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第二話隊長に着任の挨拶をしてモビルスーツを受領する

last update publish date: 2026-05-17 11:42:46

シャトルを降りた私は衣類のはいった背嚢を背負って司令部へとあるいていったわ。そして司令部に入るとそこには靴を脱いで机に脚を放り出しているむさいオッサンがそこにいたわね。階級章を見ると大尉であったので私は規定通り着任のあいさつをすることにした。

「こちらが第666対戦車独立中隊でありますか。第102工兵中隊より転属となった瑞雲 蘭二等兵であります」

と、まあ。定型通りの着任のあいさつをすると司令はそれをみぬいていたようだった。

「ご苦労。ワシが第666中隊隊長の佐藤大輔大尉だ。軍から話は聞いてる。君の過去のこともいろいろと知ってるが問題は過去ではないこれからだ。そうだろ」

「はい。そのとおりであります」

「ふん。可愛げのない奴だ。まあ、工兵と聞いてる。ならばお前ATやMS(モビルスーツ)を使えるのだな」

「はい。どちらも操縦技量をもっております。もっとも実戦ではウォードレスでの従軍が多かったのであります」

それを聞いた司令は大いに驚く。まあ当然と言えば当然な話ウォードレスとは硬式宇宙服にわずかな人工筋肉の倍力装置を搭載した装備だからだ。それで第一線の戦場を駆け巡ったとなれば司令も一目おくことになるだろうね。

「カロンのハイブ攻略戦にも従事していたのか。確かその功績はフォーク大佐がやったとなるがどうやら真実は君がやったということだな」

「その通りであります。で、功績は我のものシクジッタ場合はその責は部下に押し付けるようなゴミ屑ですよ。まあ、それだけならまだ許容範囲でしたがあろうことか奴は私の体目当てで俺様の女になればいい目を見せてやるとか言ってきて私が拒絶したらレイプしてきたのであたしは襲われると思って近くにあったペーパーナイフで奴の首をザックリと斬りましたよ。そして憲兵につかまってこのありさまですね。

所で、話は変わりますがまさか生の金色の戦傷徽章なんて初めて見ました。とこで司令はなぜこの部隊に」

私の質問に隊長は答える。

「冥王星戦線で部隊が壊滅的な損害を受けた。まあ、それはそれで別にいいのだが、戦線崩壊を招いたその原因が新米少尉の敵前逃亡が原因だった。で、当時後方指揮官で最上位の士官が俺だったので敵前逃亡として臨時軍事法廷を開廷して即時有罪で銃殺を決行した。だが、そいつが上級国民の子弟だった。それで懲罰というか報復でこの部隊にさね。ところでだ、お前は絢爛舞踏の伝説を知ってるかね」

司令の質問に私は答える。

「はい。いいえ。残念ながらその伝説は知りません。一般的な舞うように死を振りまく躍り手ということ程度しかしりません」

「そうか。まあ、そうだろうな。いわば都市伝説的なものだ。知らないとしても仕方ない。だが、俺は信じる。というかそうでなければ今頃軍人墓場に遺体のない状態でいることになっていただろうな。そいつがいたからこそ俺は手足を失ったがこうして生きている」

「そして隊長はこの部隊の司令としてですね」

「そうだ。お前はATも使っていたと聞くがスコープドックがそれとも新型のラピードドックのほうか?」

「新型の方ですね。ですがディチューンをしていたようですね」

「だろうな。そのままでははっきり言えば普通の人類では耐えられない代物だ。でその絢爛舞踏がのっていたのがそのディチューンされていないラピードドックだったそうだ。まあ、あの後どうなったのかわからんがな。まあ、言いたいことはとにかく生き延びろ。ついてこいこれからお前の仲間たちを紹介する」

隊長はそう言って詰め所に出向く。私が配属されたのは第一小隊に配属されたよ。

そして詰め所にて

「お前ら。補充の人間が来たぞ。それもお嬢様ちゃんだ。丁重に扱え。いずれ母親として人口を増やしてくれる存在なんだからな。野郎どもは消耗品だが嬢ちゃんは貴重だからな」

