Semua Bab 復讐クエスト: Bab 11 - Bab 20

52 Bab

復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 05

 というわけで建真のご飯を済ませた後、彼がお風呂に入っている間にフリマサイトに登録した。もちろんネクタイを売りさばくためだ。ずっと紙袋の奥底にしまわれていたアイテムの存在なんて、持ち主は忘れているに違いない。それに売ったら証拠隠滅できるし、知らぬ存ぜぬで押し通す。 建真のものだからこれからの行為は若干犯罪のような気もするけれど、彼からはモラハラ・経済DV・セックスレス・浮気と四重苦も与えられているんだから、そのくらい問題ない気がしてきた。 生活費くれないのが悪い! それにもともと私があげたものだし――と自分勝手な理由をこじつけた。 早々にフリマアプリでネクタイを売っちゃおう。(えーっと……フリマアプリ…『なんでも売買屋』かぁ) 一番上に出てきたフリマアプリをインストールした。SEO対策(「検索エンジン最適化」を意味する、Search Engine Optimizationの略。Googleをはじめとした検索エンジンのランキングで上位表示を行うことで、検索結果からの流入や売上、リード獲得などを大きく増やすことが可能となる施策のこと)もバッチリだから、1番上のアプリは人気なのだろう。 早速個人情報を登録していると、早くもつまずいた。(あ”。銀行口座情報、登録できないや…。どうしよう…新しい口座開設するにも時間かかるよね…) 困っていると、アプリの説明に目が釘付けになった。(ん? 口座を登録したくない方は、直接取引も可能。店舗に持ってきてくれたら売上金を即金でお支払い――ですって!) 早速なんでも屋を検索すると、飲み代半額券をもらった大吉酒場のすぐ隣だった。(ラッキー!! 早速入手したネクタイ売っぱらって、飲み代稼ごう!!) どうやら運の良さが上昇した模様。また建真を倒す一歩が踏み出せた気がした。だが、現実はゲームと違ってそう甘くないものだと、思い知らされる――   
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復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 06

  「いらっしゃいませ」 道具屋の店主の如く、ショーケース兼カウンターの所に背の高い男性が立っていた。年齢は…30代半ばくらい? 一人で店番しているのかな。お客様は誰もいなかった。「当店のご利用は初めてでございますよね? そちらの品、持ち込みですか?」「あ、はい! いくらで売れますか? 実は入り用で…」「ありがとうございます。商品を査定いたしますので、そちらへおかけください」 商談ブース的なところも設けられていたので、言われた通りソファーに座った。大層な本革のソファーでお値段高そうな感じだ。  目の前に座ったスーツ姿のシゴデキそうな男性は、早速私からネクタイの箱を4つ受け取り、白い手袋をして慎重に査定してくれた。その間に必要事項の書類を作成し、住所や名前、身分証明ができるものを用意しておくように言われたので渡された書類を埋めた。『なんでも売買屋』に登録があるか、『はい』か『いいえ』で答える欄があったので『はい』に〇を付けた。「おや。弊社のアプリご登録者でいらっしゃいましたか」 書類をのぞき込みながら鑑定士の男性が言った。彼の眼光鋭く、どんなお宝でもその眼鏡にかかればあっという間に価値がわかってしまうと思しき雰囲気だった。鷲鼻で整った顔をしていたが、やや冷たい印象も受ける。清潔感のある短い髪形に、黒い細身のスーツに身を包んでいた。彼は私から書類を受け取り、パソコンで操作して内容を読み上げた。「五代様――ああ、3日前にアプリのダウンロードと会員登録、ネクタイをご出品いただいておりますね。ありがとうございます。今、お持ち込みのものと同一商品ですね」「はい。思うように売れなくて…」「それは仕方ありません」 彼はにこやかに言った。「このネクタイでは値段がほとんど付きません。ご足労をいただいた分を考慮しても、100円のお支払いが限界かと」  た、たった100円!?   「そんなに激安なんですね……」 ノンブランドは値段が付かないことの方が多いのですよ、と教えられた。査定結
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復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 07

