を頼まれたからよ! ちゃんと懇談から帰れるのか不安だわ~。 私が参観に出た時は組員に迎えにきてもらって、「姐さん、帰りましょう」の一言で済んだんだけどなぁ。茜ちゃん若姐だしその手で行けば良かったかなぁ? 参観は微笑ましく終わった。まだ一年生だもんね。「私達は仕事があるのでお先に失礼します」「仕事って何?」「白虎商事の秘書ですが何か?」「その体ですり寄ってるんじゃないの?」「CEOは私の姉ですが?それから、あなたの発言はセクハラにあたりますので。以後気を付けてくださいね。茜さん行きましょう?」 そして二人は帰っていった。大輝、グッジョブよ!「何なの?あの二人!絶対にしっぽを掴んでやるんだから!うちの主人はあのSmith・Anderson international company の役員なんだから!」 へぇ、ケビンに言って左遷でもしてもらおうかしら?Smith・Anderson international companyと白虎商事が業務提携してることも知らないの?本当にSmith・Anderson international companyの社員なんだろうか?しかも役員?で、この人の名字はなんだろう?録画をしてはいるけど。 私は録画した映像と共に職員室で名字を聞いた。「あまり物騒なことはしないでくださいよ、白川さん~」 物騒なことはしたくないのよ?しようとしてるのはこのオバサン。「あ、川野って子は白川の従兄弟だからよろしくお願いします」「白川さんは普通にいい人なんだけどねぇ」「2年後にあの子らの妹が入学してきます。それもよろしくお願いします」 家に帰り、ケビンに映像を見てもらった。「うわぁ、本当にこんな人が存在するんですね」「そうなのよ。で、このオバサンの名字は鈴木だって職員室で聞いたわ。鈴木って日本人に多い名字なんだけど、Smith・Anderso
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第82話 茜ちゃん、完璧な『姐』を目指す

 この時がやって来た。避けては通れないとは思ってたけど、でも……。ああ、やっぱり蘭さんに相談しよう。「茜が料理できないのはね。私はもう、生まれつき持った障害だと思って割り切ってるの」 蘭さん、なんだか壮絶な辛口。「そのわりに手術ではメスとかうまく使いこなしますよね。小器用なのになんで?って思うんですけど?」「やっぱり人には向き不向きがあるのよ。あの子には料理が不向きなのよ」 とはいえ、『姐』として私は茜ちゃんに料理を教えなきゃならないんですけど?「なんかリハビリみたいなことから始めなきゃですかね?みかんの皮をむくとか?」「そうねぇ」 蘭さんが遠い目をしたよぉ! 私は視点を変えた。 料理だけが組員の心をつかむわけじゃない。屋敷の中の掃除だってそう。 今回は茜ちゃんに屋敷の中の掃除をしてもらおう。キレイな窓とか廊下とか見れば、組員のハートをぐっと掴める。 「茜ちゃん、今日は料理じゃなくて、屋敷の中を掃除してもらうわ。窓を磨いたり、細かいところを磨くのって結構大変な割と皆見てるのよ。結果を。床の掃き掃除は便利ね~。今はお掃除ロボットが屋敷の中を走り回ってるわ。何台いるんだろう?ちびっこたちの方が詳しそうよね。窓に手垢をつけるのは、そのちびっこたちなんだけどね。手垢が無くなるだけでスッキリとしたもんよ?さあ、掃除しましょ?」 