Lahat ng Kabanata ng 【牌神話】〜麻雀烈士英雄伝〜 賛: Kabanata 11 - Kabanata 20

52 Kabanata

第2部 一章【ジンギ!】その1 第十話 NG客

10.第十話 NG客 ある日、ジンギが入れられた卓は高齢者しかいないとんでもないスローペースの卓だった。 ジョブはレベル22の商人やらレベル15の魔法使いなど、いつも化け物のような奴らと打っているジンギとしては少しも面白くない。(今日はハズレだな)と思いながらジンギは適当に流した。いや、この卓もある意味では化け物みたいなものであるが。 ジンギはこんな卓で打つよりコテツとやりたいのだが、まあ、打ち子として手伝っているジンギに相手を選ぶ権利などないわけで。 しかしまあ、それにしても遅い。 特に遅いのが東京都で1番遅いのではないかとすら思える岡田道夫(おかだみちお)と、口から生まれたんではないかと言うくらい毎局話さないと気が済まない吉崎博(よしざきひろし)の2人だった。もう1人のお爺さんは別に普通なのだけど2人に影響されてか、あるいは疲れ切ってか(2人のせいで)いつもより倍遅くなっている。 でもまあ、これも仕事だと割り切ればとくに何も気にならなくなるもので、実際、ジンギは大丈夫だった。岡田があんな事さえ言わなければ。  オーラス。微差でトップ目に立っているのは吉崎。その中盤。難しい局面となったのか吉崎が考え込んだ。すると。「トップなんだからさっさと切りなよ! 止まってないで」と、あろうことか東京都一遅い疑惑のある岡田が言い放ったのだ。しかも、言う事もわけがわからない。トップ目だからこそ難しいのが麻雀なはずだが? これにはいくら吉崎でも反論する。「言っとくけどねえ、私でもあんたよりは早いんだから。あなたにそんなことを言われる筋合いはないよ」 ジンギもそれにはウンウンと深く頷き「その通り」と言わざるを得なかった。 それに対して謝るなんて絶対出来ないのが岡田という老人である。「何言ってんだ、おれはそんなに遅くないよ」と。自分のことをまるでわかっていない。 自分はA1リーグ所属のレジェンドプロたちともセットをやる間柄の打ち手であって遅いなんて有り得ない。と思い込んでいるようだが、彼の入っている卓は普通の卓の倍以上時間がかかっているというハッキリとした証拠がゲームシートに残っていた。そもそもA1リーグだろうがなんだろうが遅い奴はいる。(悲しいことに)「あのさ、みんなアンタのおっそい麻雀を我慢して付き合ってんだよ。人間誰しも完璧じゃないからさ。
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第2部 一章【ジンギ!】その2 第一話 レベル97の実力

11.ここまでのあらすじ 他人のステータスが見える男『ジンギ』。しかし、彼はその能力を使いこなすことなく、むしろ邪魔とまで言い出す始末。 とは言えステータス把握という望まぬ力に困惑したのも最初だけ、そんな日々も長く続くうちに次第に気にならなくなっていくジンギだった。(能力を活用はしない) 【登場人物紹介】北山銀次きたやまぎんじ通称ジンギ主人公。元詐欺師。悪から大金を奪う現代の義賊のようなことをして2億円持っていたが今はもうない。萬屋勝とは親友。萬屋勝よろずやまさる通称マサル雀荘『富士2号店』の責任者。北山とは幼い頃からの親友でお互いに認めあうライバル。西川晃にしかわあきら通称アキラ『富士2号店』の早番店員。北山はその実力を認め『先生』と呼んでいる。並木邦夫なみきくにお通称…圧倒的に高齢者なのでさすがにあだ名は無い。『富士2号店』の遅番アルバイト。誰もが一目も二目も置く圧倒的な実力者。南上虎徹なんじょうこてつ通称コテツ雀荘『富士2号店』の早番店員。次元の違う麻雀を打つ。麻雀界を変える力を秘めたスーパースター。天使てんし北山銀次の夢に出てくる謎の女の子。銀次にステータス把握能力をムダに与えた。泣き虫。その2第一話 レベル97の実力 その日、メシ休憩で抜けていたジンギは待ち席でラーメンを食べながらコテツの麻雀を見ていた。コテツ配牌二三三四伍伍⑧⑧22345 ドラ1(タンピン系イーシャンテンの配牌だと!?)ツモ3打5(タンピンリャンペーコーのイーシャンテンへと変化。バケモンか) だが、四は上家に2枚とかなり薄い受けであった。そして四が下家から1枚打たれる。(メンタンピンリャンペーコーの夢早くも破れたか。そう上手くはいくわけねえよな)ツモ三打二(二切り! 一なんて要らねえってか。さすが、高打点に照準を合わせてるな) すると対面が2切り。「ポン」打四(鳴いた!?)対面手牌一一一⑥⑦⑦⑨⑨11788コテツ手牌三三三伍伍⑧⑧334(222) それを見て下家が344の重複ターツを頭固定とした。下家打3「ポン」打4そして……「ツモ」コテツ手牌三三三伍伍⑧⑧(333)(222)赤伍ツモ「2000.4000」 ジンギは思わずラーメンを食べる手を止めて魅入っていた。
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第2部 一章【ジンギ!】その2 第二話 大賢者

