『コードギアス』のルルーシュほど「背く」という行為を極めた主人公も珍しいでしょう。最初はブリタニアへの復讐から始まった彼の行動は、やがて全世界を巻き込む壮大な反逆劇へと発展します。
ゼロの仮面に隠された真実、シュナイゼルの裏切り、ナナリーへの忠誠――この作品の魅力は、キャラクター同士の信頼関係が常に揺らぎ続けるところにあります。特に終盤の「ゼロレクイエム」では、ルルーシュが自ら
悪役となることで世界を「裏切る」という逆説的な解決が印象的でした。
戦略的な駆け引きと感情的な対立が見事に融合した、正に「背き」の美学と呼べる物語です。