「隊長一応あたくしも女なんですがね」

「そうだったな。じゃあケイよお前あと頼むぞ」

「はいはい。わかりました。ところであんたの名前は」

「はい。ミズモ・ラン二等兵であります。いぜんは戦闘工兵をしていました」

「そう。あたしはケイ・サンダース曹長、隣の優男がシローアマダ伍長さね。で、軽薄そうな男がミゲルだがお前も自己紹介しろ」

「はいはい。ようこそ地獄の小隊へ。俺はミゲルアイマン上等兵だ。この小隊では無線手をしている。ランは戦闘工兵をしていたときいたがどこにいたんだ」

ミゲルの質問に私は答える。

「冥王星戦線、カロンハイブ攻略戦、各種補給所爆破といった主だった作戦に従事してましたが、作戦の9割がたウォードレスそれも久遠でこなしていましたね」

それを聞いたケイたちは皆驚いたようすであった。

「おいおい。彼女ああ見えてトンデモナイ化け物かもね」

「だよなぁ。久遠で戦闘工兵それも最前線で活躍ってよ」

「ですね。女性用として開発されたけれど、性能に何ありで艦船での戦闘時の戦闘服的な運用ですしね。

もしくはパイロットスーツとしての運用ですしね」

その様子を見て私が訪ねる。

「あの。久遠というウォードレスはそんなに実戦向けではないのですか」

その質問にケイ曹長が答える。

「そうね。女性用ウォードレスとして作られたけれど損耗率が高くて今では艦船勤務やパイロットスーツとして使われているわね。敏捷性、筋力どれも不足していて陸戦任務には使えない代物よ。その久遠シリーズも生産を辞めて今では新型のウォードレスに置き換わりつつあるけれどね。そんなスーツで今まで生き延びることができたというだけでも絢爛舞踏の一角なのかもね」

「そうでしたか。すくなくても私はごく普通の人間だと思いますがね」

「そうかもね。でも、生物というのは危機的状況になれば突然変異でモノスゴイ強靭な個体を生み出すことがあるから絢爛舞踏といわれる連中もごく普通の人間から生まれるのだろうねぇ。さてと、君の装備を用意しないといかんなついてこい。装備を渡す」

という感じで私は整備所に案内されて整備班の面々に挨拶した。で、小隊長のケイが班長とやり取りしてた。

「新人が来たんだけれど使えそうな機材があるかしら」

「そうだな。生憎とATはないな。ウォードレスは一応久遠戦車兵仕様があるがそれではどうにもだしな。俺の名前はアストナージこの小隊の整備班長をしてる。君が補充にきた兵隊だな」

「そうです。私はミズモ・ラン二等兵です。久遠はつかっていましたが戦闘工兵仕様を使っていましたしね。一応私はモビルスーツ操縦技能も持っていますが」

それを聞いたアストナージは言う。

「そうか。幸いモビルスーツなら一機ある。相当魔改造してるしろものだが乗るやつがいなくて作業用重機として使っていたがな」

それを聞いたケイが言う。

「じゃあ決まりだ。ランお前はモビルスーツに乗れ」

という感じで格納庫にあったモビルスーツを運用することになった私は状態を知るべく昇降用ウィンチのスイッチをおして昇降用ワイヤーを下ろしてフックに足をかけて手元の上昇ボタンを押してワイヤーが巻き上がる、そして開いているコックピットハッチからコックピットに乗り込む。

そしてメインスイッチを押して規定通りのチェックを行う。そしてシステムの診断モードでチェックを行いそれも問題なしと出たので私は整備班に問題なしの手信号を行う。

そして再び昇降用ウィンチを使い格納庫に降り立ってアストナージに言う。

「特に問題はないね。でも、見たところMSー06ザクだけどコックピット周りは球形の全天周モニターとリニアシートが装備されている。なぜかしら」

「まあ、種を明かすとフレームだけだったザクにいろいろなモビルスーツの部品をくっつけて作り上げた一機だしな。あと、機関部も最新型を搭載してる。フレームも強化しているので問題はない。まあ、見た目は初期型ザクだけど中身は最新型のザクと思ってくれればいい。一応近接兵器としてビームサーベルが装備されている。ビーム系兵器も使用可能だ。まあ、問題はここの部隊にはモビルスーツ用武器がないことだな。一応マシンガンが数丁と予備弾薬があるがそれだけだ。あと、非常用として腰のラックにナイフがあるがそれはマジの気休めとおもってくれ」

「そうですか。ところで、この部隊には爆薬はありますかね」

「ん。爆薬か一応Bコンポ爆薬が300トンあるが何に。ってそうだったなお前さん工兵だったな。信管や弾薬類は補給担当のマッコイに言えばそろえてくれるぞ。まあ、銭が必要だがな」

「そうですかパイロットスーツとして久遠を使いますが背面に装備ラックをつけてくれるかしら」

「わかったぞ。まあ、適当にやれ」

そんな感じで私はモビルスーツの慣熟をすることになった。数日後いよいよこの部隊の初陣となったわね

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