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26話

Author: 東雲桃矢
last update publish date: 2026-06-23 20:31:47

 朱音と連絡を取らなくなって1ヶ月が経とうとした頃、朱音が来店した。気まずさから窓際の席にでも案内しようと思ったが、修也は手が塞がっていたため、他のスタッフが彼を案内した。あろうことか、カウンター席に。

 カクテルを運び終えて戻ると、朱音と目が合う。

「お久しぶりです」

 朱音はにこりほ微笑みかけ、声をかけてくる。いつかは話さないといけないと思ってはいたが、このタイミングで話したくはなかった。

 だが、それは自分のエゴで、朱音のことを待たせていることも分かっている。

「なんで来たんだよ……」

「なかなか返事がもらえなかったので。どうしたんです? 君らしくもない」

 まるで自分のことを分かりきったような言動に、少しイラッとする。それなりに関係は続いているが、不純な動機で続いているだけだ。それに、お互い本名を知らない。そんな状態で自分について知ったかぶりされたようで、気分が悪い。

「どういう意味だ?」

「君は良くも悪くも素直な人です。嫌なことは嫌とはっきり言うでしょう? それなのに、音沙汰がない。なにかあったのか心配になりまして」

「余計なお世話だ」

「そうですか」

 冷たく突き放すよう
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    「おい、どうした?」 朱音を見ると顔が赤くなっている。おまけに息も荒い。「まさか、ちゃんと効果のある媚薬が実在するなんて……」 その言葉に彼の下半身に目が行く。黒いスラックスは内側から押され、膨らんでいた。次にジョッキとそのまわりにある空き瓶を見る。ジョッキは空になっており、空き瓶は12個もあった。「マジかよ……。なんでそんなに飲んだんだよ」「言ったでしょう、今まで飲んだ媚薬は、ほとんど効果がなかったって……。それに、はぁ……♡ すごく、美味しかったし、はやく終わらせたくて……んっ♡」 媚薬の効果がだんだん強くなってきたらしく、朱音は足を擦り合わせ始める。瞳も潤み、色っぽく見える

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