12.第二話 大賢者 あの後、しばらくコテツの後ろで見ていたらピロリロリーーーンという気持ちいい音が脳内から直接聞こえてきた。(何の音かは分からないがこれはおそらくあれだな。天使がよこした能力だな)とすぐに思った。 ――その夜、また夢で天使が出てきたので昼間の音はなんだったのか聞いた。…あー! それは『レベルアップ』しましたね。あれはレベルアップ音です。いかにもな音でいいでしょう? そんなとこだと思ったけど、でもそん時おれ見てただけで打ってなかったんだぜ。…誰の麻雀を見てましたか? 南上コテツ。レベル97の魔法使い。…だからですね。ハイレベルな麻雀を後ろ見するのは経験値になります。とくにあなたには『模倣』という特技が元々備わっているようですし。 なんだそれ、それも天使の力かよ。…いえ、これは生まれつきの才能です。私の力で引き起こしたのは潜在能力。模倣の能力は元から使ってる力ですね。心当たりありませんか? ふうん、おれは真似すんのが上手いのか。そう言えばそうかもな。誰も教えてくれねえから見よう見まねでやって来た、そんな人生だったかもしれねえ。…とにかく、今回はレベルアップおめでとうございます。引き出しが増えて勝ちやすくなったはずですよ。これからも頑張りましょう。 で、おれはレベルいくつになったんだよ。…………。 おい!……16レベルの『大…「はあー! ざっけんなコラ!」チュン チュン  チュン チュン「……あ?」(まーたなんか夢見てた気がするけどいまいち覚えてねえな) ジンギは自分のレベルが16ということはまだ知らない。そして、その職業は最上級職の最も成長の遅い『大賢者』であるということも、知らないまま、天使の力や存在を無視して自力で戦って成長していくのであった。
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第2部 一章【ジンギ!】その2 第三話 スタッフはスターであれ