窓の拭き掃除をした先からちびっこたちが手垢をつけていく。「ドンマイよ。やらないよりいいじゃない?」 掃除は料理よりもなんとかなりそうで安心した。っていうのに、組員たちが率先して掃除をしているもんだから茜ちゃんがわざわざするまでもなくなった。 ヤハリリョウリヲオシエナキャナラナイノ? 仕方ないので、私は大志に家(家族空間)で、料理はどうしてるの?と聞いた。「俺達の沽券の問題もあったんだけどなぁ。仕方ないか、料理は俺が担当してるよ」「茜ちゃんは?」「洗濯とかかな?」 何てことなの?本当に料理苦手なのね…。「あいつに料理教えるなんて、逆立ちで屋敷を一周の方が簡単そうだなって俺は思ってしまうぞ?」 そこまで?「茜ちゃんは完璧な『姐さん』を目指してるのよ。どうすれば……」「お、茜!大事な話だ。茜が完璧な『姐さん』だと思ってる母さんだが、ちっとも完璧なんかじゃないからな?」 大志、ヒドイ。「酒は弱いし、寝坊
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第83話 大輝の想い

 屋敷内がケビンと大海姉さんで大騒動(?)になっていた頃、私・川野大輝は密かに妊娠をしていた。密かでもなんでもないんだけど。 蘭さんはもちろんだけど、母さんも父さんも知ってたし、屋敷の中はみんな知ってたと思う。けど、優先順位がケビンと姉さんだっただけだし。 私は再び女の子を産みました。名前は大翔(ひろと)です。兄妹で音が被ったけど、ドンマイ! 私はまだ25才だし、まだ子供産めるんだけどなぁ。ただ、子供を育てるにしたってお金がかかると朔斗さんに言われてしまいました。 なんだか残念だなぁ。経済力で子供産めないのかぁ。いや、3人いれば十分なんだけど、年齢が……。 母さんが30才過ぎてから私が産まれてるし、とかいろいろ考えちゃうけど、こればっかりは朔斗さんと私の問題だし。 「今後は避妊をするけど、それでも子供を授かるような事があれば、産んでくれるか?」と朔斗さんに頼まれた。それは勿論OKです。二人の関係がこのまま続くなら全く問題がありません。 むしろ付き合った当初は避妊してたのかな?って状態で3年間子供いなかったのよね。それも結構凄いと思う。 でも母さん曰く、避妊しないで事実婚を5年続けて妊娠しなかったっていうからそれはそれでそっちの方がミラクルだと思う。*******~朔斗視点 あ~、なんで俺は無限に経済力がないんだよ!経済力さえあれば、ノー避妊でいくらでも大輝を抱き放題なのに。ネックになってるのが経済力! 子供が3人いるからいいと言えばいいんだけど、大輝はいい女盛りの25才!あ~俺の欲望が―‼ 姐さんだって25才くらいで大志と大海を産んでるし、蘭さんも茜を産んでる。やっぱりそのくらいの年齢の女性が魅力的なんだよなぁ。確かに24才で大輝は大翔を産んでるけどさぁ。 大輝は若くて魅力的なんだよな。他の男に触らせないけど、どうしたらいいんだあぁぁぁぁ!******* まだ、私の事を女として見てくれてるのかな? 出会いが早すぎて飽きられてたりしたら……。 今夜にでも帰ってきたら聞いてみよう!  そうしていると朔斗さんは帰ってきました。「朔斗さん!私に飽きたりしてない…よね?出会うのが早すぎて朔斗さんに飽きられてたらどうしようって悩んでたの」 これは、所謂育児ノイローゼだろうか?俺もあんまり関わってなかったのがいけないのか?「まさか!
