メガーヌはベッドの端に腰かけたまま、シーツをぎゅっと握りしめていた。それがなければ、倒れてしまいそうだった。息は浅く、指先は震えていた。 コレンは脇の椅子を引き、向かい合うように座った。 ひとつ咳払いをして、低く、少し掠れた声で言った。 「……こんなことになって、悪かった。お前があんな映像で出回るなんて、思ってもみなかった」 メガーヌはうつむいたまま、答えない。ただ、わずかに肩が震えている。 コレンは続けた。 「俺は、何も知らなかった。それは約束する」 メガーヌが顔を上げた。眉には怒りと困惑が深く刻まれている。 「どういう意味よ、コレン? 私に起きたこと、全部あなたのせいでしょ」 コレンは息を吸った。ゆっくりと。 「さっき、ご両親が話してくれた。あのメッセージは俺が送ったと思っているらしい。確かに番号は俺のだ。でも、俺は送っていない」 「そんなの、おかしいわ。どういうこと?」 コレンは膝の上で拳を握った。目に暗い光が宿る。 「怒るのも当然だ。俺のせいだからな。……携帯を改ざんされたことを、言い忘れていた」 メガーヌの胸が大きく跳ねた。彼女は身を起こし、目を見開いた。 「なに……あなたの携帯が?」 「わからない。まったく見当もつかない」 コレンは苦しそうに首を振った。 「はじまりは、お前が家に来た日だ。携帯をリビングに置きっぱなしにしていた。次の日、シャンテルが言ってきた。『変
Last Updated : 2026-05-29 Read more