20. 第二十話 競技マニアの思考 ジンギは麻雀大会に向けて特訓をしていた。 それは主に符計算の勉強であった(地頭がいいのにジンギは点数計算を未だにマスターしてなかったのだ)。 ジンギは大会で勝つため、人生で初めてかもしれない『努力』をしようとしていた。 (これまでは気配を消すことと押し引きのうまさだけで勝ち続けていたが今回は相手が違う。このままではアイツらには勝てない) どうすれば覚えられるのかコテツに聞くと「覚えないと死ぬと思えば半日でマスターできるよ」とかいう無茶苦茶なアドバイスをする。こいつはバカである。 また、アキラは真面目すぎて点数計算の式から仕組みを教えて来る。 (そんなややこしいこと教わりたくないんだよ。もっと手っ取り早い方法がなんかあるだろ!)とジンギは思っていた。 するとメタが。「ピンフか鳴いてる手だと1000スタート。それ以外は1300スタート。 ツモはピンフだと400-700スタート。それ以外か鳴いてる手は300-500スタート。親はその1.5倍。 カンとかしてたりトイトイやチートイじゃなければほとんどはこれに当てはまる」と教えてくれた。 「そうそう、それ! そういう事聞きたかったんよ! ありがとうメタくん!」 「いえ、やっぱ点数計算出来ないと不利ですからね。ジンギさんだけ点数計算把握してないままだと不公平なんで」 公平な勝負をしたい。その上での勝った負けたに一喜一憂したい。甘いかもしれないがそれが競技マニアの思考。メタという男は公平な勝負の上で勝ちたいのである。 メタから習ったことを踏まえてジンギはゲーセンで点数表示が出る前に自分で考えて答え合わせするようにした。&nbs
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