なると キッチンがコラボした限定メニューはどれですか？

記憶を手繰って簡潔に挙げると、別の回で見かけたコラボは『BORUTO』側の企画で、ラインナップがだいぶ違っていた。限定メニューには『ボルトセット』という定食風メニューがあって、メインは照り焼き風の肉と野菜、ごはんに小鉢が付くしっかり系。さらに『科学忍具バーガー』という遊び心ある一品もあり、バンズに特色あるソースが塗られていて若い層に受けていた。

中でも印象に残ったのは『未来の町パフェ』というデザートで、層ごとに異なるフレーバーが重なり合い、食べ進めるたびに味が変わる構成だったこと。ドリンク類では『エネルギーブーストスムージー』がヘルシー志向の人に好評で、限定コースターが付いてくることが多かった。

どちらの回も共通していたのは“物語性をどうメニューで表現するか”という点で、見た目と食感、味の変化に工夫が凝らされていたこと。短い開催期間でしか味わえないからこそ、行けたときは素直に楽しんだ方がいいと思う。

衝撃が走るような見た目と遊び心が印象的だったコラボメニューを思い出す。私が行ったときの『NARUTO』コラボでは、限定メニューがいかに原作のモチーフを食に落とし込んでいるかが見どころだった。

提供されていた代表的な限定品は次のとおりだ。まず主役級の『うずまきラーメン』：渦巻きナルトが大きく乗せられ、スープはとんこつベースに少しスパイスが効いていて、見た目どおりのパンチがある一杯だった。続いて『九尾カレー』は、赤みを帯びたスパイスソースで盛り付けが劇的。具材はゴロゴロしたチキンと根菜で、辛さの段階が選べたのがありがたかった。

サイドメニューやデザートにも凝りがあって、『木ノ葉ぎょうざプレート』は香ばしく焼かれたぎょうざに特製タレが添えられており、ビジュアルでテンションが上がる。甘い物好きには『影分身ミニパフェ』があって、小さなクリームの山がいくつも並ぶ見た目が楽しかった。ドリンクは『チャクラドリンク（ブルー＆レモン）』のような色鮮やかなノンアルコールがあり、グッズとしてコースターや限定カードがセットになっていたことも記憶に残っている。

味の好みは人それぞれだが、どの料理も“原作の世界観を食べる”という体験を優先して作られていた点が好印象だった。期間限定ゆえに一度きりのメニューも多かったけれど、写真映えもするので思い出作りにはもってこいだ。今振り返っても、あのデザイン遊びと味のバランスはよくできていたと思う。