英語には『The one that got away』という表現があります。直訳すれば『逃げたあの子』ですが、釣りや恋愛の文脈でよく使われるんですよね。
このフレーズにはちょっとしたニュアンスの違いがあって、日本語の『逃がした魚は大きい』が後悔を強調するのに対して、英語版はどちらかというと『運命の相手』的なニュアンスも含みます。例えばテイラー・スウィフトの『The 1』という曲でも『In my defense, I have none, for never leaving well enough alone, but it would've been fun, if you would've been the one』という歌詞が出てきて、まさに『逃した運命の人』をテーマにしています。
英語のことわざでこれに近い表現を探すと、'You don't feed the fish after catching it' という直訳も可能ですが、ニュアンス的には 'Don't cast pearls before swine'(豚に真珠を投げるな)が近いかもしれません。
ただし、文化によって比喩の使い方が異なるので完全に一致する表現は難しいです。'Why keep a dog and bark yourself?'(犬を飼っておきながら自分で吠えるのか?)という諺も、無駄な行為を戒める点で共通する部分があります。
日本語のニュアンスを保ちつつ英語で表現するなら、'There's no point in feeding a fish you've already caught' といったオリジナルの言い回しを作るのも一つの手ですね。
この諺を英語に訳すなら、'The one that got away was the big fish'という表現が近いかもしれません。釣り人が逃した魚がいつも最大だったという経験から生まれたニュアンスを、英語圏の文化でも共有できる形で伝えています。
英語には似たような意味合いの表現として、'The grass is always greener on the other side'(隣の芝生は青く見える)というフレーズもあります。どちらも手に入らなかったものへの未練や後悔を表す点で共通していますが、日本語の方がより具体的な情景を連想させますね。
個人的には、海外の友人にこの諺を説明する時、'We always regret missing what seemed like the best opportunity'と補足することが多いです。文化の違いを超えて、人間の心理に普遍的な感情を伝える工夫が必要だと感じます。