「なははー! みんな、今日はボクのために集まってくれて、ありがとー! 十四歳になりましたー!」 お日様笑顔で、ダブルピースする、我らがリーダー。 八月二十日のお昼。佐武家親子三人と、親友三人がリビングで揃い踏み。「おめでとー!」「おめでとーございます!」 一同から、拍手を受ける。「いやー、大人への一歩を、また踏み出しましたよ」 うんうんとうなずく、当人。 両親は、すくすくと育つ愛娘の姿に、目がうるんでいた。「じゃ、ケーキ食べよう、ケーキ!」 皆で、ダイニングに移動。 父母がショコラケーキと飲み物を用意する間、歓談する少女たち。「おー、ろうそく十四本!」「今、火を点けるからね」 ろうそくに火が灯ると、きいろの瞳の輝きが増す。 ハッピーバースデー・トゥーユーの合唱の後。改めて「誕生日おめでとう!」と言われ、少しはにかんだ後、ふうっとろうそくを吹き消した。 再度、拍手。「ありがとー! ボク、幸せ者だね!」 ケーキが切り分けられ、一同に配られる。「じゃ、きいろ」「いただきまーす!」 父に促され、音頭取り。各々、フォークをつける。「おいしいですね!」 るう、思わず感嘆。「だよね。シャトレーゼのケーキ、美味しいよね!」 リーダーも、ご満悦。紅茶で、口をさっぱりさせる。 濃厚な味わいと、洗浄。ケーキを、無限に続けられそうだ。 しかし、ケーキは有限であり……。「食べ終わっちゃった。でも、美味しかったー!」 折よく、宅配ピザが届き、皆で取り分ける。「ほんとは、手作りできたら良かったんだけど、ちょっと今日、忙しくて……。ごめんなさいね」「気にしないで、お母さん! ボク、ピザも大好きだよ! ……うん、美味しい!」 笑顔に包まれた食卓。まさに、幸福の光景。「ごちそうさまでした!」 一同、締めくくり。「じゃあ、遊ぼ! いいよね?」「ああ。今日ぐらい、片付けは父さんたちでやるから、遊んできなさい」「ありがとー!」 客間へ赴く、卓ゲ部の面々。「きーちゃん、武器作成お疲れ様」 甘いものは別腹とばかりに、一口羊羹を手に取る歌留奈。「ありがとう! 大変だったけど、なんとか一段落だよ~。あとは、スキルと物資かな」 きいろもお茶を淹れ、一息つく。「で、遊びだけどさ」「その前に。私たち共同のプレゼ
Dernière mise à jour : 2026-07-14 Read More