Todos los capítulos de 雲城市の黒い契約 ~追放花嫁と檻の帝王~: Capítulo 91 - Capítulo 100

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第99話 集荷場所は黒竜会

運送会社の事務所の前で、佐伯は待っていた。 外はすでに真っ暗だった。 凛が自転車を停めると、佐伯は大型トラックを見上げた。「今日はコンテナ車じゃなくて、この大型トラックなんですって。佐伯さんも乗って」「え? 仕事するの?!」「ええ。私は車体を点検するから、佐伯さんは車内を点検して」「……分かった」 佐伯は何か言いたそうだったが、ひとまず助手席に回った。 凛も運転席に乗り込む。二人はシートベルトを締めた。「トラックの運転席って高いんだね」「そうよ。乗るのは初めて?」「まあね。それで、今日の配送ルートは?」「まずは黒竜会の事務所に行くわ。カーナビに入ってる?」 凛は当然のことのように言った。 佐伯は目を白黒させる。「……入ってるわけないだろ?」「そう。じゃあ、住所教えて」「おいおい。俺の話を聞いていなかったのか? 黒竜会は本当に危険な組織で、君は狙われているんだ!」「だからこそ。これだけ巻き込まれて、蚊帳の外っていうのは、納得できないわ」 凛は指先をほぐし、ハンドルを握った。 佐伯は、深々とため息をついた。「無茶苦茶だな。君たち二人とも」 佐伯はカーナビに住所を入力した。繁華街の雑居ビル。そこに、黒竜会の事務所はある。「ありがとう」 凛はトラックを発進させた。ランプが灯る雲城市の湾岸を抜け、市街地へと走る。 そのとき、佐伯のスマートフォンが震えた。 画面を確認した佐伯は、凛に気づかれないよう、そっと通話をつないだ。 しばらくして、凛は口を開いた。「怜からでしょ? スピーカーにして」「……気づいてたのか」「早く」 佐伯は何か言いかけたが
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