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第84話 そして10年後

 そして10年が経ちました。 大雄さんは74才です。でも現役バリバリでイケオジな感じです。現役過ぎて私が妊娠はしないよね?って不安になったりもしますが、私が68才で引退しているので、妊娠しないでしょう。 新橋が大雄さんの1コ下の73才で蘭さんが私の1コ上の69才。よく考えれば私と大雄さんには孫が8人。新橋と蘭さんは孫が2人ですもんね。年も取るはずです。 大志だって四代目として少しは貫禄が付いたのか?45才でしょ?双子だから大海も45才だし茜ちゃんもなんだかんだと45才。朔斗君が44才ってこの間大輝から聞いたような…。そんな大輝はまだ若いわよねぇ、35才だもの。孫達は揃いも揃って10代だし。あ、ケビンが49才だって大海が言ってたような…。 大志が組長としてしっかりしてきたから朔斗君が『若頭』に昇格!朔斗君・大輝の家族が若頭の家族として組員に認識されるようになりました。 新橋の家族はというと新橋が『若頭』ではなくなったけど、白虎商事の退職金がガッポリあるから生活に苦は全くありません。二人だしね。 大輝の娘の大己と大翔の二人とも大輝の遺伝をしっかりと受け継いでいるようで、爆乳。大己なんかまだ中学生?高校入りたて?くらいだし、大翔にいたっては思春期真っただ中でコンプレックスだろうなぁ。大輝がそうだったみたいに。大輝も「それは意中の男性を射止めるための武器だからね!」とか言ってあげればいいんだけど……。 志望校がまた、ブレザー制服なんだよねー。大佳と同じ高校に行きたかったのかもしれないけどさ。絶対胸のところがピッチピチどころかビッチビチよね…。私服の学校選べばよかったのに……。大海のところの大成が二人と同じ高校を受験する気でいるらしい。来年だけどね。 うーん、二人の志望校って二人の兄がいるとこなんだよね。 大佳はブラコンなんだろうか? 孫たちの関係はよくわからない。人数多いからかな?「孫たちの事より俺達の事を考えようぜ~?」 今更?大雄さんに誘われてしまいました。大雄さんはどうしてそんなに若くいられるんだろう?不思議でならない。 いつものように、着物の合わせから手を入れてきて私の胸を触る。「やだ。恥ずかしい。もう年なのに。見てもそんなにキレイじゃなくなったでしょ?ゴメンなさい」「俺の『姐』は永遠にキレイなんだよ。知らなかったのか?」 知らなか
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第85話 外伝① 大和、スカウトする 

「若っ、なりません!そんなに遊び歩いては‼それもキャバクラなど…。四代目に知られたら」「いいんだよ。じいちゃん、あ、三代目だって16・7の頃は遊びまくってたらしいから」 とはいえ、俺は今日が女遊びデビュー。「父さんは小学生くらいの時から、母さんLOVEで遊んでないから知らないのも無理ないけど、俺はじいちゃん直々に教えてもらったもんね」 父さんが俺に付けてるボディガードは止めるけど、17才の俺は止まらない!「おっ、この店がイイ感じだな。ここにしよう。お前たちは外で待っててくれよ?」 店の中でまで過保護に子供扱いされたくないからな。「いらっしゃいませ、お客様。初めてですね」「何か問題でも?外観がよかったから寄らせてもらったんだが?」 俺はそう言いながら受付カウンターにチップで数万の金を置いた。前に大海さんがそうしているのを録画画像で見たことがある。大海さん男前だった。女性だけど…。「お客様、只今ご案内しますね!おい、カオリ!」「はい、ただいま!」 あの声…どっかで聞いたことあるような…。「「!!」」「カオリがお気に召されたならば、お部屋へご案内しますね」 俺はそのままその女とキャバクラの奥にある部屋に通された。「ここには盗聴器や盗撮器の類はないよな?」「多分」「心配だな」「カオリ。このままお持ち帰りだ」 俺は結局何もせずにこの女を屋敷に連れ帰った。「松下香!お前、なんてとこでバイトしてるんだ?」「そういう貴方はどこの客になろうとしてたのよ!」