ピクニックから戻ったヒカリとカインは、クラリスの魔法について話し合っていた。「クラリスの魔法、すごかったな」ヒカリが感心したように言うと、カインも頷いた。「うむ、まさかあそこまで見事に適応するとはな」今回の魔法では、カインの火属性の魔力を抑え、ヒカリの光属性の魔力を多く送ることで、闇を浄化する効果が生まれた。それが見事に機能し、闇墜ちした魔物を元の姿へと戻すことができたのだ。「今後もクラリスに送る魔力を調整しつつ、俺たちも魔法の特訓を開始する頃合いだな。俺たちの魔力操作も、かなりいい感じにできるようになってきた」カインが続けると、ヒカリも嬉しそうに頷いた。そこへ、水精霊が興味津々といった様子で近づいてきた。「ま、魔力操作って君たちは、な、何をしてるんだ?」ヒカリが説明する。「俺たちはクラリスに魔力を送って、彼女の魔法を強化してるんだ」水精霊は驚いた顔で目を丸くする。「そ、そんなことができるのか?」「まあな。ただし、クラリスが適応できる範囲の魔力に調整する必要があるけどな」カインが答えると、水精霊はしばらく考え込んだ。やがて、水精霊は自信ありげに言った。「ぼ、僕もクラリスに魔力を送ってみたい!」その瞬間、カインが表情を引き締めて、きっぱりと言った。「それはやめておけ」「えっ?」水精霊は驚いてカインを見る。「クラリスは火属性持ちだ。水属性の魔力を無理に流し込めば、どんな影響が出るか予想できない。最悪の場合、クラリスの魔力回路が壊れる可能性すらある」ヒカリも「確かに……。光属性の俺の魔力を送るだけでも、カインの火属性と組み合わせないとクラリスに負担がかかるんだよな」と納得する。しかし、水精霊は納得がいかない様子だった。「で、でも、僕もクラリスの役に立ちたい……!」「気持ちはわかるが、無理にやる必要はない」カインが冷静に言い聞かせる。「ど、どうしてもダメなの?」「火と水は相反する属性だ。もしお前の魔力を直接流せば、クラリスの魔力回路が反発を起こし、混乱するかもしれない」「そ、そんな……」水精霊は肩を落とした。ヒカリが少し考え、「でも、水精霊の力を活かせる方法があるかもしれない」と提案した。「どういうこと?」水精霊が顔を上げる。「直接クラリスに魔力を流すんじゃなくて、俺たちの魔力操作を通して、ごく少量ずつ混ぜてみ
Última actualización : 2026-09-13 Leer más