50. 第二十話 神様超え 「……っていうことがあってさー!」とアキラはユリコに先日あったことを話す。例のカツアゲ事件についてである。「なにそれ、南上さんってホントすごいわね。……アナタも勇気出して付いてって偉かったね。危ないことはして欲しくないけど、友達を守ろうとして行動したのはカッコいいわ。でも、無理はしないでね!」「わかったよ、もう危ない事には首突っ込まない。しかしさー、ハンデ戦で7連勝するなんてあり得ない強さだよなぁ。本人もそれは驚いていたんだけどさ。彼はこう言ってたよ 『まさかこんなに勝てるとはね。オレ自身信じられないよ。ハンデ戦は友達とのセットでよくやってたから慣れてるんだけど。それにしても勝ちすぎだな! 麻雀の神様は逃げずに戦う奴が好きらしいや。まあ、おれこそが麻雀の神と言っても過言ではないけどな! ハッハッハッ!』 って。まさか自ら神を名乗るとはね。しかもそれが意外と馬鹿げているとも言えないから恐ろしいよ。彼の麻雀はとっても細かくて、それでいて大胆で、神を名乗っても誰も文句言えないような。まあ、最強であることは間違いない」「凄いじゃない、アナタは麻雀の神様の友人になったのね。じゃあ私は麻雀の神様の友人の彼女ってことになるわね。お父さんに自慢しなきゃ」「そうなるね。麻雀の神様曰く僕はライバルらしいから麻雀の神様のライバルの彼女だよ」「わぁ! 素敵。ライバルならいつかは超える時も来る可能性がある関係ってことよね。いつか神様を超えて、麻雀の神様すら超えた男になりなさいよ! 私、応援してるから」「そうだね、がんばるよ」 アキラはユリコの期待に応えたい一心で今まで以上に麻雀の実戦に研究にと取り組むようになる。 (神様超えか…… そんな事が僕に出来るのかな?) 自分の中で勝手に神格化したコテツに対して、それでも勝とうとするア
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