13.第三話 スタッフはスターであれジンギ手牌二三四②④⑤34赤56777 ③ツモ ドラ②(おっ! 親番でドラ1赤1の5面待ち高め三色テンパイ! …だけどなぁ…) ジンギは自分の捨て牌に4があること。そして上家のおっさんの仕掛けと捨て牌に注目した。(上家のおっさんはマンズピンズとチーしてて2索が捨ててある…… ドラ対子で3-6索や4-7索あたりが本命だろ。しかしやな奴だなコテツは。ピンポイントでおっさんに鳴ける牌を降ろしやがる。オレの連荘をなんとしても阻止するつもりだな。だとしたら……)ストンジンギ打⑤ダマ!下家打2「ロン。タンピン三色赤ドラ。18000」「ぎぃえええ! インパチ?!」「……兄さんさ、これダマなのかい?」「そーだよ、リーチリーチ! 5面張のダマなんて初めて見たよ!」「んー、したい気持ちはすごくあったけどな。でもおっさんもテンパイしてんだろ? おれがリーチしたら下家さんは何切った?」「ん、えーと。2.4索のターツ落としだったから現物の4索切りからかな」「で、おっさんは何待ち?」「……4-7索」「だろ? だからリーチできねえなって」「「天才かよ」」「面白い」と対面のコテツは笑う。「コテツならこれダマにしそうだと思ってな。最近後ろで勉強させてもらってるからよ。ためになるよ色々と」「親で最終形で多面待ちでもダマこそが正解という難易度のかなり高い問題をよく正解したもんですね。成長著しいな」「どーでもいいけど、オレあと200点なんだが! 自慢げに説明会してないで振り込んだ人の気持ちも考えてくれよな~」「あっ、ああ、ごめんごめん。上手くいきすぎて調子乗ったわ」「たくよー」 とは言いつつも下家も本気で怒ってはおらず、むしろ楽しそうだった。ジンギという男は不思議な男だった。軽口をたたいても嫌われない。むしろみんなを巻き込んで楽しませていく。そんなスター性のある人物なのだ。 萬屋マサルの経営方針は『スタッフはスターであれ』というものだった。客を魅了しない打ち手はスタッフたりえない。それは裏メンも同じこと。 そう言うマサルの要求にジンギは天性の才能で100%応えてくれるのであった。 
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第2部 一章【ジンギ!】その2 第四話 闘士の腕前

14.第四話 闘士の剛腕 その日ジンギはシフトを入れていなかったけど暇だから店に顔を出してみた。(マサルからはいつ来てもいいと言われている)すると見知らぬ男が働いていた。「いらっしゃいませ。おしぼりをどうぞ。お飲み物は何に致しますか」「コーラ。きみ新人?」「はい。コーラですね。待ち席までコーラお願いします。 新しく入店しました髙橋(たかはし)です。よろしくお願いします」「おれは北山。ここではジンギって呼ばれてるから。よろしくな」と言って挨拶を交わすとジンギは腕に付けていたゴムで長髪を後ろに一つ結びにする。それはジンギの戦闘準備だ。「わかるんだよオレ。勘だけはいい方だからな(見えてるしな。ステータスが)」「わかるとは、なにがですか?」「キミ、強いだろ。おれの直感がそう言ってる」(相変わらず鋭い野郎だ)とコテツはジンギの野生の勘に自分と同じものを感じる。実際には違うわけだが。「今日は楽しい卓が組めそうじゃないか。ツイてるぜ」と、ジンギは心から喜んだ。それもそのはず。髙橋のステータスには『Level51闘士』と書いてあったのだ。(Level51闘士……か。初めて見る職業だな。むろん基本職ではないのだろう。こいつは期待出来そうだ) すると髙橋は素晴らしい麻雀を見せてくれた。①-④筒待ちの①筒でピンフ純チャン三色ドラ1の手をリーチして④筒ツモ。そのリーチ宣言牌は④筒だったのである。つまり、一度ピンフツモドラ1でアガっている手を安めを拒否してフリテンリーチにしたということだ。(高めでアガるためのダマなんだ。ダマで安めツモで満足してられるか!)という高い志を持っている男のフリテンだ。今回はたまたま安めだったが、これを高めでアガられるたとしたら。まさに闘士! 剛腕と言わざるをえない。(Level51闘士の髙橋か。面白い)とジンギは思った。 その日のジンギは絶不調で、勘のいいジンギは傷口が広がる前に2回で撤退したのだが、内容的には満足していた。何より、素晴らしい打ち手と出会えて嬉しかったのだった。 
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第2部 一章【ジンギ!】その2 第伍話 ジンギ、特訓する

