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あの独特のタッチから判断して、『シャフト』の関与を疑っています。『魔法少女まどか☆マギカ』や『〈物語〉シリーズ』で培った、異質な空間表現とタイポグラフィを組み合わせた手法が『こんがらがる』PVにも見て取れます。特に文字と映像が相互作用する部分は、シャフトが好んで使う表現技法です。
気になるのは、近年のシャフト作品よりもさらに実験的なアプローチが取られている点です。これはスタジオの新しい表現への挑戦なのか、それとも新人スタッフの起用によるものか。いずれにせよ、従来のアニメとは一線を画すビジュアルが完成しています。
『こんがらがる』のPVを見た瞬間、『TRIGGER』のカラーリングが頭に浮かびました。『キルラキル』や『プロメア』で見せたような、原色を大胆に使ったコントラストの強い画面構成が随所に見られます。特に電球が割れるシーンの光の表現は、彼らの得意とする「物質の破壊描写」に非常に近いものを感じます。
ただし、キャラクターデザインの線の太さや動きの滑らかさは少し違和感があり、もしかしたらTRIGGERと他のスタジオの共同作業かもしれません。例えば『A-1 Pictures』との合作『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のようなケースを考えると、このPVも複数スタジオによる制作の可能性があります。
PVのアニメーションスタイルから察するに、これは『サイエンスSARU』の仕事のような気がします。彼らは『夜は短し歩けよ乙女』や『DEVILMAN crybaby』で特徴的な線画と大胆な色彩を使用していますが、『こんがらがる』のPVでも同様の表現手法が確認できます。特にキャラクターの動きに現れる「意図的な不自然さ」は、彼らの作品によく見られる特徴です。
背景美術に注目すると、平面的でありながら奥行きを感じさせる構成は、『日本アニメ(ーター)見本市』のいくつかの作品と共通点があります。サイエンスSARUは伝統的なアニメ技法とデジタル技術を融合させるのが得意で、このPVもその好例と言えるかもしれません。
このPVのアニメーション制作を手掛けたのは、『スペースシャワーTV』でおなじみのロックバンド『ヨルシカ』と頻繁にコラボしている『ufotable』ではないかと推測しています。特に水彩画のような繊細な色使いと、液体がゆっくりと動くような独特の動きは、彼らの作品『鬼滅の刃』で見せた技術と通じるものがあります。
『こんがらがる』のPV全体に流れる幻想的な雰囲気は、ufotableが得意とする光の表現と見事にマッチしています。彼らは過去に『Fate』シリーズでも超自然的な現象を美しく描いており、今回のPVでもそのノウハウが活かされているように感じます。制作スタジオの公式発表を待ちたいところですが、作画のクオリティから考えて、かなり有力な候補だと思います。