邪神もののTRPGでまず思い浮かぶのは、やっぱり『クトゥルフ神話』をベースにした『Call of Cthulhu』でしょう。このシステムの素晴らしいところは、普通の人間が超常的な存在に立ち向かう絶望感をうまく表現している点です。探索者が少しずつ狂気に侵されていくプロセスや、理解不能な事象に直面した時の判断が本当にドラマチック。
特に面白いのは、SAN(正気度)の概念で、これがどんどん減っていくことでプレイヤー自身もキャラクターと一緒に不安を感じられるんです。最近の7版ではルールがさらに洗練されて、初心者でも入りやすくなりました。シナリオも『闇に囁く声』や『魔女の家の子供たち』みたいに、日常から徐々に狂気が忍び寄る展開が秀逸。邪神ものの醍醐味である『不可解な恐怖』を味わいたいなら絶対おすすめです。
あと個人的に好きなのは『Trail of Cthulhu』で、こちらは調査に焦点を当てたシステム。どうしてもクトゥルフものって謎解きが重要だから、このゲームの『調査ポイント』の仕組みは理にかなってる。邪神ものって結局は人間ドラマだから、キャラクター同士の関係性や背景を深掘りできるのも良いんですよね。