お店のほうの準備はだいたい良いでしょう♪ あとは肝心なローラーシューズショーのほうの仕上げねー。「3人ともどう? 自主練進んでる?」 最近あんまりかまえていなくてごめんね。わたしの天使ちゃんたち♡「うっす、アリシア。ちょっと見ない間に美人になったんじゃないか?」 にこやかにお世辞を言ってくるエリオット。「わたしはもともと超絶美人よ!」 エリオット……あなたそんなキャラだっけ? もっと寡黙で筋肉がお友だちな魔族イケメンのはずじゃ……。「エデンに教えてもらってスピンのコツがわかってな。良い感じなんだわ」 それでニヤニヤ軟派なイケメンになってるわけね。まあ手ごたえがあるのは良いことね。「エデンは調子いいの? エリオットに教えられるくらいには余裕なんだ?」「エデンはすげ~っすよ。自分たちのはるか先を行ってるっす。な?」 セイヤーがエデンの肩を組んで話しかける。エデンもまんざらでもない様子。「なになに? ずいぶん仲良しじゃないの。チーム感出てきた?」「私たちはとっくにチームですよ。アリシアが全然顔を出さない間に以心伝心の仲です」 エリオットも加わり、3人でイチャイチャ……カシャリ。 ほぅ……これはとりあえず念写しておこう。人気が出たらチームドラゴンのブロマイドを販売するのもやぶさかではない……。けれどまずは個人で楽しむようとして。カシャカシャ……カシャカシャカシャカシャカシャカシャ。ホクホク♡「それじゃあ練習の成果をみせてもらおうかしら? 基本の滑り、スピン、ジャンプ」* * * 3人の上達振りはわたしの想像以上だった。 とくにエデン。 もともと所作の美しさは目を引くものがあったけれど、それがこの数日で洗練されてきている。人に魅せるための演技を意識したせいなのか、それとも出自について知ることができたせいなのか、それはわからないけれど。「とってもいいわ! 第1段階としては文句なく合格!」 拍手して3人を出迎える。「手応えあったもんな!」「自分やったっす!」「ええ、2人ともとても良かったです。……良かったよ」 それぞれの喜び方で合格を噛みしめているようだった。「次はコンビネーションにチャレンジしていこうと思うの。最初のショーでどこまで実践するかは決めていないけれど、いずれはコンビネーション技を披露していきたいと思っている
Ler mais