ザイン視点「感情に呑まれるたびに、私は罪なき人狼たちを男も女も子供も容赦なく虐殺してきた。万事を常に制御できていると、自分自身を含めたあらゆる者に嘘を吐き続けてきたのだ。領土に魔女を招き入れることの意味を重々承知していながら招き入れ、あまつさえ彼女を自らの寝所へ、そして心の中へと迎え入れた……愚かにも彼女へ玉座を差し出すことすらしたのだ、サミヤ。さあ言ってくれ、そんな人狼がアルファの座に就く資格などあると思うか、愛しい人よ?」二人の間の張り詰めた空気を切り裂くように、私は鋭い口調で問いかけた。愛しい赤毛は沈黙を守り続けた。彼女が返してくれた唯一の反応は、静かに涙を拭う仕草だけだった。私はそれを、彼女が私の言わんとしていることを理解した証拠だと受け取った。「だから、自分が淫婦だの過去にあれこれしてきただのという戯言を私に持ちかけるな。私は! 気にしない! 自分が何を受け入れたのかは百も承知だ。それに私だってこれまでの生涯で、男娼(男売女)と罵られても文句の言えないほど多くの側室を抱いてきたのだからな」体側で拳を握りしめながら、私は言葉を紡いだ。大広場で何が起きたかをサミヤから聞かされた瞬間、真っ先に湧き上がった本能はラルフの最も深い渇望に身を委ね、この領土全体で暴虐の限りを尽くすことだった。だがサミヤの打ちひしがれた眼差しを目にして、直接的であれ間接的であれ彼女をさらに傷つけるような真似など、どうしてもできるはずがなかった。だから自制を保ち、今は言葉を尽くすことこそが最善の道なのだと己に言い聞かせ続けた。私は続けた。「それに赤毛、私が実際にエトラナを統治してきたかなんて話は持ち出すまでもない。エメラルダの後、私は救いようのない残骸だったのだ、サミヤ。ラルフを制御することなど毛頭できず、奴は持てる力のすべてを使って私を支配しようとしていた……そしてそうやって、メイやメイドラン、そして評議会の干からびた遺物どもがパックの実際の統治を乗っ取っていったのだ。何が起きているのかなど私にはさっぱり分からなかったが、今やこの地の政務に本気で関心を抱き始めている。お前が私を良き方向へ変えてくれたからだ、サミヤ。お前が私の人生に入り込んできて以来……どうしてか、なぜなのかは分からないが……ラルフも私も快方へ向かっているのだ。 正当な理由で愛されていないと主張してもい
Última actualización : 2026-08-31 Leer más