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趣味で集めた本が部屋を占領しているなら、『いつか』ではなく『今』必要かどうかで仕分けしてみよう。2年以上手をつけていない専門書や、一度読んだきりのライトノベルは思い切って手放すタイミングかも。
古本買取アプリを活用すると、処分のハードルが下がる。特にシリーズものは揃っていると高値がつきやすいので、『ドラゴンクエスト』の攻略本セットのようなものは査定がお得。もちろん、図書館や友人への寄付も選択肢に入れて、本との別れ方を柔軟に考えたい。
収集癖のある人向けに、『見せる収納』という方法がある。壁面全体を本棚にしたインテリアは、『ギャングスタ』のマンガ全巻を美術品のように展示するのに最適。背表紙の色味で配置を考えたり、お気に入りのキャラクターグッズと組み合わせたりすると、整理が楽しくなる。
定期的に棚卸しする習慣も大切。季節ごとに一度すべての本を床に広げ、本当に必要なものだけを戻す『本棚リセット術』は、増えすぎを防ぐのに効果的。この時、電子書籍化可能なものは写真に撮っておくと、後でデジタル整理が楽になる。
特殊なケースとして、限定版やサイン本の整理にはデュアルディスプレイが有効。普段は保管庫にしまい、同じ作品の廉価版を日常用として使うのだ。『鬼滅の刃』の初版と文庫版のように、実用性とコレクション価値を分離することで、本への愛着を損なわずに管理できる。
湿度対策として、保管庫にはシリカゲルを常備。直射日光を避けるため、UVカットフィルムを棚に貼るなどの細かな配慮が、長期的な保存には欠かせない。
本棚が爆発しそうな状態になったとき、まずはジャンル別に分けることから始めてみるのがおすすめ。小説、ノンフィクション、漫画、参考書といった大まかな分類で区切ると、探しやすさが格段に向上する。
さらに、読了済みと未読に分けるのも効果的。色付きの付箋やシールで目印をつけておけば、パッと見で判別できる。特に積ん読状態が続いている本は別コーナーに集約すると、『いつか読まなきゃ』というプレッシャーが軽減される。
電子書籍と併用している場合、物理本は思い出深い作品や装丁が美しいものだけ残すという選択肢も。『バガボンド』のような美術的な価値のある単行本は飾っておき、それ以外はデジタル化することでスペースを節約できる。
どうしても処分できない本には『卒業アルバム方式』を試してみては? 各作品の思い出深いページを写真に収め、スクラップブックを作成する方法だ。『ハリーポッター』の好きな章だけを切り取れば、物理的なスペースを取らずに感情的な結びつきは保てる。
この方法なら、内容そのものではなく、それにまつわる記憶を保存できる。読書日記と組み合わせれば、本自体がなくても当時の感動を呼び起こせる。