数日後。 テスト返却の日。 朝から柚は落ち着きがない。 「終わった……」 まだ返ってきてもいないのに、机に突っ伏している。 「絶望するの早すぎでしょ」 「絶対ダメだった……」 あれだけ頑張っていたんだ。 少なくとも前より悪いなんてことはない。 そう思っていた。 一人ずつ名前が呼ばれていく。 俺の番。 答案を見る。 82点。 ……思っていたより点数が高かった。 席へ戻る途中、 不安そうな顔でこっちを見る柚と目が合う。 その顔がおかしくて、 思わず笑ってしまった。 「なにその顔」 「いや、別に!」 笑いながら席に戻る。 そして、 ついに柚の名前が呼ばれた。 先生から答案を受け取り、 恐る恐る点数を見る。
Last Updated : 2026-07-27 Read more