  「万時さん。あの……買い戻すとはどういう意味でしょうか?」 わからないことは尋ねよう。「実は私、金融業も携わっておりまして」 にこ、と笑顔を向けられた。確か2Fは『エンマン』とかいう名前の金融業者が入っていたなぁ。名前からして…万時さんの会社に思えた。「この二束三文のネクタイを担保に、あなたに2000円を貸し付けます」「貸し付けですか? いや借金はしたくないです…」 しかもそんな怪しげな名前の金融業者からなんて、利息いくら取られるんだろう。怖すぎる。2000円の借金が気が付いたら利子がふくらんで200万円返せとか言われそう。「今回のお話、借金とはまた異なります。んー…早い話、これは投資です。今、あなたにお金はない。でも、僕が軍資金として2000円を与えれば、それを使ってあなたはもっと離婚に近づく1歩を踏み出せるはずです。その情報収集をもとに、僕の店で色々ご購入ください。盗聴器、監視カメラ、GPS、なんでも売っています。この店に無いものはありません」 私は商談スペースから後ろを振り返った。店内には確かにいろんなものが置いてある。なんでも売買屋というくらいだから、どんなものでもありそうだ。「なんでもあると豪語しましたが、ここでは在庫を置けるスペースが限られていますので、欲しい商品が店内に無い場合は、他の店舗や倉庫から用意します。まあ、最短で2~3時間あれば大抵のものは用意できます」 すごい……。「ほんとうなら貸付の場合、臓器などを担保に入れていただくのですがね」「臓器!?」 思わぬワードに肝が冷えた。臓器なだけに笑えない……。「ええ」 にっこり笑う万時さんは怖い。やっぱりデンジャー。「お金は大事ですよ。たとえ1円でも損をしたくありませんが、五代さんの離婚話は非常に面白い。お金になりそうな予感がします」 ――この人から、お金、借りる、ぜったいだめ!!  身構えていると万時さんは、まあまあ、と私をなだめてくる。「離婚前提で話が進むかもし
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復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 08

  「はい、ご説明いたします。買戻しの方法ですが、僕が貸し付けた軍資金を使い、無事にお金を増やすことに成功すれば、1万円でこのネクタイを買い戻してください。基本的に買戻しは売値の5倍の金額になります。条件がのめるのであれば、こちらの契約書にサインをお願いします」 おかしいな。ネクタイ売って飲み代ゲットのはずが、なんか思っていたのと違う展開に…。  でも建真の部屋にはもう入れないし、売るものもないし、この意味不明な条件を飲むしかないよね。背に腹は代えられない。「わかりました! サインします」 契約書を読んで問題なさそうだったので、さらさらとサインを書いた。  とりあえず騙される・詐欺系ではないだろう。…多分。「では、契約成立ということで」 万時さんは私から書類を受け取り、レジから現金2000円を抜き取って目の前に置いてくれた。よしっ、経緯はどうであれとりあえず目標金額ゲット!「紀美さんはこれからどうされるのですか?」「実は隣の居酒屋に飲みに行こうと思っています」「軍資金は飲み代でしたか。しかしなぜ隣の店を選ばれたのですか?」「半額券と名刺をいただいたので、それを使おうと思っています。『アナタのお悩み解決』って名刺に書いてありましたし、無知なので情報収集には最適かと思いました。毎日いろんな方と接しているでしょうから、店を切り盛りする女将さんと話をしてみようと思っています」「半額ですか! それはいい。ならば僕もご一緒してよろしいですか?」「えっ…いいですけど、店番は大丈夫ですか?」 初対面なのにもう飲みを一緒にするとか、陽キャの行動力すごい。「張り紙をするので大丈夫です。あなたについて行けば、面白い話が聞けそうだ」「や…別に面白くないと思いますが……」「隣の店の女将とは、顔見知りなので僕がいた方が話は早いです。さあ、行きましょう」「2000円しか所持金がないので、飲み代はキッチリ割り勘にしてくださいね」「もちろん」彼はにっこり笑った。「貸し借りは一切ナシでいきましょう」
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復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 09

