世の中には確かに「
こしゃく」な態度で注目を集める有名人やインフルエンサーが存在する。例えば、SNSで炎上を繰り返すタイプの人物は、わざと挑発的な発言をして反応を楽しんでいるように見えることがある。特定のユーチューバーが視聴者をバカにしたようなコメントを連発したり、ライブ配信でファンに向かって尊大な態度を取ったりするケースは、たびたび話題になる。
ただし、こうした態度が本当に本人の性格なのか、それともキャラクター作りの一環なのかは見極めが難しい。エンタメ業界ではあえて「悪役」を演じることで注目を集める戦略も存在する。『テラスハウス』のようなリアリティ番組で意図的に嫌われる振る舞いを見せたタレントや、プロレス界のヒールのような存在が良い例だ。彼らは計算されたパフォーマンスでコンテンツにスパイスを加えている面もある。
一方で、単純にマナーがなっていないだけのケースも少なくない。高級レストランでのモンスター客エピソードや、スタッフに対する態度が問題になった芸能人のニュースは後を絶たない。こうした本当の意味での「こしゃく」さは、ファンからの信頼を失うリスクが大きい。SNS時代では一瞬の気の緩みが永遠に記録されるため、パブリックな立場の人間は常に緊張感を持たなければならない。
興味深いのは、同じ「生意気」な態度でも、才能や実績があれば「カッコいい」と評価される逆転現象だ。スティーブ・ジョブズの伝説的な傲慢さや、イーロン・マスクの無遠慮なツイートは、彼らの成功がなければただの無礼で終わっていたかもしれない。結局のところ、受け手の解釈次第で「こしゃく」の評価は大きく変わるものだ。