疑問に思って調べてみると、ウエンディーという名前だけでも扱われ方がけっこう違うんだなと感じた。僕は子どものころから原典の翻訳や映画を見比べるのが好きで、その経験をもとに答えるよ。
まずは『ピーター・パン』系のウエンディーについて。『ピーター・パン』の原作やディズニー作品を出発点にすると、公式の続編や派生作品はいくつか存在する。たとえばジェラルディン・マッコーガンによる続編として知られる『Peter Pan in Scarlet』は、原作を継ぐ形で公認された長編で、大人になった登場人物たちの物語が描かれる。ディズニー側では『Return to Never Land』のようにウエンディーの娘ジェーンを中心に据えた公式映画があるし、近年の実写化『Peter Pan & Wendy』でもウエンディーは重要な役割を担っている。
結論めいた言い方をすると、ウエンディーを主役に完全に特化した単独スピンオフというよりは、彼女やその血筋を中心に据えた公認の続編や派生作が公式に存在すると言える。作品によっては主役の扱いが変わるので、“ウエンディー主人公のスピンオフ”をどう定義するかで答えは少し変わるだろう。個人的には、原作世界の公式続編を追えばウエンディーにフォーカスした物語には触れられると感じている。