15.第伍話 ジンギ、特訓する ジンギはその後も順調にレベルアップしていった。自分が強くなっていることをレベルアップ通知音で知ることが出来るので面白かった。 しかしそんな日々も長く続きはしない。なぜならジンギはまだ符計算を覚えていないから。(最近レベルアップ音鳴らないな……)と思っていたその晩の夢の中。…ジンギ! ジンギ!! なんだよ。…そろそろ点数計算くらい覚えたらどうですか。自分の仕事のことですよ? めんどーなんだよな。満貫にしちゃえばいいだろ。…ダマテン多用してるくせによく言うわね。今度ビルメンテナンスで閉店になる日にお店の人たちで旅行するってマサルさんが言ってましたよ。もちろん裏メンのあなたも呼ばれる。…そこで麻雀大会も催す予定みたいですけど、その時アナタだけ符計算の出来ない低いレベルの麻雀になるけどいいんですか!? チッ…… 麻雀なんて押し引きだろ。それ以外は瑣末なことだ。違うか?…違いません、しかしその瑣末な部分を完璧にこなしている連中と出来てないアナタ。どちらに軍配が上がるでしょうね? くそ……。 ◆◇◆◇後日 点数計算を覚えようと思って先生(アキラ)に教えてもらおうとしたら先生は教えんのは下手だった。 まず、『フーテーってのがあって……』 とかそういうのは難しいからなんか簡単に知りたいんだよなぁ。分かってる。間違ってるのはオレなんだろ? 先生は悪くないよな。 コテツに聞いたら「今日のうちに覚えないと死ぬ。と思えばいいよ」とか、うるせーよ。思えないっつの。スパルタかこいつ。 すると髙橋くんが。「ピンフか鳴いてる手だと1000スタート。それ以外は1300スタート。 ツモはピンフだと400-700スタート。それ以外か鳴いてる手は300-500スタート。親はその1.5倍。 カンとかしてたりトイトイやチートイじゃなければほとんどはこれに当てはまる」と教えてくれた。「そうそう、それ! そういう事聞きたかったんよ! ありがとう※メタくん!」 ※メタというのは髙橋のあだ名。太ってるからかなと思ったがこれは(メンタンピン)という麻雀の基礎的複合役から来ているらしい。メンタンピンのメタ。「いえ、やっぱ点数計算出来ないと不利ですからね。ジンギさんだけ点数計算把握してないままだと不公平なんで」 公平な勝負をしたい。そ
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第2部 一章【ジンギ!】その2 第六話 蘭との出会い

16.第六話 蘭との出会い ジンギは麻雀大会までに点数計算をマスターした。……が、符計算の必要なアガリを一切しなかったという。最後まで満貫級以上しか作らないまま敗退。結局、優勝は本命にもってかれた。 その後は自分なりに強くなるよう何切る問題のドリルをやったり競技プロのトップリーグを観戦したりして研究に研究を重ねた。なるべく安上がりな方法で。なにせ収入源が麻雀しかないのである。強くなる以外に明日を生きる手段がない。 そのプロリーグを何度も見に行くうちに1人の背の高い美女に話しかけられた。「お兄さん、ずいぶん熱心ねぇ。競技麻雀プロの方?」「いや、ただ無料だから来てるだけ。ためになるしな。アンタこそいつもいるだろ。女流プロってやつか? 知らなくて悪いけど」「んーん。アタシも無料だから来てるだーけ、妹はプロなんだけどねぇ、あなたと同じよ。有意義な暇つぶしをしに来てるの」 2人は気が合いそうな気がしたのかお互い微笑んで少し見つめあった。「おれはジンギ」「蘭よ」 これがこの先何度も戦うことになる凄腕女雀士『蘭』との出会いだった。 ◆◇◆◇ その日の夢は久しぶりによく覚えていた。 …ジンギさん、神の扉は見つけましたか。 ああ? んだそりゃ知らねーよ。 …またそうやって乱暴な言葉を使って……私は天使なんですよ? もう少し丁寧な言葉を使うとかないんですか。 へいへい、なんですかそれは存じ上げませんねこのヤロウ。 …もういいです。ばーか。とにかく! あなたはそろそろ神の扉を見つけるはずなんです。その時こそあなたの力がさらに強くなる時です。 なんなんだそりゃ。能力アップアイテムみたいなもんか。 …そんな所です。 ふうん。──── 珍しく目覚ましより先に目が覚めた。ジンギはこういう起き方をした朝は夢を覚えていることが多かった。カチッ 目覚まし時計のスイッチをオフにして横にしていた身体を起こすとゴクゴクッと水を飲む。(神の扉? たく、わけわかんねえこと言いやがる。もう少し詳しく聞けば良かったな……) 今日は10時から17時までの約束で17時からは並木さんと入れ替わりだ。(夜は少し時間があるから行った事のない雀荘でも行ってみっか)────17時「じゃーまた!」と言いジンギはあとの仕事を並木に任せて席を立った。 ※ジンギは店の協
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第2部 一章【ジンギ!】その3 第一話 麻雀いろは