「あらあら、大和が初めて女の子を連れ帰ったわ。私は大和の母の茜でここの『若姐』をしてるの。よろしくね。大志さんにも報告しなきゃ!」「あ~、父さんに報告しなくても~~」 母さんを呼びとめる俺の手は虚しく宙空にあった。「行っちゃったね…」「ああ。それで俺からの質問だ。何であんなとこでバイトを?」「金払いがいいからよ。私は見習いで正式にまだ客を相手にしたことないんだけどね。うち、片親でしょ?しかも父が呑んだくれて、私に暴力を振るったりするのよね。だから、一人暮らしするためにも一刻も早くお金が必要だったのよ。さて、私の質問にも答えてもらわよ?何でキャバクラなんて?」「あ~、社会勉強だな。こんな稼業だしな。うちの傘下にもキャバクラはあるんだよ」 女遊び目的とはこいつに言えねぇ。「
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第86話 外伝② 大和と香

 そういう風に生活しているうちに、俺と香は体の関係を持つようになった。仕方ないじゃないか!俺だって血気盛んな17才の男子だ! 香は高校生なわけだし、避妊は欠かさずに関係を持っていた。 手が早いのは三代目のじいちゃんに似たのかな? 父さんは何で一つ屋根の下に自分の好きな子がいるのに手を出さなかったんだ?あ、出さなかったんじゃなくて、出せなかったんだ。そうだよな、母さんは新橋家にいたもんな。香みたいに一人でいたわけじゃないしな。 香が高校を卒業するや否や俺は避妊をやめた。すると、あっという間に香は妊娠した。「やだよ!香ちゃんの子だから、ひ孫?長生きするもんだね」と、ばあちゃんは言うけどじいちゃんは「遺伝だな」と呟いただけだった。どういう事だろう?「あ、香!言うの忘れてた。俺さぁ、一応ここの次期組長なんだわ。だから男の子を頼むなぁ」「そう言われても産み分けとかできないんですけど?」「大和君!無茶言っちゃダメよ!」「あ、母さん!母さんは性別知ってるんだろ?」「ふふふっ。そんなの秘密に決まってるじゃない!」 と言いつつも、数カ月後に無事に男の子が産まれました。この子が六代目になるんだなぁと思うと感慨深い。「名前は?」「大地(だいち)だ!」「私に相談もなく即決?いいんだけどさあ」 大志が書道で『大地』と書いた。結構長く書を大雄さんに習ったから自信があったようです。「うーん、なんだか三代目の書の方が迫力あるのよねー」 とは蘭さん。 要望に応えるように、大雄さんが『大地』と書く。「やっぱり、なんかしっくりくるわ。流石三代目ねー」 照れているのか、あまり顔を見せてくれないけど、まんざらでもなさそうです。 私・香の最近の悩みは、この組の中の親族の人物相関図がよく解らないことです! 20人近くいるから、頭の中ごちゃごちゃ。紙に書けばいいのかな? うわー、何回書いてもキレイにならないよ。「香、何やってんだよ?」「親族の人物相関図をちょっと…。わからないのよ。というか覚えられない‼…っちょっ、大和?」「なんだよ?問題ないだろう?」「えーとですね。健康な私がこのまま子供を産み続けると6人兄弟とかになりますよ?」「じいちゃんがノー避妊で3人しか子供出来てないから大丈夫だろ?」 産むのは私なんですけど?超痛いんですけど? その日は流され
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第87話 外伝③ 大雄による叱責

「子供は結局授かりものなんだよ。私のイイ感じの年齢で大志と大海の双子は生まれたわけだけど、大輝はびっくりのイレギュラーだからね。上が二人とも結構育ってるってのに、産まれてきた子だからね。そういうもんだよ?」 年が離れてる兄妹も微妙だよなぁ。今10才の弟いたらちょっとびっくりだね。「若すぎる出産も子供の参観日とかにやっかみの対象になるのよ。大輝がそうだったなぁ。あの子18才で大斗産んでるのよ。あら、香ちゃんも19才で大地を産んだのねぇ。気をつけてね!あの子は夫婦の年の差にも気を揉んでたけど、香ちゃんは逆に二人とも若くてって悩みだもんね。大和ももっと落ち着いてくれなきゃね。大人の余裕みたいのが五代目としては欲しいわね」 確かにそうだなぁ。