  「先日はほんとうに申しわけございませんでした。これ、受け取っていただけますでしょうか」 白い封筒を取り出し、私の方へ差し出してきた。「あ、いえっ。ぜんぜん、シミにもならなかったので大丈夫です! それなのにお詫びをいただくなんて…」「粗相があった際は、我が家では必ず罰金を支払うようにと言われているのですが…」「ええっ。そんな罰金だなんて、とんでもないです!」 辞退したら万時さんが私の代わりに封筒を受け取ってしまった。「くれるというのですから、もらっておけばいいですよ。紀美さんは金欠でしょう。それで僕の店でなにか買ってください」 そう言って万時さんから封筒を押し付けられた。「お渡しできて良かったです」 にこっと笑う航大さんに、成り行き上もうお金は返せなくなってしまった。あああ…いいのかな…助かるけど…。「では僕はこれで」 帰り支度をしようとする航大さんを、ちょっと、と引き留めたのは万時さんだった。「まだお食事の途中でしょう。あなたも訳アリそうですね。よかったらお話しませんか? お金の匂いがします」 どんな嗅覚しているんだこの人は。  変な人を仲間にしちゃったなぁ。「ちょっと金(きん)ちゃん、うちのお客様に絡まないでよ」 万時さんと顔見知りというのは本当のようだ。金成(かねなり)だから金(きん)ちゃんと呼ぶのね、なるほど…。一連のやり取りを見ていた女将さんが親しい感じで彼に文句を言ったので、万時さんがすかさず笑った。 「絡むなんてとんでもない。北都、俺たちの出番だ。事件を解決しよう」  「は? なに、事件って。それよりまず自己紹介でしょ。私は東雲北都(しののめほくと)。ここの居酒屋を切り盛りしている美人女将でっす★ 北都って呼んでね!」 不敵な笑みと決めポーズで女将さんが自己紹介をしてくれた。北都さんね。名刺もらっていたからもうインプットしてるよ!「毎度思うんだが、美人って肩書きは他人が評価するものであって、名を名乗る時に言
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復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 10

 「金ちゃん、詳しく教えな」  女将さんは万時さんを見据えた。目に怒りの炎が宿っている。完全にレディースの総長みたいな人物にキャラ変してしまった。えぇぇ…これ、大丈夫なのかな…。「うん。かくかくしかじか――…」 先ほど伝えた内容をかいつまんで、万時さんがこの場にいる二人に説明をしてくれた。「か弱い女性を泣かせるなんて…そのクズは地獄行きだろうが!!!!」 北都さんは明らかに怒っている。言葉遣いがもはや男性…。  え…北都さんって女性だよね?「ほんとうに酷い…そんな男がいるなんて、同じ男として赦せないですね!!!! 僕もなにか力になれることがあれば協力します!」 航大さんも一緒に怒ってくれた。見ず知らずの人がこんなにも怒ってくれるなんて。  あぁ…私、これだけで救われる。「みなさん…ありがとうございます……」 感動で涙ぽろぽろだ。 「ね、ノリ。旦那、殺(や)っちゃおうか♡」  北都さんが怖いくらいの笑顔で微笑んだ。いやこれかなり本気(マジ)な目…。「ほ、北都さんの気持ちは嬉しいですが、クズ(おっと)を殺したりしたら北都さんが捕まってしまいます。私は大丈夫ですから…そんなヤツのために人生を棒に振らないでください!」 本当なら打倒・魔王がクリアだから撃破したいところだけれど、殺人はだめ…! 人生がゲームオーバーになっちゃうよ!!「私の心配してくれるなんて、優しいね…! ますますノリを助けたい! ねえ金ちゃん、なにかいいアイテムは無いの?」 北都さんが万時さんに尋ねた。  「お金さえ払ってくれればなんでも用意できる」「金ちゃんはお金儲けするしか能がないの!?」「失礼だな。北都がクズ制裁するのと一緒だろ」 北都さんはクズを制裁するお仕事でもしているのかな。  だから『お悩み相談』とか名刺に書いてあった?  ちょっとよくわからないから、後で聞いてみよう。「そうだけ
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復讐クエスト1 / LV3 勇者ノリミ 01

