「はふぉふぇ、ホク、はははしいはいへあほもひふいはんは~」 デジャ・ヴュ。今朝も、お米をもぐもぐ咀嚼しながら、謎言語で一同に語りかけるきいろ。「き~い~ろ~」「ふぁふぇはふ!」 母のお小言が飛んできそうなので、頑張ってお米を飲み込む。 ちなみに、今日の朝食は、鯵の干物に豆腐の味噌汁、きゅうりのぬか漬け。これまた、なかなかにごきげんだ。「あのね、ボク、新しいアイデア思いついたんだ~」「今日はどんなの?」「あとでね。また、長くなりそうだから」 だったら、最初から後で話せばいいのにと思う、歌留奈であった。「ごちそうさまでした!」 元気に朝食を食べ終え、皿洗いするきいろ。皿を洗うと、歯を磨きに行く。 こうして、佐武家と三人の朝食は終わり、舞台はお馴染み、客間へ。「で、新しいアイデアって何?」「うん。今のゲームって、たいていスキルがあるでしょ? エクスプにも、そういうの搭載しようと思って」「へー。例えば?」 今日のお茶請けの一つ、塩せんべいを頬張る歌留奈。朝食後だというのに、健啖なものだ。「シンプルに、成功率が上がるのとか、致命傷をなかった事にするのとか」「ふーん。わりとフツーだな」「ここは、奇をてらってもしょうがないから。ただ、スキル名に凝る。『死ぬかと思ったぜ』とか、『こんなこともあろうかと』とか」「なんだそりゃ」 緑茶をすするにこ。「ジョジョの奇妙な冒険ってあるじゃない? あれのゲーム、わりとセリフが必殺技名になってるんだよ。そこから思いついた」「あー、うちの親父と対戦したことあるわ」 うんうんと頷く。「ほかには、どんなスキルがあるんですか?」「そこは、おいおい。ボクも、寝る前に思いついたばかりだもん」 昨晩、布団の中で、なにやらスマホをいじっていたかと思えば、と、思い返するう。「あとね、物資っていうステータスも入れようかと思って」「ほう? どんなん?」 キットカットを頬張る、にこ。「このゲームの報酬って、フツーに考えて、マジックアイテムないじゃん? だから、プレイヤーのモチベアップの、バフ要素」「よく、あれこれ思いつきますね」「えっへん!」 腕組みして、胸を反らす。「でねでね、まだあるんだ!」「まだあるんか! いくつ思いつくんだよ、お前……」「シナリオはズバリ、一本道にする!」
Dernière mise à jour : 2026-07-13 Read More