浮気されるのは嫌だから、私が性欲処理機みたいになるしかないのかな?あと、二人で家族計画をしっかりとしなきゃ!「香ちゃんが料理を手伝ってくれてるから、すごく助かってるのよ。やっぱ年かなぁ?」 年齢読めない位若々しいんだけど、50代?でも大和は19才だし。読めない…。「え~、『姐さん』は年齢が分かりませんよ。50代に見えます」「あらほんと?やっぱ、この年でも毎日のように大雄さんが求めてくれてるからかしら?」 三代目~‼そういう事なんですかー‼「今度料理の味付け教えるわね♪若いって言ってくれたお礼にサービスしちゃおうかしら?」「こら、ユキ!俺以外にサービスとは何事だ?」「香ちゃんに料理の味付けを教えるときにサービスよ。私に‘若い’って言ってくれたのよ♪」「まぁそれなら…」 三代目は独占欲が凄いなぁ。ユキさんだって愛されてる~って感じでしょうね。これで監禁とかし出したら、100年の恋も冷める感じですけど、程よく独占でいいなぁ。この二人。「なんだ?俺をうっとり見ても何も出ねーぞ?」 はっ、つい見とれてしまった。「お二人の関係がいいなぁって見とれちゃったんです」「まぁ、大和のことは私から大雄さんに話しておくよ」「大和がなぁ。まぁ19才の青年だからな。気持ちはわからんでもないが、自分が一家の大黒柱だって自覚が足りないのか?」「それよね。なんか危機感がなくて、いくらでも子供を作ってイイみたいな?ちょっと三代目を神格化してたわよ?」「なんだ?」「全く避妊しなくても、これまで3人しか妊娠させていない。って」「そ
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第88話 外伝④ 嫁・小姑問題

 まだ、問題はありました。大和の妹の大佳さん。彼女、ブラコンなのかなぁ?私が大和と結婚したことがなんか不満みたい。どんな人だったら認めたんだろう? 大地はまぁ可愛がってもらえるけれど、私のことは好きではないみたいだなぁ。彼女からしてみれば祖母を懐柔した余所者だもんね。 大和と今後の子作りなどの事はよく相談した。やっぱり三代目といろいろ話したのが大きいみたい。三代目って偉大だなぁ。「俺はこれからは家族の大黒柱として動く。まずはそれなりに収入がないとな。親父の仕事の手伝いを少しづつしていこうと思う。ちょっとでも仕事を覚えることが出来たらと思うんだ」 大和…立派になって! なんでも三代目は二代目が突然亡くなって、14才で組長を務めることになったそうだ。14才…中学生?えーと今の私が19だから私よりも5才も年下の状態で組長やってたんだ。そりゃあまわりのサポートもあっただろうけど、大変苦労してたんだなぁ。それだもんキセキも起きるし、威厳もつくよ。 そんな話をしてたけど、大佳さんは私達の生活空間へとやって来た。「兄さん、今暇?」「俺はいつも忙しい。それより、お前は高校生で学校の宿題あるだろう?そっちを片付けろ!」 大和も辛辣だなぁ。 大和にそれとなく、大佳さんはブラコンなの?って聞いてみた。「兄妹ってそんなもんだと思ってたけどなぁ。あ、でも父さんと大海さんや大輝さんを見るともっとライトな関係か…。確かに大佳は俺に引っ付き過ぎだな。小さい頃は可愛かったけど、もういい加減兄離れをしてもいいだろう?」「そうねぇ、誰かを好きになったら離れていくかも」「はぁ?大佳が他の男を好きになる?」「大和…。大和のそういうところがブラコンを助長するんだよ。妹離れしてないじゃん」 大和よりも大人っぽくて容姿端麗な人。だけど、いるかなぁ? ユキさんに相談。「そうだねぇ。ケビンの親族にちょうどいいのがいないか聞いてみるといいよ。ケビンて大海の旦那だよ。日本語が話せるSmith・Anderson international company のCEOだよ」 ひえ~っ!この組ってそんな大物がいるの?_「ケビンさん!初めまして。大和の妻をしてます香といいます」「可愛らしいお嬢さんだね。してご用は?」「大きな声では言えないのですが、私が大和の妹の大佳さんに疎まれているよ
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