気を失うようにしていつの間にか眠っていたフィオナは、ギシッとベッドのきしむ音と誰かの気配で目を覚ました。 そこにいたのはジュリアスだったが、眠る前と同じ下着姿のままのフィオナとは違い、ジュリアスが銃騎士隊の隊服を着込んでいるのを見て、少し違和感を覚えた。 「……帰るの?」 「帰らないよ」 帰還のためにジュリアスが自分を起こしたのかと思ったが、否定で返ってきた。 それどころかジュリアスが先ほどの魔力補充の時の甘やかな表情とは違う、笑みを全く浮かべない強張った顔をしていたので、何かよくないことが起こったと悟ったフィオナは、寝ぼけた状態から頭を覚醒させ、銃騎士としての緊張感をもってジュリアスを見つめた。 「フィー、戦況がとても悪いんだ」 先ほどの濃いめの魔力補充でフィオナが寝た後、おそらくジュリアスは戦いの場に戻り戦闘に加わっていたのだろう。敵は獣人王シドが率いる獣人の集団で、これまでとは戦闘の苛烈さが異次元だ。シド一人の手により何人もの銃騎士が死の淵にいるという。 ジュリアスは暗い顔で状況を説明しながら、上体を起こしたフィオナの下着に手をかけた。 許可を問われはしなかった。これから行われるのは強制的な行為だ。 仲間の命が懸かっているのだから、元よりフィオナに否やはない。ジュリアスには、瀕死の仲間を回復させてシドたちを退けるだけの強力な魔力補充が必要だ。 下着のホックを外されて、ジュリアスにはずっと隠していた胸部が空気にさらされる。 フィオナは魔力補充が始まってから、ジュリアスに求められれば全裸になっても構わないと腹をくくっていた。 フィオナの小ぶりな両胸に、ジュリアスの手が触れる。乱暴なことはしないジュリアスの手が胸を揉む動きは優しくて、それでいていやらしい。 「あっ…… ん……」 ジュリアスの指がフィオナの乳首を刺激すると、下腹部にまで走るような甘い疼きが生まれて、フィオナの口から女の声が漏れた。 「ごめんね」 初めての胸へのマッサージが気持ちよすぎて、反射的な涙を流しながら喘いでいると、情欲をにじませつつも申し訳なさそうな表情をしたジュリアスに謝られた。 何だろうと思えば、快感に呑まれて気づかなかったが、彼の手が片方、ショーツに触れていて、脱がせる意図をもって下の方に軽く引っ張っている。
Terakhir Diperbarui : 2026-04-26 Baca selengkapnya