裏切りの契り。 〜涙に濡れた愛の果て〜15歳の橘美咲(たちばな みさき)は、一場の惨烈な交通事故で両親を同時に失った。もう一台の車には、日本屈指の財閥「神宮寺グループ」の当主夫妻が乗っており、美咲の通報と救護によって命を取り留めた。
神宮寺夫妻はこの恩を忘れなかった。15歳の美咲を東京の貴族学校に入学させ、18歳の兄 橘英司(たちばな えいじ) をアメリカ・マサチューセッツ工科大学へ送り、金融を学ばせた。
さらに彼らは、マスコミの前で堂々と宣言する——
「美咲が18歳になったら、我が息子神宮寺哲也(じんぐうじ てつや)と結婚させる」
しかし、その時16歳だった哲也には、すでに心に決めた相手がいたーー。