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漫画を読んでいると、この擬音が意外と深い意味を持っていることに気付く。『名探偵コナン』の江戸川コナンは、事件解決直前で犯人を追い詰めた時に「ぐぬぬ」と呟く。子供の外見ながら鋭い推理を見せる彼が、わずかに見せる感情の揺れがこの一言に凝縮されている。
『ハンターハンター』のキルアも面白い。暗殺者一家の出自を持つ彼が、友人のゴンに負けたくないと悔しがるシーンでこのセリフを吐く。冷酷なイメージとのギャップが、キャラクターの成長を感じさせる瞬間だ。特に天空闘技場編での使用が印象的で、少年漫画ならではの熱い展開を盛り上げていた。
こういった些細なセリフの使い方一つで、キャラクターの立体感がぐっと増すのが日本の作品の凄さだ。
アニメの声優表現で考えると、『ぐぬぬ』のバリエーションは実に豊富だ。『けいおん!』の平沢唯がテストで赤点を取った時、のんびり屋な性格と裏腹に発する悔しそうな「ぐぬぬん」は、声優の豊崎愛生さんの演技力が光っていた。
『進撃の巨人』のリヴァイ兵長も、部下の不始末に対して短く「…ぐぬ」と呟くシーンがある。普段は無口で冷徹なキャラクターだからこそ、このような最小限の感情表現が逆に強い印象を残す。
ゲームの領域に目を向けると、『ポケットモンスター』のロケット団のニャースがピカチュウを捕まえ損ねた時に見せる悔しがり方も特徴的。擬人化されたポケモンならではの感情表現として、長年愛される要素になっている。
思い返すと、'ぐぬぬ'というセリフは意外と多くの作品で使われていて、それぞれのキャラクターの個性を引き立たせているよね。例えば『銀魂』の志村新八は、ツッコミ役として頻繁にこのフレーズを使う。眼鏡がトレードマークの彼が坂田銀時にやり込められた時、歯ぎしりしながら「ぐぬぬ…」と悔しがるシーンは何度見ても笑える。
また、『ドラゴンボール』のブルマも若い頃にこの言葉を使っていた気がする。科学者の娘としてのプライドを傷つけられた時、頬を膨らませて悔しがる姿が可愛らしかった。こういう小道具的なセリフって、キャラクターの感情をダイレクトに伝えるのに実に効果的だと思う。
最近だと『スパイファミリー』のヨル・フォージャーが任務中に思わず漏らす「ぐぬぬ」が新鮮だった。普段はクールな暗殺者が、家庭生活では意外なほど感情豊かになるギャップが面白い。