モラハラ彼氏が狂った雨宮静雄(あまみや しずお)を追い続けて5年、私たちはようやく結婚の日取りを決めた。
だが結婚式まで残り100日になっても、彼は各地で遊び回り、私の前に姿を見せない。式の前日になると独身パーティーに行くと言い訳して、一晩中帰ってこない。
そんな中で、私は彼の後輩から一枚のベッド写真を送られてきた。
【ごめんね。昨日は激しすぎてさ。新婚初夜は期待しない方がいいよ】
【ああ、忘れてた。静雄先輩ってそもそもあんたのこと愛してないよね。ちゃんとできるかどうかも怪しいし。おこぼれすらもらえないんじゃない?】
そのメッセージを突きつけ、静雄に問いただすと、彼はまったく気にも留めない様子で言う。
「どこか間違ってるか?明日から既婚者になるだけだろ。それまでは好きに遊んで何が悪い。
そもそもお前だって一度他の男に使われた身だろ。人に貞操を求める資格あるのか?受け入れられないなら結婚やめればいい。できるのか?」
散々に侮辱して、彼はそのまま怒ったように立ち去る。どうせまた私が黙って耐えると思っている。
でも今回はもう限界だ。私は電話をかける。「前、責任を取るって言った話、まだ有効なの?」