  「給料の振込先を変えたい?」「はいっ。大丈夫ですか?」「ん。大丈夫。変更届の書類出してくれたらいいよ」「はい!!」 翌日。航大さんのアドバイスを元に、お給料の振込先変更を諸見里社長にお願いした。ふたつ返事でオーケーをもらい、書類をもらった。ネットバンクは開設まで若干時間がかかってしまうため、昼休憩の時に近くの銀行へ駆け込み、新しい口座を作ってきたので即、変更手続き!(仲間のアドバイスのお陰だぁ…!!) 持つべきものは仲間。勇者も一人じゃ魔王は倒せないっ!  時々勇者一人旅で魔王を倒す強者プレイヤーもいるけどね。私は無理。  というわけで新しい口座情報を書いて早速書類を出した。もうこれで建真に私の給料は渡さないっ!! ――口座変更成功しました! 航大さんのお陰です!!  嬉しくて思わず航大さんにお礼のメッセージを送ってしまった。昨日連絡先を交換したから自由に連絡が取れる。 ――良かったです! この調子で頑張りましょう!!  航大さんから嬉しいメッセージを返してもらった。  建真に見つかって証拠になったら困るからメッセージは削除し、航大さんにかけてもらった言葉は胸に刻んだ。  現在私の所持金は1万円弱(航大さんにもらったクリーニング代がほとんど)。  これを元手にうまくやりくりしながら給料日までしのいで、ネクタイ買い戻せる(=離婚できる)ようにがんばるぞ!!!!  そんなわけで私は今日、なんでも売買屋に立ち寄った。店内はやっぱりいろんなものが置いてあって、よろず屋的な雰囲気だった。その名の通りなんでも売っているので、所持金でなにか買えないものがないか金(きん)さんに相談した。  仲間になったし、万時さんって言いにくいし本人の希望もあって『金さん』と呼ぶことになった余談。「離婚するには、やはり情報と証拠が必要です」 情報屋のような雰囲気で金さんが言った。「今まで不遇を受けてきて、なにも対策をしていないのが逆に
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復讐クエスト1 / LV3 勇者ノリミ 02

「な なんですか、これは…」 白い粉めちゃくちゃ怪しすぎる!!!!「GPSの専用アプリのURLと睡眠を補助する薬です」「すいみんっ…!」 目がぎょろぎょろっと動いた。睡眠を補助する薬って言うけどそれ大丈夫なの…!?「安心してください。クズ夫が死に至るようなことはありません」 言い方よ!「ほんとに大丈夫なんですか?」「まあ、言うなればサプリのようなものですよ。よく効きますから安心してください」 よく効くのか。もはやそれは、強力な睡眠薬ではなかろうか…。それよりお店で薬売っても大丈夫なのかな。販売許可とかいるよね。聞いてもサプリなら別に許可は要らないと認めなさそうだ。ここは敢えて流すことにした。「クズを眠らせたらその間にGPSアプリ仕込めます。ダウンロード方法は簡単です。アプリ製作の会社にお勤めならそのくらい俺が説明しなくてもできるでしょう」「まあ…」「隠しアプリですから、スマートフォンのトップ画面に表示はされません。これで彼の動向をチェックしましょう。2週間も観察すればパターンがあるかどうかわかります。1か月くらいは動向を探りたいところですがね」「とりあえずやってみます。代金はおいくらですか?」「ふたつで5000円です」「5000円!!??」 たっか…!「はい」 にっこり笑う金さん。値切ってみたけど応じてくれなかった鬼。「あと、監視カメラもいると思いますから、それも合わせたら1万円になりますね。こちらをどうぞ」「いやちょっと待ってください!! 監視カメラって…ただのスマートウォッチじゃないですかぁっ」「おや。知らないのですか? これは時計型監視カメラです。隠しカメラと言った方が早いですかね」「でも5000円はちょっと高…」「紀美さんのための特別価格で、おまけにおまけして5000円です。あなたもう残金5000円ほどしかないでしょ? 中のSDカードは特別に貸して差しあげますが、離婚成立したら返
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復讐クエスト1 / LV3 勇者ノリミ 03

