私の名前はミズモ・ラン。日本地区に住んでいる女性である。私の生い立ちといえばなんであるが、いわゆる底辺の生活をしていたよ。私が生まれてすぐに母親が死に、親父はその現実が受け入れられずアルコールに逃げてからのアル中になり、私を虐めていた。性的虐待がなかったのがせめてもの救いだったかな。私はその地獄から抜け出したくて親父が飲んでいた酒を工業用アルコールにすり替えたら親父はあっという間にあの世行となった。そして幸か不幸かわからんが社会保障の人間が児童養護施設に私を連れて行ってくれた。その児童養護施設も弱肉強食の世界だったのであたしは弱者になるのはごめんとばかりに目障りな強者を次々と暗殺していったよ。まあ、ばれないように事故死や病死に見せかけて消していった。そしてあたしが中学を卒業した時点で『国家は君をこれ以上養育する義務はなくなった。』と言って児童養護施設を追い出されたわけよ。その時ばかりは焦ったね。で、あたしは考えた。金もないお偉いさんとのコネもない。学歴もない、世のためになるような資格も持ち合わせていないおまけに女性と来てる。これではまともな仕事にはつけることはかなり厳しい。で、水商売や売春婦というのも考えたがあの手の商売は若いうちが花で年を取った娼婦の悲惨さは私は幼いころから見ているのでそれは最後の手段としたわね。そして、工員や作業員ともかんがえたけれどどうやら職場では女子は忌避されているらしく仕事の口はなく事務職も簿記などの資格がないと無理と言われたね。で、闇社会に身を投げようかとも考えたけれど官憲につかまった場合のリスクが高すぎて、へたすればその場で射殺、それでなくても木星、土星でのヘリウム3採掘場に送られるか、辺境惑星基地建設などの過酷な現場へと送られるというのがわかっていたしね。それで残った選択肢が軍に入隊ということになるわね。まあ、軍の損耗率は高く2年間満期に無傷で勤め上げることができる確率は3割未満だけど、所属中の衣食住は確保できるし一期務めあげれば恩給と市民権が得られるのは大きい、そして軍上がりは企業でも優遇されると聞いて私は軍の入隊事務所に入ったわね。まあ、入隊事務所の係官から「辞めるのならば今のうちだぞ。とかこうなることを覚悟の上なんだな」といって金属製の義足を見せていたわね。でも、わたしは「こうなることになることも覚悟の上
Last Updated : 2026-05-16 Read more