夜9時を回った頃、麻衣子は自分の部屋でLilyveの公式アカウントを開いていた。指が少し迷った後、彼女は意味深なストーリーを投稿した。【May】「新しいパーティーの始まりは、もうすぐ。 皆さん、準備はできていますか? あと22日…… 楽しみにお待ちくださいね♡」投稿した瞬間、コメント欄が爆発的に反応し始めた。「Mayさん、また何か始まるの!?」「新しいコラボとか……!?」「こんな先の予告って珍しいんじゃない!? 待ちきれない!」フォロワー数はみるみるうちに増加し、関連ハッシュタグがトレンドに上がり始めた。麻衣子はスマホを置いて、静かに息を吐いた。(これで……少しずつ、動きが加速する)その数分後、スマホが震えた。天野悠からだった。【天野 悠】「麻衣子さん! 今Mayさんの投稿見ました!! すごいですね……! ネットがもう大騒ぎです!」麻衣子は微笑みながら返信しようとしたが、悠からすぐに追加メッセージが来た。【天野 悠】「僕、麻衣子さんのこと、 昔から本当にすごいと思ってました。 モデル時代、僕が事務所に潰されそうになってた時、Mayさんが証拠を集めて助けてくれたじゃないですか。 あの時、麻衣子さんがいなかったら、今の僕はなかったんです。 本当に……尊敬してます」【麻衣子】「ありがとう、悠くん。 あの時はただ、放っておけなかっただけよ」すると、天野からビデオ通話の着信が入った。麻衣子は少し迷ったが、受け取った。「ごめんなさい、いきなりビデオ通話なんて…… でも、ちょっと麻衣子さんと話したくて」「そうなの?」懐いてくる悠が可愛くて、つい笑ってしまった。すると悠は少し落ち込んだように目を伏せた。「子供っぽいですよね? 麻衣子さんのためにもっと役に立ちたいのに…… まだパラリーガルで、司法試験も勉強始めたばかりで…… 自分は本当に大したことないなって、最近よく思います」麻衣子は画面越しに優しく微笑んだ。「そんなことないわ、悠くん。 あなたがこうして資料をまとめてくれたり、いつも心配してくれたり…… 本当に助かっているのよ。 それだけで十分、心強いわ」悠は少し頰を赤らめ、照れくさそうに笑った。「本当ですか……? 嬉しいです…… これからも、麻衣子さんの力になりたいんです。 ずっ
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