ディライラの視点たとえ死ぬことになろうと、今夜は絶対にゼドと抱き合ってやる。そのキスは深く、私を丸ごと飲み込むかのようだった。ゼドが私をタイル張りの壁に押し付ける中、頭上から水が降り注ぐ。彼の唇は完全に私のものを奪い去り、舌が奥深くまで絡みつき、いくら求めても足りないと言わんばかりに下唇を甘噛みした。私は彼の中に喘ぎ声を漏らし、びしょ濡れのシャツを両手で強く握りしめて、彼をさらに近くへと引き寄せた。濡れたズボン越しに、硬く勃ち上がったペニスが太くしつこくお腹に押し当てられ、私の体は生々しく圧倒的な渇望に疼いていた。彼は顔を伝い落ちる水滴を拭うこともせず、私を見つめるためにほんのわずかに唇を離した。その嵐のような青い瞳は、今まで見たこともないほど暗く濁っていた。彼は荒い息を吐きながら、私の顔の輪郭を一つ残らず記憶に焼き付けようとするかのように、しばしじっと見つめていた。「今夜は」腫れ上がった私の唇に触れながら、彼は囁いた。「何一つ急ぎはしない。君を崇め奉るように愛撫してやる、小さな嵐。君の身体の隅々まで残さずにな。もう駆け引きも終わりだ。自制しようと抗うのもやめだ」彼はシャワーを止め、自分用のタオルには目もくれなかった。私を大きくて柔らかいタオルで包み込むと、まるで羽根のように軽々と腕の中に抱き上げ、バスルームから連れ出した。その逞しい胸にしっかりと抱き抱えられ、力強い腕に包まれる感覚に、胸の奥深くが痛いほど締め付けられた。誰かにこうして抱き上げられたのは、一体いつ以来だろう。使われては放り出されるだけの道具ではなく、かけがえのない宝物のように扱われたのは。その思いに、名前をつけたくない感情がこみ上げて喉が詰まった。彼は私をベッドへと優しく横たえた。冷たいシーツが、熱く湿った肌に心地よい刺激をもたらす。彼は一歩下がり、濡れそぼったシャツを脱ぎ捨てると、重く湿った音を立てて床に落とした。息が喉に詰まった。長年の鍛錬によって鋭く引き締まった逞しい胸板、腹筋の凹凸や腰元の鋭いラインを伝い落ちる水滴。以前にも彼の身体に触れたことはあったが、こうして目にするのは別だった。シャツを脱ぎ、濡れた体で、まるでこの世界で私だけが全てであるかのような視線を向けてくる彼を見て、私の奥底は新たな痛烈な渇きにキュッと引き締まった。ゼドはベッドに上がり込み、大きく広げられた私の
Last Updated : 2026-08-19 Read more