「確かに、お兄様と踊れば上手く踊れると思いますわ。ですが、他の殿方に誘われた時、恥をかくのはソフィアですのよ!」レミリア様は頬を膨らませ、ユリエル様に抗議している。ああもう、プンプンしてるレミリアたんも、いとカワユス……そんなことを考えていると、キッと私を見据え、「ダンスは私が完璧に教えます! よろしいですわね!」と、力強く宣言された。や〜ん、レミリアたん……怒ってても可愛い……なんてほんわかしていると、くすりと笑う気配。視線を向けると、ユリエル様が楽しそうにこちらを見ていた。「良かったな、レミリア。ソフィアは、どんなお前も可愛いってさ」(えっ!?)(ユリエル様、心が読めるの!?)思わず固まる私を見て、彼は堪えきれずに笑い出す。「ははっ、安心しろ。心は読めないよ」「ソフィアは全部、顔に書いてあるだけだ」「~~~~っ!」慌てて両手で顔を押さえると、「本当に面白いな、お前は」頬杖をついたまま、優しく目を細める。くっそー!!顔が良すぎるんだよ!! 見惚れるな、私!!忘れたのか!?コイツは顔面偏差値SSのドS悪魔!!歩く誤導装置……いや、悪魔か!!必死に自分に言い聞かせる。──その、瞬間。「酷いなぁ。"歩く悪魔"だなんて」至近距離から、声が落ちた。「……っ!?」いつの間にか距離を詰められていた。逃げようとした腕を、そっと捕まえられる。「なぁ、ソフィア」耳元で、甘く囁く。「そんなに警戒しなくてもいいだろう?」ぞくり、と背筋が震えた。(やっぱり……。絶対、読んでるよね!?)──※何故なら、悪魔だから!
최신 업데이트 : 2026-05-13 더 보기