リサは以前、スプレーを持って、蒼士の車に「クソヤロウ」と落書きをした。蒼士もリサが真帆の親友であることなど気にせず、そのまま警察に通報した。リサも後ろ盾があり、罰金だけ支払って、警察に捕まることはなく、金で事を収めた。とはいえ、二人の間には確執が生まれた。それだけでなく、蒼士と真帆の共通の友人たちは、多くが彼と連絡を断った。リサは胸の前に腕組みして、ギロリと横目で蒼士を睨んだ。「片桐君、真帆とヨリを戻したいのなら、まずは私とケリをつけましょう」真帆は彼女を止めに入った。「ちょっとリサ、やめてよ」「あなたは黙ってて、この人、他の女と結婚したくせに、今度はまたあなたと一緒になりたいって?いいご身分だこと!」蒼士は冷たく傲慢な顔で淡々とスマホを見ていた。一目もリサにくれることはなかった。リサは部下にPOS端末を持ってこさせた。「ご立派な片桐先生、真帆は誕生日なんだから、オーダーメイドのドレスをプレゼントしても、別に構わないわよね?さっき、あの人気女優がオーダーしたドレス、あのデザインなら二千五百万なんだけど、そうね、特別サービスで二千万にしてあげるわ、いかが?」真帆はもうリサを止めることはなく、静かな視線を蒼士とリサの間で行き来させていた。すると、蒼士は銀行カードをすんなりと取り出した。リサは真帆のほうへ目を向けた。彼女たち二人は一緒に笑った。「まあ、その誠意なら合格ラインギリギリね、第一審査通過しましたー」リサは真帆の肩に軽くぶつかった。真帆は蒼士の行動に非常に満足したらしく、甘えるような笑みを浮かべた。リサはドレスを試着させに行った。真帆が着替えを済ませて出てくると、蒼士はただ綺麗だと言った。リサはからかうように言った。「愛する人の目には、絶世の美女に見えるみたいね」真帆は羽根のように薄い生地のドレスを掴んで、こそこそとリサに言った。「ちょっと薄くて透けるんじゃない?」特殊なその生地は紙のように薄く、透き通っていた。それを身につけると、肌がちらちらと見え隠れして、どうにも……セクシーじゃないか?リサは意味深に答えた。「何言ってるの?このドレスは男に破かせるためにあるようなものよ」「……」真帆はそれを察し、瞳を動かして微笑みを浮かべると、魅惑的な視線を
Read more