17.ここまでのあらすじ 相手のステータスを把握する能力のあるジンギ。 今日の遅番仕事は早く終わり時間があるのでジンギは久しぶりに遠出することにした。電車に乗って雀荘のありそうな街へと行くことに。 とりあえず千葉県船橋市へ――【登場人物紹介】北山銀次きたやまぎんじ通称ジンギ主人公。元詐欺師。悪から大金を奪う現代の義賊のようなことをして2億円持っていたが今はもうない。萬屋勝とは親友。萬屋勝よろずやまさる通称マサル雀荘『富士2号店』の責任者。北山とは幼い頃からの親友でお互いに認めあうライバル。西川晃にしかわあきら通称アキラ『富士2号店』の早番店員。北山はその実力を認め『先生』と呼んでいる。並木邦夫なみきくにお『富士2号店』の遅番アルバイト。誰もが一目も二目も置く圧倒的な実力者。南上虎徹なんじょうこてつ通称コテツ雀荘『富士2号店』の早番店員。次元の違う麻雀を打つ。麻雀界を変える力を秘めたスーパースター。天使てんし北山銀次の夢に出てくる謎の女の子。銀次にステータス把握能力をムダに与えた。蘭らんジンギが競技麻雀を観戦に行った時に出会った背の高い美人。プロ雀士の妹がいる。その3第一話 麻雀いろは「さて、まずは一服するか……」そう思ってポケットの中に手を入れたが……ない。(あ、店に忘れてきたか…… しゃーねぇ、買うか) 改札を出て大きな道を渡ると煙草屋があるのが見える。そこには白髪のお婆さんが三毛猫を撫でながら店番をしていた。「おばちゃーん、マルメンライト2つ」「いらっしゃい、あー悪いねえ、マルメンライトはいま切らしてて普通のメンソールかゴールドならあるよ」「ならいいや、オレはマルメンライト一筋なんだ」「一途だね、他のじゃ満足できないのかい」「14の時からずっとマルメンライトだけを愛してきたんだ。今さら浮気できないさ」「くっくっくっ。タバコなんて、いつかあんたを殺すのにね」「ハハハッ! なんてこと言うんだよ。タバコ屋が普通それ言うか?」「本当のことから目を逸らしたって仕方ないからねぇ。タバコ屋なんてヤクのバイニンと変わらないよ。人に毒だと知っててそれを売ろうってんだからどうしようもない仕事さ。……でも、アタシャこの生き方しか、知らないのさ……」「いいんじゃないか? いや、良いとは言えないの
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第2部 一章【ジンギ!】その3 第二話 神の扉