 カウンターから店を留守にする時の張り紙を取り出して入口に掛けていた。『御用の方は下記連絡先へお電話、もしくは隣の大吉酒場までお越しください』と記載してある。金さんは自由だ。この商売のスタイル、大丈夫なのかな。 連れだって大吉へ行くと、すでに定位置に航大さんが座っていた。 ――早速ですから、試しにカメラを使ってみましょう。  金さんが私に耳打ちした。  あ、そっか!  RPGの基本は『装備をする』だね。装備しなきゃせっかく道具を持っていても使用できずに意味がない。  私は早速教えてもらったとおり、スマートウォッチを装備してボタンを押した。これで回しっぱなし・撮りっぱなし、約40時間は電池が持つ限り動画音声が撮れるみたい。よし。これで建真のモラハラ具合を録るぞ!!  その他装備品:カメラ付きスマートウォッチ  私(勇者ノリミ)のステータスが変わった。人や仲間に話しかけてイベント発動前に装備するのはRPGのセオリー。「紀美さん、連日お呼び立ててしまい申し訳ございません。実はお伝えしたいことがありまして」「はい、なんでしょうか」「この方、紀美さんのご主人ですよね?」 航大さんが懐からなにやら出してきた。それは建真の名刺。そしてどこかの会社で撮影された画像。それが航大さんのスマートフォンに読みだされていた。 映っているのは確かに建真だ。「航大さんのおっしゃる通り、うちの主人です。五代建真で間違いありません」 なんで航大さんのスマホに建真が映っているんだろう?「実は今日、ご主人にお会いしました。うちの社内で」「エッ!!??」 どーいうこと!?「なになに~面白そうな話じゃな~い」 北都さんがおしぼりをもってきてくれた。「飲み物、なににする?」「あ…今日はお茶にしておきます。残金が900円しかないので、すぐ帰ります」「紀美さん。一杯くらいお付き合いくださいよ。僕がおごりますから」「いやそんな
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復讐クエスト1 / LV3 勇者ノリミ 04

「そうなのですか!?」 私の読みは当たっていたようだ。でも、どこでどう繋がるかわかんないもんだわ…!「はい。彼は僕の会社に広告出稿の相談にきました。新商品を売り出したいとかで、たまたま僕が担当したのですが…いやあ、驚きました。名刺を見て、五代というお名前だったのでもしかしたらと思い、許可をもらって撮影しました。紀美さんに見てもらうつもりで」「私も驚きました…」 この展開、RPGっぽくなってきた! シナリオが進んでいく感じがいいね。サクサク行こう!「ご主人、お仕事はどうですか? デキる感じですか?」「リーダー任されているくらいなので、結構デキると思いますが。本人はかなり自慢しています」「わかりました。ご主人にとどめを刺す方法は僕がお手伝いしましょう」「えー! そんなことできるのですか!?」「はい。最終的に新商品のプレゼンを弊社ですることになると思うので、それまでにエグい映像を用意できればと思います。そのプレゼンで仕掛けをしましょう」「エグい映像…」 早速このスマートウォッチが役に立つ!!「わかりました。夫のモラハラ具合、いっぱい撮影してきます! さきほど金さんのお店でこの商品を買ったので!!」 私はスマートウォッチを見せた。「これで家庭内の悪行はバッチリです。隠しカメラ内蔵なのです!」「へえ。いいですね。僕も欲しいなぁ」「それはいいお考えです。店からすぐ取ってきます!」 ささーっと金さんは店内から消え、再び物品をいくつか持ってすぐに戻ってきた。「出張なんでも売買屋です。航大さん、さきほどのスマートウォッチ、こちらです」 同じタイプのものを金さんが航大さんに渡していた。「いいですね」「はい。5万円になります」 「ごまっ…!?」航大さんが焦った。  同じ商品なのに、私に売ってくれた金額の10倍で売るの!?「ちょっと待ってください」金さんに向かって文句を言った。「私はこの商品、5000円で買いました。航
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