「骨の髄まで」は通常 "to the marrow" や "to the very marrow of one's bones" と訳され、物事が極めて深く染み渡っている様子を表しますね。個人的には、恨みや執着が深い描写を読みたい時、この表現を連想します。例えば『私が死んだ後、遺骨を踏みにじる彼』は、そんな深い怨念と復讐劇がタイトルからも伝わってきて、主人公が死後も相手を許さない執念の在り方を追求していて、この表現の持つニュアンスを体現した物語と言えるかもしれません。
英語で「骨の髄まで」に近い表現は 'to the marrow' や 'to the bone' がよく使われますね。特に 'to the bone' は日常会話でも頻繁に耳にします。
面白いことに、日本語の「骨の髄まで」が持つ強い感情表現は、英語ではむしろ 'deep in one's bones' という表現の方がしっくりくる場合があります。例えば『ハリー・ポッター』シリーズで「骨の髄まで悪い」と表現したい時、'evil to the core' と言い換えることも。文化によって骨に込められるイメージが微妙に違うのが興味深いです。
「to the core」という表現もよく見かけますが、これだと「核心まで」というニュアンスが強くなります。日本語の「骨の髄まで」には身体的な実感が伴うことが多いのに比べ、英語では抽象度が高くなる傾向があるように感じます。
例えば寒さを表現する時、日本語で「骨の髄まで冷える」と言いますが、英語では 'chilled to the bone' と言う方が自然。逆に「信念が骨の髄まで染み込んでいる」のような表現は 'deeply ingrained' など別の言い回しになることが多い。この微妙な違いが翻訳の難しさであり面白さでもあります。