冬の柘榴駙馬(ふば/皇帝の婿)は二十五歳、官位は三品に至る高官であり、その人生における唯一の汚点は、この私だ。
だが、彼は私を極めて丁重に扱い、恭しく優しく、決して不平を漏らすことはない。ただ、私の居室へ渡るたび、きまって私の付きの侍女を見つめては、心ここにあらずといった様子になるのだ。
彼はこう言った。
「秋も深まり涼しくなってきた。あの子に肌着を一枚足してやるべきだろう」
「あのような華奢な手で、これほど長く墨を磨らせては、手が痛むのではないか」
「熱い茶を好むのなら、今後は自分で淹れるがよい。あの子が火傷をしてしまう」
そして迎えた、駙馬の誕生日。私は彼のために、二つの祝いを用意した。
一つ目は、侍女を彼の寝所に送り、その身の世話をさせること。
二つ目は、参内して皇帝に勅旨を請い、私に一人の側夫(そくふ/男の側室)を迎え入れることである。