日本語には『やむを得ず』という表現がありますね。これは『背に腹は代えられない』と同じく、仕方なく選択せざるを得ない状況を表します。
例えば『鬼滅の刃』で竈門炭治郎が鬼と化した妹を庇い続ける決断も、まさにこのことわざに当てはまります。大切なものを守るためには、他の犠牲を受け入れなければならない瞬間って、創作の世界でも現実でもよくあることです。
英語圏では『Between the devil and the deep blue sea』(悪魔と深海の間)という表現があり、ジレンマに陥った状態を表します。文化によって表現方法は違えど、人間が直面する究極の選択の苦しみは万国共通なのかもしれません。
英語で『背に腹は代えられぬ』を表現するなら、『The ends justify the means』が近いかもしれません。
これは目的を達成するためには手段を選ばないというニュアンスで、日本語の諺と似たような使われ方をします。例えば『Game of Thrones』のピーター・ベイリッシュのようなキャラクターの行動原理を説明する時にぴったり。ただし、日本語の方がより切迫感がある印象で、英語表現は少し冷徹な感じがしますね。
文化によってニュアンスの違いはあるものの、緊急時には手段を選べないという核心的な意味は共通しています。