「凄む」という言葉を初めて聞いたとき、ちょっとドキッとしたのを覚えている。もともとは「脅す」や「威圧する」といった意味の古語で、歌舞伎や時代劇のセリフで耳にすることが多い。でもネットスラングとして使われるときは、むしろ逆のニュアンスになるんだよね。
例えば推しのキャラクターが鋭い眼光で
睨みつける画像に「今日もめっちゃ凄んでる……」とコメントがついたら、それは「カッコいい」「圧倒的な存在感」って称賛の意味。'進撃の巨人'のリヴァイ兵長や'呪術廻戦'の五条悟みたいな、強くてクールなキャラに使われることが多い。怖いというより、むしろ「この威圧感たまんない」的な、ある種の萌え要素すら感じる使い方だね。
ただし文脈によっては本気の威嚇を指すこともあるから要注意。炎上している議論で「相手を凄んで追い詰める」とか書かれていたら、文字通り脅し行為を非難している可能性もある。ネット用語の面白いところは、こうした古語に現代的な解釈が加わって全く別の色彩を帯びることだと思う。