もう一つは『A Summer's End - Hong Kong 1986』。1980年代の香港を舞台に、仕事と家庭に挟まれた女性の恋愛と自己発見を描くビジュアルノベル。当時の社会情勢や文化が細かく描写されていて、歴史の流れに翻弄される普通の女性の強さが伝わってきます。こういう作品は、ゲームならではのインタラクティブ性を活かしつつ、映画や小説とは違う感情移入ができるのが魅力です。
中年女性が主役のゲームって意外と面白いんですよ。『I Was a Teenage Exocolonist』というゲームでは、プレイヤーはコロニーで生きる女性として数十年を過ごします。青年期から中年へと時が流れ、キャラクターの成長と共にプレイヤー自身も考えさせられる内容。年齢を重ねることで解禁されるストーリー分岐があるのが特徴です。
海外ドラマでおばはんキャラが可愛いと言えば、『The Golden Girls』が真っ先に思い浮かぶ。この作品は退職後の女性4人がルームメイトとして暮らすコメディで、特にブランチェのナルシストな性格とソフィアの毒舌が絶妙に笑わせてくれる。
彼女たちの掛け合いは年齢を感じさせないエネルギッシュさで、むしろ年を重ねたからこその自由さが輝いている。エピソードを通じて、友情や恋愛、老いに対するポジティブな姿勢が描かれ、観ていると自然に笑顔になる。こういうキャラクターが主役のドラマは珍しく、むしろ新鮮に感じるほどだ。