共に傷つく運命結婚式まであと半月というとき、深津蒼介との間で激しい喧嘩が勃発した。
理由は単純だった。彼が恩師の娘との間に子供を作ろうとしていたのだ。
「試験管ベビーを作るだけだよ。何もないんだ。先生は重病で、珠里ちゃんの将来を心配しているだけなんだ」
深津は何でもないように言ったが、私は全身が凍りつくような気がした。
「私たち半月後に結婚するのよ。なのに他の女性と子供を作ろうとするなんて、おかしいと思わない?」
怒鳴って出て行く深津の背中を見つめながら、私はインスタに投稿した。
「半月後に結婚予定。新郎を変えたいんだけど、誰か興味ある?」