18.第二話 神の扉(まずは一服してから行くかー) 買ったタバコをその場で開封してタバコ屋の横にある喫煙スペースでさっそく1本火をつける。「…………ふーーー……やっと吸えた」 そこへ1人の女性がやって来た。「セブンスターのボックスください」「はいよ、蘭ちゃん。今日も打っていくのかい?」「もちろん!」「そこにいるイケメンの兄さんも麻雀するみたいだよ」「えっ、あー。あなたこないだのイケメン…… ジンギさん、だっけぇ?」そう言うと蘭も喫煙スペースに移動してタバコに火をつけた。「そういうアンタは蘭とか言ったっけ。奇遇だな」「今からそこ(麻雀)行くのぉ?」「ああ」「私もなの。同卓になるといいねぇ♪」「そうだな…… っし、行くか」そう言うとジンギはタバコを灰皿に捨てた。「待ってよ、私も行くからぁ」「別に一緒に行くことないんだ。ゆっくり吸ってればいいだろ」「そりゃ、そうだけど…… つれないわねぇ」そう言って蘭もパッとタバコを捨てた。(もったいねえ、まだ長いのに) タバコ屋の横にある階段に『2F麻雀いろは』と書いてある。ギシ…ギシ…ギシ… 歩くたびに軋む階段を2人で登る。2階に到着すると鉄扉に『Open』という札が吊るしてあった。「この扉がね、重いのよ。引いて開けるだけなんだけど」 蘭はノブに手をやり少し回して思い切り引いた。「んっっっ!! …………ね。あかないの。だから一緒に行って開けて欲しくて」「どれ……ンッッ!!」ガキイイーーン!「あいたぞ、確かに重かったな」「さーすが、男の子~!」「いらっしゃいませ! あ、蘭ちゃんいらっしゃい! そちらの方は?」「こちらはジンギくん。私の連れ。同卓希望で!」「おい、いつ連れになったんだ」「いーからいーから、一緒に麻雀しようよぉ」「……まあ、いいか」 店内には大三元やら四暗刻やらと達成した役満とそれをやった人の名前が貼られていた。大三元:神戸様四暗刻:神戸様国士無双:新田様国士無双:神戸様四暗刻単騎:神戸様地和:渡辺様小四喜:神戸様国士無双:小野寺様大三元:神田川様など壁にずらりと並んでいる。(コウベってやつがすげえな。ん?)そこでジンギはピンときた。(コウベ? 神の戸? もしかして……コイツが神の扉なのかも…… この役満和了りまくってる奴を倒して
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第2部 一章【ジンギ!】その3 第三話 魔術師

19.第三話 魔術師 神の扉とは蘭のことだった。(かっこつけた言い方すんじゃねえよクソ天使)とジンギは内心思ったという。ステータスには魔法使いLevel78とあった。これは強い。(こいつ魔法使いか。コテツと同じだけどレベルはコテツの方がずっと上だな)東1局ドラ三「ポーン」 3巡目。蘭が1枚目の白から積極的に鳴いてきた。その後、8巡目──「カッカーーン!」 白のノータイム加カン。決めてましたと言わんばかりの判断の早さだった。新ドラは②筒。(カッカーーンだあ? ふざけやがって……元気な女だ。だが、天使がこいつと打って強くなれと言うくらいだろ…… 下手くそな素人加カンなわけがねえ、最低でもリャンメン待ち、ドラ追加1枚が欲しい満貫5ハン手からか打点上昇率の高い符ハネ50符狙いの手か……なんにしてもリャンメン以上ではありそうだな) そう考えたジンギは⑧筒切りを選択。蘭の5巡目には⑤筒が捨ててあるからその情報とカンとで通るはずだという読みだった。打⑧「ロンっっ! ソイツあ通さねェ♡」三三三⑦⑨45699(白白白白)「まんがん♡ ウフフ」(何ィ?!)「何をびっくりしてるの? 8000点よ。よろしくね♪」「あっ……ああ」「あは。リャンメン待ちだと思ったぁ?」「!?」(コイツ……読ませたのかよ!? まさか加カンで誘導されるとは)「あんたと打てば強くなれるぞと聞いたんだけど……本当らしいな。勉強させてもらうよ」「なによう、誰がそんなこと言ってるの~? せっかく下手っぴな雰囲気出して油断させてるのにィ。台無しー。じゃ、バレてんなら本気出しちゃうかー」 そう言うと蘭の頭上にあるステータスが切り替わった。魔術師Level60(ステータス変化だと?! しかも初めて見る職業だ。つまり上級職……それのLevel60……なるほどこれは相当強えぞ)「通ると思った⑧筒で満貫か……⑤筒は毒入りリンゴだったわけだ」「なによぅ、人を悪い魔女みたいに」「毒の作り方、学ばせてもらうぜ」──────「――まいった」「ふふ、またやろーねぇ♡」 結局その日は蘭の圧倒的な実力を前にコテンパンにやられたジンギだったが、持ち前のコミュ力の高さで蘭の連絡先をさっそく入手していつでも連絡が取れるようにしたのだった。
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